05月14日の命日 - 政治家・指導者

1608年

シャルル3世

(1543 - 1608)

ロレーヌ公

ロレーヌ公。フランスと神聖ローマ帝国の間で巧みに外交を展開した君主。

1543年にロレーヌ公として生まれ、1545年に父に代わって公位を継承した。プロテスタントとカトリックが対立する時代に、領内の宗教問題を調停しながら中立を保った。フランス王権と神聖ローマ帝国の影響力のはざまで、巧みな外交政策を展開した。芸術や文化の保護にも関心を示し、宮廷文化を発展させた。1608年に没し、長い治世を通じてロレーヌの安定を維持した。

1608年シャルル3世ロレーヌ公 1543年

1610年

アンリ4世

(1553 - 1610)

フランス王

フランス王。ブルボン朝を開き、ユグノー戦争終結に向けて尽力した君主。

1553年にナバラ王アンリとして生まれ、1589年にフランス王アンリ4世として即位した。ユグノー戦争を終結させるためカトリックに改宗し、「パリは値する」と語った。1598年にはナントの勅令を発布し、プロテスタントに信教の自由を認めた。経済復興や道路整備に力を入れ、民衆に支持された。1610年に暗殺され、その業績はフランス近代国家形成の礎とされる。

1610年アンリ4世フランス 1553年

1643年

ルイ13世

(1601 - 1643)

フランス王

フランス王。宰相リシュリューと協力し絶対王政の基礎を築いた君主。

1601年に生まれ、1610年に父アンリ4世の死去を受けて即位した。幼少期は母マリー・ド・メディシスが摂政を務め、成長後は枢機卿リシュリューを重用した。三十年戦争への参戦を決断し、フランスの国際的地位を高めた。国内では反乱の鎮圧や中央集権化を進め、絶対王政の強化に貢献した。1643年に没し、後継のルイ14世にバトンを渡した。

1643年ルイ13世 1601年

正徳5年4月12日

本多忠晴

(1641 - 1715)

江戸幕府寺社奉行、奏者番、相良藩主

江戸幕府寺社奉行奏者番相良藩主

江戸幕府の寺社奉行や奏者番を務めた大名・行政官。

1641年に譜代大名本多氏の家に生まれる。徳川幕府において寺社奉行や奏者番を歴任し、寺社行政と儀式運営を担当した。相良藩主として領国経営にもあたり、財政や治安の維持に努めた。将軍家との関係も深く、幕府中枢で重責を果たした。1715年に没し、幕府の安定期に功績を残した。

1715年正徳 4月12日本多忠晴江戸幕府寺社奉行奏者番相良藩主 1641年

1878年

大久保利通

(1830 - 1878)

政治家、明治維新の元勲

政治家明治維新の元勲

日本の明治維新の元勲・政治家。近代日本の国家再建に尽力した。

1830年に薩摩藩士の家に生まれる。若くして倒幕に参加し、維新政府の中心人物となる。廃藩置県や徴兵令など近代国家制度の整備を推進。外務卿や内務卿として外交・行政の要職を歴任。 1878年5月14日に暗殺され、その死は国内外に衝撃を与えた。

1878年大久保利通政治家明治維新元勲 1830年

1906年

カール・シュルツ

(1829 - 1906)

1848年革命の活動家、アメリカ合衆国内務長官

1848年革命の活動家アメリカ合衆国内務長官

ドイツ出身の革命家・政治家。米国の内務長官を務めた。

カール・シュルツは1829年にドイツで生まれ、1848年のドイツ革命に参加しました。革命の失敗後にアメリカへ亡命し、南北戦争では北軍の将軍として従軍しました。戦後はミズーリ州選出の上院議員を経て、1877年から1881年にかけて第15代アメリカ合衆国内務長官を務めました。公共事業や先住民政策の改革を推進し、行政の近代化に貢献しました。晩年も演説や文筆活動を通じて自由主義の擁護者として影響力を保ちました。

1906年カール・シュルツ 1848年革命アメリカ合衆国内務長官 1829年

1906年

ハインリヒ・クーデンホーフ＝カレルギー

(1859 - 1906)

