804年

アルクィン

(735 - 804)

修道士

修道士
9世紀初頭にカール大帝の宮廷で活躍した学者・修道士。
735年頃イングランドのヨークで生まれたアルクィンは、イングランドの修道院で教育を受けた後、カール大帝に招かれて宮廷に仕えました。宮廷学校の校長として学芸の振興に努め、写本の収集や写字業務を統括しました。カロリング=ルネサンスを牽引する中心人物として、ヨーロッパの教育改革に大きく貢献しました。詩人や書簡作家としても知られ、多くの著作を遺しました。804年に没し、その業績は後世の学問制度に影響を与え続けました。
804年 アルクィン 修道士 735年
1887年

矢野玄道

(1823 - 1887)

国学者

国学者
江戸後期から明治期の国学者。神道研究を通じて日本古来の文化や歴史の再評価に貢献しました。
1823年に伊勢国で生まれた矢野玄道は、国学の伝統を継承しつつ新たな視点を取り入れた学者です。 古代文献や神話を研究し、神道の儀礼や祭祀の解明に努めました。 特に『古事記』や『日本書紀』の注釈書を著し、当時の学界で高い評価を得ます。 幕末から明治維新にかけては教育者として多くの人材を育成し、伝統文化の重要性を説きました。 日本のアイデンティティ形成に寄与し、その思想は後進の国学者に受け継がれています。 1887年に没しましたが、研究成果は現代にも影響を残しています。
1887年 矢野玄道 国学者 1823年
1935年

トーマス・エドワード・ロレンス

(1888 - 1935)

イギリスの軍人、考古学者

イギリスの軍人 考古学者
イギリスの軍人・考古学者で、アラビア反乱を支援した伝説的人物。
トーマス・エドワード・ロレンス(1888-1935)はイギリスの軍人・考古学者。 オックスフォード大学で考古学を学び、シリアやパレスチナで発掘に従事。 第一次世界大戦中はアラブ反乱軍と協力し、オスマン帝国軍への攻撃を指揮。 『知恵の七柱』を著して自身の経験と政治的考察を記録。 映画『アラビアのロレンス』によりその大胆な行動が世界的に知られる。
トーマス・エドワード・ロレンス イギリス 考古学者 1888年
1940年

フィリップ・フルトヴェングラー

(1869 - 1940)

数学者

数学者
ドイツの数学者で、数論の研究における重要な定理を提唱した学者。
フィリップ・フルトヴェングラー(1869-1940)はドイツの数学者。 ゲッティンゲン大学で教鞭をとり、代数的整数論やクラス体論を研究。 フルトヴェングラーの定理として知られる相互法則を提唱。 多数の論文を発表し、後の研究者に影響を与えた。 20世紀初頭の数学界を牽引した学者。
1940年 フィリップ・フルトヴェングラー 数学者 1869年
1942年

ジョゼフ・ラーモア

(1857 - 1942)

物理学者

物理学者
英国の理論物理学者で、電子論や磁気現象に関する研究で知られる。
ジョゼフ・ラーモア(1857-1942)は英国の理論物理学者。 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのフェローとして活躍。 電子の自己磁場やラーモア周波数などを研究し、多くの公式を確立。 ラーモア半径やラーモア公式は古典電磁気学の基礎となった。 詩人としても作品を残し、科学者と芸術家の二面性を併せ持っていた。
ジョゼフ・ラーモア 物理学者
1961年

アーノルド・ゲゼル

(1880 - 1961)

心理学者

心理学者
アメリカの発達心理学者。子どもの成長過程を科学的に研究した先駆者。
1880年アメリカ生まれ。子どもの発達段階を観察・記録する『ゲゼル発達スケジュール』を開発。 イェール大学で児童発達クリニックを設立し、多くの研究を指導した。 脳の成熟と行動の関係を示す理論を提唱し、発達心理学の基礎を築いた。 研究成果は教育現場や育児指導に取り入れられ、現代の乳幼児研究に大きな影響を与えた。 1961年に没し、その業績は今日も発達心理学の重要な柱となっている。
1961年 アーノルド・ゲゼル 心理学者 1880年
1974年

南原繁

(1889 - 1974)

東京帝国大学総長、政治学者

東京帝国大学総長 政治学者
日本の政治学者で、東京帝国大学総長を務めました。政治学の教育と研究に生涯を捧げた学者です。
1889年に生まれ、東京帝国大学で政治学の研究と教育に従事しました。 大学総長として学内の発展に貢献し、多くの学生を指導しました。 専門は政治思想で、戦前から戦後にかけて日本の学界を支えた人物です。 1974年5月19日に逝去しました。
1974年 南原繁 東京帝国大学 政治学者 1889年
1978年

岩淵悦太郎

(1905 - 1978)

国語学者

国語学者
日本の国語学者。国語研究の発展に寄与しました。
1905年生まれ。国語学の研究・教育に携わり、言語の仕組みや用法の解明に貢献しました。 学術論文や著作を通じて後進の育成にも力を尽くしました。 1978年5月19日に逝去しました。
1978年 岩淵悦太郎 国語学者 1905年
2004年

金田一春彦

(1913 - 2004)

国語学者

国語学者
日本の国語学者。日本語研究の第一人者。
1913年東京に生まれ、東京帝国大学文学部卒。 日本語の方言研究や歴史言語学を専門とし、多くの辞典や文法書を著す。 子どもの言語発達研究や国語教育にも貢献。 文化功労者や文化勲章を受章し、その業績は現代の国語学に大きな影響を与えた。 2004年5月19日に逝去。
2004年 金田一春彦 国語学者 1913年