1865年

万国電信連合(現 国際電気通信連合)が発足する。

1865年、万国電信連合(現 国際電気通信連合)が発足しました。
ジュネーヴで開催された国際電信会議において各国は電信規格の統一と運用の協力を合意しました。これにより国際間の通信が効率化され、料金や技術基準が標準化されました。組織は万国電信連合として設立され、欧州諸国を中心に加盟が進みました。後に電気通信の発展に合わせて名称や業務を拡充し、現在のITUへと発展しました。ITUは無線通信や衛星通信の分野でも国際協力を推進する専門機関です。
1865年 国際電気通信連合
1962年

大日本製薬が、前年11月に奇形児出産の恐れがあると指摘されるも製造を続けていたサリドマイドの出荷を停止。

大日本製薬がサリドマイド製剤の製造・出荷を停止し、日本における薬事規制強化の転機となった。
1962年5月17日、大日本製薬は副作用として胎児の四肢障害が報告されていた睡眠薬サリドマイドの国内製造・出荷を停止した。これまで妊婦のつわり止めとして処方されていたが、深刻な先天性障害が判明し社会問題化。国内での中止は医薬品の安全管理強化や薬事法改正を促し、医療現場と行政の薬害防止体制整備に大きな影響を与えた。
1962年 大日本製薬 奇形児 サリドマイド
1969年

ベネラ計画:ソ連の金星探査機「ベネラ6号」が金星に着陸。

ソ連の金星探査機ベネラ6号が金星大気圏に着陸し、大気圏内の環境データを送信した。
1969年5月17日、ソ連のベネラ計画の一環として金星探査機ベネラ6号が金星に軟着陸に成功。搭載された大気圧計や温度計により金星大気の温度、圧力、化学組成が初めて詳細に測定された。送信されたデータは金星探査の基盤資料となり、以後の惑星探査技術の発展に寄与した。冷たく乾燥した大気条件は地球とは大きく異なり、極限環境下での探査機設計に新たな課題を投げかけた。
1969年 ベネラ計画 ベネラ6号 金星