05月15日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1567年

クラウディオ・モンテヴェルディ

作曲家※洗礼日

イタリア・ルネサンスからバロックへの橋渡しを果たした作曲家。

クラウディオ・モンテヴェルディは1567年にイタリア北部のクレモナで生まれました。ルネサンス音楽の伝統を継承しつつ、新たに生まれたバロック様式を確立した立役者です。代表作には世界最古のオペラとも称される『オルフェオ』や、1610年の『マドリガーレ集第八巻』があります。彼の革新的な調和と表現技法は後世の作曲家に大きな影響を与え、音楽史に重要な足跡を残しました。 1643年にヴェネツィアで客死するまで、多くの宗教曲や世俗曲を創作し続けました。

1567年クラウディオ・モンテヴェルディ作曲家 1643年

1814年

アントワーヌ・シャントルイユ

(1814 - 1873)

画家

フランスの風景画家として大気表現に優れたリアリズム作家。

アントワーヌ・シャントルイユは1814年にフランスのポン＝ド＝ヴーで生まれました。バルビゾン派に近い写実主義風景画家として知られ、自然光や大気の表現に卓越しました。サロンで高い評価を受け、特に朝霧や黄昏の風景画が好評を博しました。コローやミレーとも交流し、風景画の新たな可能性を追求しました。 1873年に没し、その作品は後の印象派にも影響を与えました。

1814年アントワーヌ・シャントルイユ画家 1873年

1848年

ヴィクトル・ヴァスネツォフ

(1848 - 1926)

画家

ロシアの画家。歴史や民俗を題材にした象徴主義的な作風で知られる。

ヴィクトル・ヴァスネツォフ（1848-1926）はロシアの画家、象徴主義の先駆者である。歴史や民俗伝承を題材にした絵画で高い評価を受け、代表作に『三人の英雄（ボガティリ）』や『十字路の騎士』がある。モスクワのトレチャコフ美術館の装飾や建築デザインにも関わり、ロシア民族復興運動に影響を与えた。多くの若手画家に影響を与え、ロシア絵画の発展に大きく寄与した。彼の作品は現在もロシア各地の美術館で鑑賞できる。

1848年ヴィクトル・ヴァスネツォフ 1926年

1854年

パーヴェル・パプスト

(1854 - 1897)

ピアニスト、作曲家

ピアニスト作曲家

ドイツ系ロシア人のピアニスト・作曲家。モスクワ音楽院で教鞭をとり、華麗な演奏と作品で名を馳せた。

パーヴェル・パプスト（1854-1897）はドイツ系ロシア人のピアニスト、作曲家である。モスクワ音楽院で教鞭を執り、リスト直系の技巧を受け継いだ演奏で高い評価を得た。自身の作品では『ピアノ協奏曲ホ長調』が代表作として知られる。また、グリンカやチャイコフスキーの作品をピアノ独奏用に編曲し、多くの聴衆を魅了した。教え子には後にロシア音楽界を担う演奏家が含まれている。

1854年パーヴェル・パプストピアニスト作曲家 1897年

1864年

ヴィルヘルム・ハンマースホイ

(1864 - 1916)

画家

デンマークの画家。静謐な室内画で知られる。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ（1864-1916）はデンマークの画家である。落ち着いた色調と簡素な構図による室内風景画を得意とし、静寂感あふれる作品を制作した。妻イーダや自身のアパートの室内を描いた作品群は北欧美術を代表するものとされる。印象派や象徴主義の影響を受けつつも、自身の抑制された美学を確立した。彼の作品は現在コペンハーゲン美術館などで高く評価されている。

1864年ヴィルヘルム・ハンマースホイ 1916年

1876年

杉浦非水

(1876 - 1965)

グラフィックデザイナー

日本のグラフィックデザイナー。装丁やポスターで近代デザインを牽引した。

杉浦非水（1876-1965）は日本のグラフィックデザイナーである。大正から昭和初期にかけて多くの書籍装丁や博覧会ポスターを手がけ、日本独自のデザイン美を確立した。アール・ヌーヴォーやジャポニズムの要素を取り入れた作風で知られる。雑誌『中央公論』の表紙や展覧会ポスターなどを通じて、近代日本の視覚文化に大きな影響を与えた。戦後はデザイン教育にも携わり、多くの後進を育成した。

1876年杉浦非水グラフィックデザイナー 1965年

1891年

村野藤吾

(1891 - 1984)

建築家

昭和期を代表する日本の建築家。伝統とモダンを融合させた作品で知られる。

1891年に生まれ、東京帝国大学で建築を学ぶ。独立後、ホテルニューオータニや国立民族学博物館など多彩な作品を手がける。伝統的日本建築の要素とモダニズムを融合させる設計手法が高く評価される。後進の育成にも尽力し、多くの建築家に影響を与えた。 1984年に没し、日本建築界に大きな足跡を残した。

1891年村野藤吾建築家 1984年

1905年

福田蘭童

(1905 - 1976)

音楽家、随筆家

音楽家随筆家

日本の音楽家、随筆家。幅広い創作活動を展開した。

福田蘭童音楽家随筆家 1976年

1920年

大竹省二

(1920 - 2015)

写真家

日本の写真家。独自の視点で日常の風景や人物を捉えた作品で知られる。

1920年に生まれ、戦後の日本で写真活動を開始した。モノクロ作品を中心に、人々の日常や都市風景を鋭い視線で切り取った。ポートレートや風景写真などジャンルを問わない多様な作品を残した。国内外で写真展を開催し高い評価を得た。 2015年に没し、その作品は多くの写真家に影響を与え続けている。

1920年大竹省二写真家 2015年

1922年

清水九兵衛

(1922 - 2006)

彫刻家

日本の彫刻家。多様な素材を用いた彫刻作品で知られた。

1922年に生まれ、彫刻家として活動。木彫や石彫など様々な素材に挑戦し、表現の幅を広げた。抽象的な造形作品から具象的な人間像まで、多彩な作風を展開。国内外の展覧会に出品し、その造形美は高く評価された。 2006年に逝去。

清水九兵衛彫刻家 2006年

1923年

リチャード・アヴェドン

(1923 - 2004)

写真家

アメリカの写真家。ファッション写真とポートレート写真で革新をもたらした。

1923年ニューヨーク生まれ。若くしてHarper's Bazaarでフォトグラファーとして活躍を始める。スタジオでの白背景を用いたポートレートで被写体の内面を浮き彫りにした。 Vogue誌の表紙を数多く手がけ、モード写真の常識を覆した。 1985年に『In the American West』を発表し、新たなドキュメンタリー写真の潮流を生んだ。 2004年に没し、文化的アイコンを捉えたポートレートは今も高く評価されている。

1923年リチャード・アヴェドン 2004年

1930年

ジャスパー・ジョーンズ

画家

アメリカの現代画家。ポップアートや抽象表現主義の手法を取り入れた作品で世界的に評価される。

1930年ニュージャージー州に生まれ、1950年代に絵画制作を開始。数字や地図、旗などの日常的なモチーフを大胆に用い、視覚と言語の境界を探る作品で知られる。1960年代にはアンドリュー・ワーホルらとともに現代美術の革新を牽引し、代表作に「国旗」シリーズがある。その影響は建築やデザインの領域にも及び、世界中の美術館で個展が開催された。長きにわたり精力的な制作活動を続けている。

1930年ジャスパー・ジョーンズ画家