六渡寺獅子舞

国・地域: 日本

富山県射水市六渡寺にある日枝神社の祭礼。5月14日の春祭り、と10月6日の秋祭りに「六渡寺獅子舞」が奉納される。安政3年(1856年)3月に加賀藩主前田斉泰が、中納言昇進のお祝いに赤飯・昆布・スルメを六渡寺住民に配布したお礼として獅子舞が舞われたという記録が残る。夜祭では、天狗が松明を持って獅子の相手をする夜叟振舞が舞われる。

富山県射水市六渡寺の日枝神社で春祭りとして5月14日に奉納される伝統的な獅子舞です。
富山県射水市六渡寺の日枝神社では、毎年5月14日に春の大祭礼として『六渡寺獅子舞』が奉納されます。 この獅子舞は安政3年(1856年)、加賀藩主前田斉泰が住民に赤飯や昆布を配ったお礼として始まったと伝えられます。 昼の舞では勇壮な獅子が舞台を駆け回り、悪疫退散や豊作祈願の意味が込められています。 夜祭では天狗が松明を手に獅子と絡み合う『夜叟振舞』が披露され、幻想的な光景が訪れた人々を魅了します。 地域住民が一丸となって支援し、伝統を守り継ぐ姿勢が評価され、県内外から多くの見物客が訪れます。 10月6日の秋祭りにも同様の獅子舞が行われ、一年に二度伝統芸能を楽しめる貴重な機会となっています。
日本 富山県 射水市 10月6日 1856年 加賀藩 前田斉泰