1910年

ハレー彗星が太陽面を通過し、地球が彗星の尾の中に入る。「地球に衝突する」「酸素がなくなる」などのデマでパニックになる。

1910年5月19日、ハレー彗星が太陽面を通過し、地球が彗星の尾に入ったとされる現象でパニックが起こりました。
1910年5月19日、ハレー彗星の尾が地球軌道を横切り、大気中に氰化毒ガスが降り注ぐとの噂が拡散。 当時の報道や広告で『死のガスが来る』と煽られ、人々は大量のマスクや蛇行薬を買い求めました。 結果として健康被害はなく、科学的に誤情報と判明しましたが、社会的パニックを誘発。 この事件は天文現象とマスメディアの影響力を示す歴史的事例となりました。 後の天文学的観測により誇張されたデマと判明し、情報リテラシーの重要性を示す教訓となりました。
1910年 ハレー彗星 デマ
1956年

科学技術庁設置。

1956年5月19日、日本に科学技術庁が設置されました。
1956年5月19日、科学技術の振興と研究開発の推進を目的として科学技術庁が内閣府の外局として設立されました。科学技術政策の企画・調整や基礎・応用研究の支援を担い、高度経済成長期の技術革新を支える中核機関となりました。その後、文部省との統合を経て、現在の文部科学省理科連携部門へと発展しています。
1956年 科学技術庁
1961年

ソ連による世界初の金星探査機「ベネラ1号」が金星に最接近。(打ち上げは2月12日)

世界初の金星探査機ベネラ1号が5月19日に金星に最接近しました。ソ連が打ち上げたこの探査機は金星周辺のデータを送信し、後続の探査計画に大きな影響を与えました。
ソ連が1961年2月12日に打ち上げた世界初の金星探査機ベネラ1号は、 5月19日に金星に最も接近し、探査機から初めての金星周辺データが送信されました。 通信は正常に行われたものの、後の軌道制御に問題が生じ、 本格的な表面観測は実現しませんでした。 それでもこの成果は金星探査の先駆けとなり、 後続するベネラ計画において貴重な知見をもたらしました。
1961年 ソ連 ベネラ1号
1971年

ソ連が火星探査機「マルス2号」を打上げ。

ソ連が火星探査機マルス2号を打ち上げ、初の火星軌道投入と着陸機の運用を目指しました。
1971年5月19日、ソ連が火星探査機マルス2号を打ち上げました。 目標は火星軌道への投入と着陸機の動作確認で、 7月に火星軌道へ到達して軌道船からの観測を開始しました。 しかし着陸機は着陸前に通信が途絶し、 表面観測には至りませんでした。 それでもマルス2号はソ連の火星探査技術発展に寄与しました。
1971年 マルス2号
2008年

ドバイで建設中のブルジュ・ドバイ(現 ブルジュ・ハリーファ)が、1991年に倒壊したワルシャワラジオ塔の高さ649.7mに達し、史上最も高い建造物となる。

建設中のブルジュ・ドバイが高さ649.7mに到達し、世界最高の建造物となりました。
2008年5月19日、建設中のブルジュ・ドバイ(現ブルジュ・ハリーファ)が高さ649.7mに到達しました。 これは1991年に倒壊したワルシャワラジオ塔の記録を上回る世界最高記録です。 建築設計はスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリルが担当し、 UAEの発展象徴として注目を集めました。 その後さらに高さを伸ばし、2010年に正式に開業しました。
2008年 ブルジュ・ハリーファ ワルシャワラジオ塔
2017年

沖縄県・石垣島の「白保竿根田原洞穴遺跡」で見つかった人骨が、国内最古の約2万7千年前のものとみられることを、沖縄県立埋蔵文化財センターが発表。

2017年5月19日、石垣島の白保洞穴遺跡で発見された人骨が2万7千年前の国内最古級と発表。
沖縄県立埋蔵文化財センターは2017年5月19日、石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で出土した人骨を分析した結果、約2万7千年前のものであると発表した。 これまで確認されていた国内最古の旧石器時代遺物を上回る新たな発見として、大きな話題を呼んだ。 炭素14年代測定により時期を特定し、当時の気候や人々の生活様式の検証に貴重な資料となった。 洞穴内には石器や獣骨なども残されており、先史時代の東アジアにおける人類活動を示す重要な手がかりとなっている。 今後は遺跡のさらなる調査・保存が進められる見通しである。
沖縄県 石垣島