1502年

ポルトガルの航海士ジョアン・ダ・ノーヴァがセントヘレナ島を発見。

ポルトガルの航海士ジョアン・ダ・ノーヴァがセントヘレナ島を発見しました。
1502年、ポルトガル王国の航海士ジョアン・ダ・ノーヴァが南大西洋上でセントヘレナ島を発見しました。 彼の航路はアフリカ南端ケープを越えてインド洋へ向かう途中のことで、重要な航海記録となりました。 セントヘレナ島は後に東インド会社の補給地として利用され、大航海時代の航路維持に寄与しました。 孤立した火山島の地理的特徴は海洋航行の安全性を高める目印となりました。 その発見は大西洋航路と海外貿易の発展を象徴する出来事といえます。
1502年 ポルトガル ジョアン・ダ・ノーヴァ セントヘレナ島
1877年

第一号球が初飛行。初の日本製航空機の有人飛行となる。

日本初の国産航空機『第一号球』が有人飛行に成功しました。
1877年5月21日、日本で開発された『第一号球』が初の有人飛行を行いました。 当時の航空技術は黎明期にあり、試作機の飛行成功は国内で画期的な出来事でした。 短距離・低高度の飛行ながら安定性を示し、技術者たちの挑戦精神を象徴しました。 この成功を契機に日本における航空研究は本格化し、後の航空産業発展の下地となりました。 ただし実験は非公式記録で行われたため、詳細なデータは残っていません。
1877年 第一号球 航空機
1927年

チャールズ・リンドバーグがスピリット・オブ・セントルイス号で大西洋単独無着陸飛行に成功。

1927年、リンドバーグが単独無着陸で大西洋横断に成功し、航空史に金字塔を打ち立てました。
チャールズ・リンドバーグは5月20日にニューヨークを離陸し、翌21日にパリ郊外に着陸。 搭乗機はライアン設計の「スピリット・オブ・セントルイス号」。 約33時間半の過酷な飛行で燃料切れ寸前に到着し、一躍国際的英雄となりました。 この偉業は民間航空の発展を加速させ、各国で航空技術競争を誘発しました。
1927年 チャールズ・リンドバーグ スピリット・オブ・セントルイス号 大西洋単独無着陸飛行
2005年

KC 767が初飛行する。

2005年5月21日、ボーイングKC-767空中給油機が初飛行を行いました。
ボーイング社が開発したKC-767は空中給油機および輸送機として設計されました。2005年5月21日にワシントン州ペインフィールドを飛来し、初飛行を成功させました。この機体は主に日本の航空自衛隊向けに製造されたモデルであり、空中給油能力の向上が図られています。初飛行では機体の基礎性能や給油システムの試験が行われ、安定した飛行が確認されました。今後の空中給油や輸送任務での運用が期待される機体です。
KC-767
2010年

宇宙航空研究開発機構が金星探査機「あかつき」・小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」を打上げ。

2010年5月21日、JAXAが金星探査機「あかつき」とIKAROSを同時打ち上げました。
2010年5月21日、JAXAは鹿児島県の種子島宇宙センターからH-IIAロケットで金星探査機「あかつき」と小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」を同時打ち上げました。あかつきは金星大気の気象観測を目的としており、IKAROSは世界初の実用的ソーラーセイル技術を試験するミッションです。打上げは成功し、両機とも予定軌道に投入されました。この成果は宇宙探査技術の新たな展開を示し、国際的にも注目を集めました。今後の金星探査や太陽帆航行技術の発展に重要な一歩となりました。
2010年 宇宙航空研究開発機構 あかつき IKAROS
2012年

2012年5月21日の日食 :日本で金環日食が東京で173年ぶりに観測される。

2012年5月21日、日本全国で173年ぶりとなる金環日食が観測され、多くの人々が神秘的な光景に魅了されました。
2012年5月21日の金環日食は月が太陽の中央部を覆い光のリングが出現する神秘的な天体ショーでした。北海道から鹿児島まで広範囲で観測でき、東京都心でも173年ぶりに環が繋がる瞬間が確認されました。この日には各地で観察イベントが催され、多くの人々が専用グラス越しに空を見上げました。金環状態は約2分間続き、周囲は一時的に薄暗くなり静寂が訪れました。天文学的には、月と太陽の視直径がほぼ一致することで起こる珍しい現象として世界中で注目されました。
2012年 2012年5月21日の日食 金環日食