1498年

ヴァスコ・ダ・ガマが第一次航海でインド西岸のカリカット(コーリコード)に到達。

ヴァスコ・ダ・ガマがインド西岸のカリカットに到達し、欧州からアジアへの新たな海上交易路を開拓しました。
1498年5月20日、ポルトガルの探検家ヴァスコ・ダ・ガマは第一次航海でアフリカ大陸南端を回りインド西岸のカリカットに到達しました。 この航海はヨーロッパからインドへの直接航路を開くもので、イスラム商人を介さない香辛料貿易の始まりを意味します。 ダ・ガマは約一年間にわたる過酷な航海を経て、香辛料や宝石を満載した帰路に成功しました。 この成果はポルトガル王マヌエル1世に称賛され、以後インド洋での本格的な植民地政策が推進されます。 海上交易路の開拓は大航海時代の象徴的な出来事として、世界経済の構造を大きく変革しました。
1498年 ヴァスコ・ダ・ガマ インド コーリコード
1873年

リーヴァイ・ストラウスとジェイコブ・デイヴィスがリベットでポケットを補強したズボンの特許を取得、ジーンズの発祥とされる。

リーヴァイ・ストラウスとジェイコブ・デイヴィスがジーンズの特許を取得し、歴史的ファッションアイテムが誕生しました。
1873年5月20日、リーヴァイ・ストラウスと仕立て職人ジェイコブ・デイヴィスはズボンのポケットをリベットで補強する特許を取得しました。 この技術は鉱山労働者向けの耐久性に優れた作業ズボンとして開発されました。 リーヴァイ社はこの特許を基に生産を拡大し、“ジーンズ”として世界的に普及させました。 当初は労働着だったジーンズが次第に大衆文化やファッションアイコンへと進化しました。 現在ではデニム文化の象徴として、多種多様なデザインが展開されています。
1873年 リーヴァイ・ストラウス リベット ポケット ズボン 特許 ジーンズ
1909年

うま味調味料「味の素」発売。

1909年、日本で初のうま味調味料「味の素」が発売され、食文化を一変させました。
1909年5月20日、東京の池田屋(現味の素株式会社)が、河岸産こんぶから抽出したグルタミン酸ナトリウムを主成分とする調味料「味の素」を発売しました。東京帝国大学の池田菊苗教授が昆布のうま味成分を突き止めた研究成果を元に、一般家庭で簡便にうま味を加えられる画期的製品として商品化されました。発売当初から日本全国で好評を博し、飲食店を中心に広く普及しました。その後「味の素」の名で知られるようになり、世界各国へ輸出されることで国際的にも「うま味」概念の普及に寄与しました。調味料市場に革新をもたらし、現代の「第5の基本味」として認知されるきっかけとなりました。
1909年 うま味調味料 味の素
1950年

臨時石炭鉱業管理法廃止。炭鉱の国家管理が終了。

臨時石炭鉱業管理法が廃止され、戦後の石炭産業における国家管理が終了した。
第二次世界大戦直後、石炭資源の安定供給を図るため施行された臨時石炭鉱業管理法は、1950年5月20日に廃止された。 これにより、1949年から続いた石炭鉱山の国営管理が終了し、民間企業への返還が進められた。 石炭産業は日本の燃料供給の中心であり、戦後復興期には重要な役割を果たした。 国家管理の終了は、産業の自由化と市場競争の再構築を促す契機となった。 その後、石炭産業は徐々に衰退し、石油等へのエネルギーシフトが進行していった。
1950年 臨時石炭鉱業管理法