05月19日の命日 - 芸術家・音楽家

1601年

コスタンツォ・ポルタ

作曲家

ルネサンス期イタリアの作曲家、リュート音楽の先駆者。

1528年または1529年に生まれたコスタンツォ・ポルタは、パドヴァ大学で音楽理論を学び、リュートや声楽の作曲で知られています。抒情的な旋律と複雑な対位法を駆使した作品を多数残し、ルネサンス音楽の重要作曲家として評価されました。彼の出版した歌曲集はヨーロッパ各地で広まり、多くの楽譜伝承に影響を与えました。国内外の芸術サロンで演奏され、後世の音楽家にも参照され続けています。1601年に没し、その作品は現在でも演奏されています。

1601年コスタンツォ・ポルタ作曲家 1528年 1529年

1786年

ジョン・スタンリー

(1712 - 1786)

作曲家

18世紀イングランドの作曲家・オルガニスト。視覚障害を乗り越え、教会音楽と協奏曲で功績を残しました。

1712年にロンドンで生まれたジョン・スタンリーは、幼少時に視力を失いながらも教会オルガニストとしてキャリアを歩みました。彼のオルガン協奏曲は当時のロンドン音楽界で高く評価され、出版された作品は多くの愛好家に親しまれました。特に演奏技術と作曲技法のバランスに優れ、流麗で活気ある旋律が特徴です。また、教会音楽や室内楽作品でも活動し、プロテスタント教会音楽の発展に寄与しました。その生涯を通じて盲目のハンディキャップを克服し、多くの後進に影響を与えました。 1786年にロンドンで没し、その功績は後世まで語り継がれています。

1786年ジョン・スタンリー作曲家 1712年

1850年

アダルベルト・ギロヴェッツ

(1763 - 1850)

作曲家

ボヘミア出身の古典派作曲家。交響曲や室内楽、協奏曲を手掛け、ウィーン古典派音楽界で活躍しました。

1763年に現在のチェコで生まれたアダルベルト・ギロヴェッツは、ウィーンを拠点に活動した作曲家です。交響曲を60番以上、弦楽四重奏曲や協奏曲も多数手掛け、古典派音楽の伝統を継承。ウィーン宮廷楽団のメンバーとしてサリエリやモーツァルトと交流があったと伝えられます。その音楽は明快な構造と優雅な旋律が特徴で、当時のサロンや劇場で高く評価されました。パリやプラハでも演奏会を開き、国際的な評価を得た作風は今日も親しまれています。 1850年にウィーンで没し、その作品は現在も演奏レパートリーに含まれています。

1850年アダルベルト・ギロヴェッツ作曲家 1763年

1918年

フェルディナント・ホドラー

(1853 - 1918)

画家

スイスの画家。象徴主義とモダニズムを融合した独自の作風で、国民的巨匠と称えられます。

1853年にベルンで生まれたフェルディナント・ホドラーは、象徴主義的な表現と初期モダニズムを融合させた画家です。主要作『夜明け』や『死の行進』などで、人間の存在と自然の調和を壮大な構図で表現しました。彼の作品には反復と対称性を重視する「平行主義」が見られ、精神的世界観を示唆します。スイスの風景画でも高い評価を受け、国際展覧会へも出品しました。教鞭を執り多くの画家を育て、1918年に没するまで精力的に制作を続けました。今日でもスイス美術の巨匠として尊敬されています。

1918年フェルディナント・ホドラー画家 1853年

1935年

チャールズ・マーティン・レフラー

(1861 - 1935)

作曲家

ドイツ生まれの作曲家で、アメリカで活動した印象派風の音楽家。

チャールズ・マーティン・レフラー（1861-1935）はドイツ生まれの作曲家。 1881年にアメリカへ移住し、ボストン交響楽団のヴァイオリニストとして活躍。印象主義的な調性と北欧やケルトの民謡要素を融合した作風が特徴。代表作に『夏の幻想』や室内楽曲などがあり、音楽界で高く評価された。初期アメリカ音楽史における重要人物の一人とされる。