外交官、貴族

外交官貴族

オーストリア＝ハンガリー帝国の外交官・貴族。多言語に堪能。

ハインリヒ・クーデンホーフ＝カレルギーは1859年にボヘミアで生まれ、外交官としてオーストリア＝ハンガリー帝国に仕えました。日本やオスマン帝国など各地の公使館に赴任し、国際関係の調整に携わりました。貴族としての家柄を背景に、政治・文化面での交流促進に尽力しました。特に東アジア地域での活動を通じて、当時の欧州とアジアの外交に貢献しました。息子リチャード・クーデンホーフ＝カレルギーは欧州統合運動の先駆者として知られています。

ハインリヒ・クーデンホーフ＝カレルギー 1859年

1912年

フレゼリク8世

(1843 - 1912)

デンマーク王

デンマーク王（在位1906-1912）。

フレゼリク8世は1843年に前王クリスチャン9世の長男として生まれました。1906年に父王の死去に伴いデンマーク国王に即位しました。在位中は議会制民主主義の強化を支持し、憲法改革を後押ししました。国王として国民との距離を縮める姿勢を示し、親しみやすい君主として人気を博しました。1912年にハンブルク滞在中に急逝し、その死は国中に衝撃を与えました。

1912年フレゼリク8世デンマーク王 1843年

1923年

シャルル・ド・フレシネ

(1828 - 1923)

フランス首相

フランスの政治家・首相。インフラ整備を推進。

シャルル・ド・フレシネは1828年にフォワ県で生まれ、工学教育を受けました。鉄道網の拡充を柱とした「フレシネ計画」を立案し、フランスのインフラ整備に貢献しました。1879年から1880年、1882年から1883年、1890年から1892年の計3期にわたり首相を務め、公共事業や農業振興政策を推進しました。経済発展と自治体の近代化を支え、1923年の死去まで公職に携わりました。

1923年シャルル・ド・フレシネフランス首相 1828年

1931年

ヴィクトル・ダイク

(1877 - 1931)

詩人、作家、政治家

詩人作家政治家

チェコの詩人・作家・政治家。文学活動と民族独立運動で知られる。

1877年にプラハ近郊で生まれる。法律を学びつつ詩作や小説の執筆を始める。象徴主義的な詩風で注目を集め、短編小説も執筆。第一次世界大戦後のチェコスロヴァキア建国に参画し、政治家として活動。国会議員を務めながら文化振興にも尽力。 1931年に没し、国民文学と政治の架け橋的存在として評価される。

ヴィクトル・ダイク詩人作家政治家 1877年

1943年

アンリ・ラ・フォンテーヌ

(1854 - 1943)

国際弁護士、常設国際平和局事務局長

国際弁護士常設国際平和局事務局長

ベルギーの国際弁護士・平和活動家。ノーベル平和賞を受賞した。

1854年にベルギーのリエージュで生まれる。法学を学び、国際法と平和運動に傾倒。国際連盟の前身である常設国際平和局で事務局長を務める。 1913年にノーベル平和賞を受賞し、世界的な平和活動の推進者となる。国際裁判所の創設を提唱し、法治による平和維持を主張。 1943年にベルギーで没する。

1943年アンリ・ラ・フォンテーヌ国際弁護士常設国際平和局 1854年

1970年

河合良成

(1886 - 1970)

官僚、政治家、実業家、第14代厚生大臣、元小松製作所社長

官僚政治家実業家第14代厚生大臣元小松製作所社長

日本の官僚・政治家・実業家で、第14代厚生大臣や小松製作所社長を歴任。

河合良成（1886年-1970年）は、東京帝国大学法学部出身の官僚・政治家です。内閣において厚生大臣（第14代）を務め、保健衛生行政の充実に取り組みました。退官後は小松製作所（現・コマツ）の社長に就任し、企業経営の近代化に貢献。戦前・戦後を通じて官界と財界の両面で活動し、社会福祉と産業発展を両立させました。また、公共事業や労働福祉政策の推進にも影響を与えました。

河合良成厚生大臣小松製作所 1886年