1851年

コロンビアで奴隷制が廃止。

コロンビア共和国が奴隷制度を廃止し、人権と平等の一歩を踏み出しました。
1851年にコロンビア(当時のニュウグラナダ共和国)で奴隷制が公式に廃止されました。 ホセ・イラリオ・ロペス大統領の下で法令が成立し、8万人以上の黒人奴隷が解放されました。 ラテンアメリカ地域における奴隷制廃止運動の先駆けとなり、周辺諸国にも影響を及ぼしました。 社会経済的には旧奴隷の土地所有権や市民権付与など、さらなる改革が求められました。 この出来事はコロンビアの民主主義と人権意識の成長に寄与しました。
1851年 コロンビア 奴隷制
1863年

セブンスデー・アドベンチスト教会設立。

アメリカでセブンスデー・アドベンチスト教会が正式に設立され、教義と組織が整備されました。
セブンスデー・アドベンチスト教会は、休息日として土曜日(第七日)を守ることを特徴とするキリスト教教派です。 その起源は19世紀のアメリカ宗教復興運動にさかのぼります。 設立にあたり、教義の整理と教会組織の構築が行われました。 教会は後に医療・教育・宣教活動を世界中で展開しました。 現代では数百万人の信者を有するグローバルな教派として知られています。
セブンスデー・アドベンチスト教会
1881年

アメリカ赤十字社設立。

クラーラ・バートンらにより、アメリカ赤十字社が設立されました。
1881年5月21日、クラーラ・バートンらがアメリカ赤十字社を創設しました。 設立者は戦地での救護活動を通じて人道支援の必要性を訴え、組織を立ち上げました。 以降、戦争や災害時に負傷者ケアや医療物資の提供を行うようになりました。 やがてボランティア育成やコミュニティ支援など、活動領域を広げていきました。 現在では国内外に多数の支部を持つ世界的な人道組織となっています。
1881年 アメリカ赤十字社
1916年

イギリスで、世界で2番目の夏時間である英国夏時間を実施。

第一次大戦中の省エネ策として英国夏時間が導入されました。
1916年5月21日、第一次世界大戦中のエネルギー節約策として英国夏時間が初めて実施されました。 ドイツに次いで世界で2番目の夏時間制度導入であり、時計を1時間進めることで日照を有効活用しました。 この措置により夜間照明の使用が削減され、戦時下の石炭消費を抑制しました。 戦後も制度は継続され、現代の夏時間制度の基礎となりました。 その後、夏時間は世界各国に広がり、現在でも多くの国で採用されています。
1916年 イギリス 夏時間 英国夏時間
1924年

シカゴ大学の学生レオポルドとローブがユダヤ人実業家の息子を誘拐・殺害。

1924年、シカゴ大学の学生二人が「完璧な犯罪」を狙い、ユダヤ人実業家の息子を誘拐・殺害した衝撃的な事件です。
ナサニエル・レオポルド・Jr.とリチャード・ローブは、知的優越感から14歳のボビー・フランクス少年を標的にしました。 彼らは高級車で誘拐後、レンツィング・フィールド近くで殺害し遺棄。 事件は全米を震撼させ、著名弁護士クラレンス・ダローが死刑を回避する弁護を展開。 結果として二人は終身刑の判決を受け、犯罪心理学や刑事司法制度に大きな議論を呼び起こしました。
1924年 シカゴ大学 レオポルドとローブ
1938年

津山事件: 岡山県苫田郡で夜半、男が祖母を殺害後、集落内で30人を次々と惨殺し自殺。

1938年、岡山県津山で発生した戦前最大級の殺人事件。男が30人を次々と殺害し、自らも命を絶ちました。
五つの村落で展開されたこの連続殺人事件は、午前2時過ぎに始まりました。 犯人は自宅で祖母を殺害後、農具や猟銃を使って無差別に村人を襲撃。 犠牲者は30人に上り、多くが睡眠中に命を奪われました。 弾薬が尽きると自らも自殺し、動機や背景は長らく謎のまま。 地域社会に深い衝撃を与え、日本の犯罪史に残る痛ましい事件です。
1938年 津山事件 岡山県 苫田郡