05月13日の誕生日 - 科学者・研究者

1588年

オーレ・ヴォーム

(1588 - 1654)

医師、博物学者

医師博物学者

デンマークの医師・博物学者。豊富な標本コレクションと博物学的研究で知られた。

1588年にコペンハーゲン近郊で生まれる。コペンハーゲン大学の医学教授として解剖学や植物学の研究を行い、多岐にわたる博物標本を収集。独自に設立した『古物博物館』にアンモナイトや民族遺物など数千点を展示し、後の自然史博物館の先駆けとなる。古代ルーン文字にも関心を持ち、碑文の研究で知られる。著書『博物学全集』では、自身の収集品に基づく観察を体系的にまとめ、17世紀ヨーロッパの知的風土に大きな影響を与えた。1654年に没。

1588年オーレ・ヴォーム医師博物学者 1654年

1753年

ラザール・カルノー

(1753 - 1823)

政治家、数学者

政治家数学者

フランス革命期の政治家・数学者。『勝利の組織者』の異名を持つ。

1753年にフランスで生まれ、エコール・ポリテクニークで数学と土木工学を学ぶ。革命期には国防委員会に属し、軍隊の再編と補給体制の整備を指揮。ナポレオン戦争では『勝利の組織者』として知られ、政府の財政管理にも手腕を発揮した。数学者としては幾何学や微積分の研究を行い、工学的視点から理論と実務を結びつけた。王政復古後も政治活動を続け、1823年に死去した。

1753年ラザール・カルノー数学者 1823年

1857年

ロナルド・ロス

(1857 - 1932)

内科医、1902年ノーベル生理学・医学賞

内科医 1902年ノーベル生理学・医学賞

イギリスの内科医。マラリアの病原体が蚊を介して伝播することを証明し、1902年にノーベル生理学・医学賞を受賞。

1857年イングランド、ウィルトシャー州生まれ。 1880年代に医学を学び、インドでの勤務を通じてマラリアの研究に着手。ハマダラカの唾液腺内にマラリア原虫を発見し、蚊が媒介者であることを証明。この業績で1902年にノーベル生理学・医学賞を単独受賞。その後も伝染病制御や公衆衛生の発展に寄与し、現代の熱帯医学の基礎を築いた。 1932年に没し、その功績は後世に受け継がれている。

1857年ロナルド・ロス内科医 1902年ノーベル生理学・医学賞 1932年

1883年

ゲオルギオス・パパニコロウ

(1883 - 1962)

医学者

ギリシャ生まれの医学者。子宮頸がんの早期発見法として知られるパパニコロウ試験（パップテスト）を開発した。

1883年ギリシャ生まれ。米国コロンビア大学で細胞学の研究に従事し、婦人科領域の細胞診断技術を確立。子宮頸がんの検査法としてパップテストを開発し、世界中でがん検診の普及に貢献。後年は細胞生物学や染色技術の研究も行い、伝染病研究にも寄与。 1962年に米国で逝去し、その業績は現代の予防医学に多大な影響を与えている。

1883年ゲオルギオス・パパニコロウ医学者 1962年

1888年

インゲ・レーマン

(1888 - 1993)

地震学者

デンマークの地震学者。地球核の構造を解明し、レーマン不連続面を発見した。

1888年デンマーク生まれ。ケンブリッジ大学で地震波伝播の解析に取り組む。 1936年にマントルと外核の境界にあたるレーマン不連続面を発見。この発見は地球内部構造研究に革命をもたらし、地球物理学の基礎を築く。 1993年に逝去、その功績は現代地震学において不動の地位を占める。

1888年インゲ・レーマン地震学者 1993年

1893年

ルシアン・テニエール

(1893 - 1954)

言語学者

フランスの言語学者。ロマンス語の比較研究や文法に関する業績で知られる。

1893年フランス生まれ。パリ大学で言語学を専攻し、ロマンス諸語の構造を体系的に分析。文法体系や語彙の比較研究を通じて新たな分類方法を提唱。多数の著作を発表し、学界で高い評価を得る。 1954年に逝去、その研究は現代言語学の発展に影響を与えた。

1893年ルシアン・テニエール言語学者 1954年

1925年

新野幸次郎

(1925 - 2020)

経済学者

日本の経済学者。マクロ経済学や財政政策の研究で知られ、大学教授としても後進を育成した。

1925年に生まれ、経済学を専攻し大学で教鞭を執る。政府の経済政策に関する研究にも携わり、政策立案への提言を行った。マクロ経済学を基盤に財政・金融分野での分析を深め、学術論文や著書で成果を発表。 1980年代以降はシンクタンクや研究機関でリーダー的役割を果たし、数多くの研究プロジェクトを主導。教育者としても多くの学生を指導し、2020年に亡くなるまで学術界に貢献し続けた。

1925年新野幸次郎経済学者 2020年

1937年

坂野潤治

歴史家、政治学者

歴史家政治学者

歴史家・政治学者。日本政治史を専門に研究。

1937年に東京都で生まれる。東京大学法学部を卒業後、政治学・歴史学の分野で研究。日本の近現代政治史を中心に、多数の論文と著書を発表。民主主義や政党政治の発展過程を深く分析し、政策提言も行う。大学教授として後進の育成にも尽力し、多くの学者を輩出。現在も研究活動を続け、学術的な影響を与え続けている。

1937年坂野潤治歴史家政治学者

1954年

中井直正

天文学者

銀河や星の研究に携わる日本の天文学者。

1954年5月13日生まれの日本の天文学者。主に銀河構造や星間物質の観測研究を行い、宇宙の形成過程解明に貢献。学術論文や国際会議での発表を通じて、研究成果を世界に発信。大学や研究所で教育・研究に従事し、次世代の研究者育成にも取り組む。

1954年中井直正天文学者

1955年

南川高志

歴史学者、京都大学名誉教授

歴史学者京都大学名誉教授

京都大学名誉教授で、古代・中世日本史を研究する歴史学者。

1955年5月13日生まれの日本の歴史学者。京都大学で博士号を取得後、同大学で教鞭を執り研究・教育に従事。古代から中世にかけての日本史を専門とし、数多くの論文や著書を刊行。教育者としても評価が高く、後進の育成に力を注いでいる。

1955年南川高志京都大学