1888年

明治唱歌第1集が発行される。

1888年、教育用唱歌集『明治唱歌』第1集が刊行されました。
『明治唱歌』は文部省が学校教育に用いる唱歌をまとめた歌集。 第1集は1888年に発行され、愛国心や勤勉、自然讃歌をテーマとした詩と楽譜を収録。 作詞家・作曲家による新しい教育音楽のスタイルを提示し、全国の小学校で採用。 子どもたちは唱歌を通じて近代国家の理念や道徳教育を学びました。 この刊行は日本の音楽教育史における転換点となり、多くの名曲を生み出しました。 現在でも学校行事や合唱コンクールで歌い継がれています。
1888年 明治唱歌
1910年

ロンドンで日英博覧会開催。10月29日まで。

1910年、ロンドンで日英博覧会が開催されました(10月29日まで)。
日英博覧会は日本と英国の文化・産業交流を目的とした展示会。 1910年5月14日から10月29日までロンドン郊外のホワイトシティで開催。 会場には日本庭園、工芸品、食品サンプルなど多彩な展示が並び、多くの来場者を魅了。 日本政府は近代化の成果をアピールし、海外市場への進出を図りました。 一方英国側も織物や機械工業の最新技術を出展し相互理解を深めました。 この博覧会は両国関係強化に寄与し、国際文化交流の先駆けとなりました。
1910年 日英博覧会 10月29日
1925年

ヴァージニア・ウルフの小説『ダロウェイ夫人』が発刊。

ヴァージニア・ウルフの代表作として知られる小説『ダロウェイ夫人』が初めて刊行された日。
1925年5月14日、イギリスのホガース・プレスから小説『ダロウェイ夫人』が刊行された。 本作は女性主人公クラリッサ・ダロウェイの一日を描き、内面の意識の流れを巧みに表現したモダニズム文学の傑作。 意識の流れを取り入れた革新的な文体は当時大きな話題となり、のちの女性文学や心理小説に影響を与えた。 作中ではロンドン社交界の一端や戦後の精神的葛藤が繊細に描かれており、高い評価を受けている。 発表以来、文学研究や映画化、舞台化など多岐にわたる派生作品が生まれている。
1925年 ヴァージニア・ウルフ ダロウェイ夫人
1932年

チャールズ・チャップリンが初の来日。

喜劇王チャーリー・チャップリンが初めて日本を訪れ、各地で熱狂的に迎えられた日。
1932年5月14日、チャーリー・チャップリンは客船で横浜に到着し、初の来日を果たした。 当時すでに世界的な人気を誇っていたチャップリンは、数万人のファンに出迎えられ、花束や横断幕でもてなされた。 東京や大阪など主要都市では上映会や晩餐会に招かれ、映画産業関係者や文化人との交流を行った。 日本の伝統文化にも興味を示し、歌舞伎や茶道を見学したと伝えられている。 訪問の様子は当時の新聞やニューズリールで大きく報道され、日本における映画文化発展のきっかけともなった。 チャップリン自身もこの旅を「忘れがたい思い出」として後年語っている。
1932年 チャールズ・チャップリン
2006年

東京都千代田区の交通博物館が閉館。

東京都千代田区の交通博物館が長い歴史に幕を閉じた日です。
2006年5月14日、東京・千代田区にあった交通博物館が閉館しました。本館は鉄道車両や模型、歴史資料を多数展示し、鉄道ファンや家族連れに親しまれてきました。国内外から多くの来館者を集め、地域の文化施設として重要な役割を果たしてきました。閉館後、展示物の一部は埼玉県の鉄道博物館へ移管され、新施設で再展示される予定です。建物は建て替えられ、別用途の施設として活用されています。
2006年 東京都 千代田区 交通博物館