1935年チャールズ・マーティン・レフラー 1861年

1954年

チャールズ・アイヴズ

(1874 - 1954)

作曲家

アメリカの作曲家で、ポリトーナリティを駆使した近代音楽の先駆者。

チャールズ・アイヴズ（1874-1954）はアメリカの作曲家。コネチカット州デンベリー出身で、保険業の実業家としても活躍。ポリトーナリティや実験的手法を取り入れた作品で知られる。代表作に『答えのない問い』や交響曲第2番などがある。 20世紀のアメリカ音楽に革新をもたらし、後の作曲家に影響を与えた。

1954年チャールズ・アイヴズ 1874年

1968年

山口薫

(1907 - 1968)

画家

日本の画家。抽象的な色彩表現で知られ、戦後美術界に影響を与えた。

1907年に京都で生まれ、東京美術学校で洋画を学ぶ。戦前は具象的な肖像画や風景画を制作し、その繊細な筆致が評価された。戦後は抽象表現主義に傾倒し、色彩と形態の自由な構成を追求。個展やグループ展で発表を重ね、日本の前衛美術運動を牽引した。 1968年に逝去し、その革新的な作品は現在も高く評価されている。

山口薫 1907年

1969年

コールマン・ホーキンス

(1904 - 1969)

ジャズサクソフォーン奏者

『テナーサックスの父』とも称されたアメリカのジャズ奏者。卓越した即興演奏で後進に影響を与えた。

1904年アメリカ生まれ。1920年代にフレッチャー・ヘンダーソン楽団のリード奏者として活躍。卓越した即興ソロでスウィング時代を代表するサクソフォン奏者に。 1939年録音の『Body and Soul』は歴史的名演とされ、多くのミュージシャンに影響を与えた。その後も欧州ツアーやビバップのセッションに参加し、常に新しい音楽に挑戦。 1969年に没するまで、ジャズ界の重要人物として存在感を示し続けた。

1969年コールマン・ホーキンスジャズサクソフォーン 1904年

1970年

岡晴夫

(1916 - 1970)

歌手

日本の歌手。情感豊かな歌声で戦後歌謡曲の発展に貢献した。

1916年東京生まれ。1938年に歌手としてデビューし、その温かな声質と抒情的な歌唱で人気を博した。戦後のラジオ放送で数多くのヒット曲を発表し、日本の歌謡曲シーンを牽引。映画や舞台にも出演し、多方面で活躍。演歌・歌謡曲の基礎を築いた一人として評価され、その歌声は現在も多くのファンに愛されている。 1970年に逝去。

1970年岡晴夫歌手 1916年

1985年

タピオ・ヴィルカラ

(1915 - 1985)

デザイナー、彫刻家

デザイナー彫刻家

フィンランドのデザイナー・彫刻家。北欧デザインを代表する人物です。

1915年にフィンランドで生まれ、彫刻や家具、ガラス工芸など幅広い分野で活動しました。シンプルかつ機能美を追求した作品は国際的に高く評価されました。 1985年5月19日に逝去しました。

1985年タピオ・ヴィルカラデザイナー彫刻家 1915年

2017年

杉田豊

(1930 - 2017)

グラフィックデザイナー・絵本作家

グラフィックデザイナー兼絵本作家。柔らかなタッチと温かみのある色彩で幅広い世代に愛された。

杉田豊 (1930年–2017年) は、日本を代表するグラフィックデザイナーかつ絵本作家。 1960年代からデザインの第一線で活躍し、広告や書籍装丁など多岐にわたる作品を手がけた。 1970年代には絵本作家としてデビューし、子どもから大人まで楽しめる温かいストーリーとイラストで人気を博した。その独特の色使いと構図は後進のデザイナーに大きな影響を与えた。生涯を通じて国内外の美術展にも出品し、アートとデザインの融合を追求した。

2017年杉田豊グラフィックデザイナー絵本作家 1930年