05月16日の命日 - 科学者・研究者

1782年

ダニエル・ソランダー

(1733 - 1782)

植物学者

リンネ門下のスウェーデンの植物学者。

ダニエル・ソランダー（1733-1782）は、スウェーデンの植物学者でカール・リンネの弟子であった。ジェームズ・クックの世界一周航海に植物学者として参加し、南太平洋各地で数多くの植物標本を採集した。後に英国王立協会のフェローに選ばれ、採集した標本は大英博物館（現ナショナル・ミュージアム）に所蔵された。分類学の手法を駆使し、植物地理学の基礎を築いた功績がある。

1782年ダニエル・ソランダー植物学者 1733年

1830年

ジョゼフ・フーリエ

(1768 - 1830)

数学者

フーリエ級数で知られるフランスの数学者・物理学者。

ジョゼフ・フーリエ（1768-1830）は、フランスの数学者・物理学者である。熱伝導方程式の研究を通じてフーリエ解析を確立し、現代の信号処理や熱工学における基礎を築いた。ナポレオンのエジプト遠征に随行し、エジプト学研究にも関与した。後にグルノーブル府知事やフランス科学アカデミー会長を務め、学術行政にも貢献した。多岐にわたる業績は科学技術の発展に大きな影響を与えた。

1830年ジョゼフ・フーリエ数学者 1768年

文政13年閏3月24日

石川雅望（宿屋飯盛）

(1754 - 1830)

劇作家、国学者

劇作家国学者

江戸時代中期の国学者・劇作家。

石川雅望（1754-1830）は、江戸時代中期の国学者・劇作家である。古典文学や神話の研究を行い、段物と呼ばれる朗読劇の脚本を作成した。江戸の戏曲・江戸浄瑠璃に影響を与えた作品を多数残し、国学の普及に貢献した。私塾を開いて門弟を育成し、後進の研究を支えた。学術と芸能を融合させた独自の活動で知られている。

文政閏3月24日石川雅望劇作家国学者 1754年

明治5年4月10日

佐藤泰然

(1804 - 1872)

医師、順天堂創設者

医師順天堂創設者

日本の医師で順天堂の前身を創設した医学教育の先駆者。

佐藤泰然（1804-1872）は、日本の医師であり、順天堂の前身となる医学塾を創設した。長崎で洋学医術を学び、帰国後に江戸で蘭学を伝え、初期の洋式医療教育に尽力した。門下から多くの医師を輩出し、日本近代医学の基礎を築いた功績が評価されている。幕末から明治期にかけての医学改革に貢献し、医学教育機関の礎を築いた。晩年まで後進の育成に情熱を注いだ。

1872年明治佐藤泰然医師順天堂 1804年

1915年

ジュリヤン・ボードリエ

(1860 - 1915)

書誌学者

1915年ジュリヤン・ボードリエ書誌学者 1860年

1923年

山添喜三郎

(1843 - 1923)

建設技術者

1923年山添喜三郎技術者 1843年

1924年

小口太郎

(1897 - 1924)

歌人、科学者

歌人科学者

小口太郎歌人科学者 1897年

1942年

ブロニスワフ・マリノフスキ

(1884 - 1942)

人類学者

ポーランド出身の文化人類学者。現地調査を重視した参与観察法を確立し、社会人類学の発展に寄与した。

1884年にポーランドのトルンで生まれたマリノフスキは、オックスフォード大学などで学び、人類学の研究に従事しました。 1914年からパプアニューギニアのトロブリアンド諸島で参与観察調査を行い、現地の文化と社会構造を詳細に記録しました。代表作『西部太平洋の探検者たち』では、魔術や宗教の社会的役割を論じ、フィールドワークの重要性を説きました。戦間期のイギリス人類学界を牽引し、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで教授として教壇にも立ちました。 1942年にロンドンで没し、その研究姿勢は現代の文化人類学にも大きな影響を与え続けています。

ブロニスワフ・マリノフスキ人類学者 1884年

1947年

フレデリック・ホプキンズ

(1861 - 1947)

生化学者

イギリスの生化学者。ビタミンの重要性を発見し、1929年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

1861年にイギリスで生まれたホプキンズは、ケンブリッジ大学で化学を学びました。微量栄養素の生理的意義に着目し、特にビタミンの存在とその必要性を実験的に示しました。 1929年にはビタミン研究の功績により、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。研究成果は栄養学や公衆衛生の発展に寄与し、現代のビタミン学の基礎を築きました。 1947年にロンドンで没し、その研究は今日でも薬学や栄養学の重要な礎となっています。

1947年フレデリック・ホプキンズ生化学者 1861年

1959年

ウィリアム・ハモンド・ライト

(1871 - 1959)

天文学者

アメリカの天文学者。リック天文台台長として恒星スペクトル研究を推進した。

1871年にアメリカで生まれたライトは、スタンフォード大学で天文学を学びました。リック天文台に勤務し、恒星のスペクトル解析や銀河の研究を行いました。 1935年から1948年までリック天文台の台長を務め、観測機器の改良を推進しました。アメリカ天文学会の会長も歴任し、天文学界の組織運営に寄与しました。 1959年にカリフォルニア州で没し、その業績は天体物理学の発展に大きく貢献しました。

1959年ウィリアム・ハモンド・ライト天文学者 1871年

2013年

ハインリッヒ・ローラー

(1933 - 2013)

物理学者

1933年生まれのドイツの物理学者。高エネルギー物理学の研究に携わった。

1933年に生まれ、主に高エネルギー物理学の分野で研究を行った。大学教授として後進の教育にも貢献し、多くの論文を発表した。国際共同研究にも参加し、素粒子研究の発展に寄与した。理論と実験を結びつける研究姿勢で知られた。2013年に逝去し、学界に功績を残した。

2013年ハインリッヒ・ローラー物理学者 1933年