1174年
ヌールッディーン
(1118 - 1174)
ザンギー朝君主
ザンギー朝君主
ヌールッディーン朝を統一し、十字軍に立ち向かったイスラム世界の指導者。
1118年にメソポタミアで生まれ、ザンギー朝第2代アターベグとしてシリア・イラクの統治を引き継いだ。兄サアド・ザンギーの死後、ディヤルバクル・アレッポを制圧し、南シリアを統一した。十字軍国家と激しく対峙し、エデッサ攻略などの軍事行動で名を馳せた。宗教的にもスンナ派復興を唱え、マドラサや病院の建設を推進してイスラム文化振興に寄与した。晩年はシリアの諸侯をまとめ、『聖戦(ジハード)』の理念を広めたが、1174年に病没し、その死後兄弟間の権力争いが激化した。
1174年
ヌールッディーン
ザンギー朝
1118年