05月20日

出来事 - 文化・芸術

1609年

ウィリアム・シェイクスピアの『ソネット集』がトマス・ソープによって発刊される。

ウィリアム・シェイクスピアの『ソネット集』がトマス・ソープによって初めて刊行されました。
1609年5月20日、イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの『ソネット集（Sonnets）』がロンドンで刊行されました。 出版者はトマス・ソープで、全154編のソネットが集められた初版が世に出ました。 献辞には“Mr. W.H.”への言及があり、長年にわたり謎とされてきたミステリーを生んでいます。 シェイクスピアのソネットは愛や時間、芸術への賛歌などをテーマに深い共感を呼び、詩文学の金字塔となりました。 初版には誤植や順序の異同があり、テキスト校訂の対象としても重要視されています。
1609年 ウィリアム・シェイクスピア ソネット集 トマス・ソープ 英語版
1903年

日本人で初めてチベットに入国した仏教学者・河口慧海が4年ぶりに帰国。

1903年、日本人仏教学者の河口慧海が4年ぶりにチベットから帰国し、その探求と冒険が注目を集めました。
1903年5月20日、日本の仏教学者河口慧海（かわぐち えかい）は、1900年に単身でチベットへ入国して以来の4年間に及ぶ厳しい山岳地帯での探検と学術調査を終え、台湾経由で帰国しました。彼は当時外部に閉ざされていたラサへ到達し、多数の仏教経典写本や民間伝承を収集したほか、現地修行僧との交流を通じて密教儀礼を取材しました。帰国後、その詳細な旅行記や研究報告は日本国内で大きな反響を呼び、仏教研究や東方文化への関心を喚起しました。河口の成果は後の仏教学研究や西洋学者によるチベット学の発展にも寄与し、日本人の学術探検家として知られるきっかけとなりました。
1903年 チベット 河口慧海
1954年

ビル・ヘイリーのシングルレコード「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が発売。ロックンロールブームとなる。

ビル・ヘイリーの『ロック・アラウンド・ザ・クロック』が発売され、世界的なロックンロールブームの火付け役となった。
1954年5月20日、アメリカのロック歌手ビル・ヘイリーがシングルレコード『ロック・アラウンド・ザ・クロック』をリリースした。 映画『暴力教室』の主題歌に採用されたことで爆発的なヒットとなり、一躍ロックンロールの代名詞となった。 この曲は若者文化の象徴となり、世界中で踊りの形式やファッションにも大きな影響を与えた。 楽曲の成功はロックンロールをメインストリームに押し上げ、後の音楽シーンに多大な影響を残した。 ビル・ヘイリーはこのヒットで国際的なスターとなり、ロック史におけるパイオニアの一人とされている。
1954年 ビル・ヘイリー ロック・アラウンド・ザ・クロック ロックンロール
1968年

「信濃の国」が正式に長野県の県歌として制定される。

長野県の県歌として『信濃の国』が正式に制定された。
1968年5月20日、長野県は公式に県歌『信濃の国』を制定した。 『信濃の国』は明治時代に作詞・作曲され、県民に親しまれてきた楽曲である。 制定にあたり、県の歴史や自然、文化を象徴する歌詞が改めて評価された。 式典では知事や県議会議長らが出席し、県民代表による合唱が行われた。 この制定は地域アイデンティティの強化と文化振興に寄与する重要な出来事だった。
1968年 信濃の国 長野県