05月13日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1756年

ヴォイチェフ・アダルベルト・ジヴヌィ

(1756 - 1842)

音楽家

チョパンの師として知られるポーランドの作曲家・ピアニスト。

1756年にチェコ系の家庭に生まれたヴォイチェフ・ジヴヌィは、ワルシャワで演奏活動を行い、才能あるピアニストとして名声を博しました。 1823年からはフレデリック・ショパンのピアノ教師を務め、その指導は後の巨匠の音楽性に大きな影響を与えました。作曲家としてもピアノ小品や教則練習曲などを残し、音楽教育の発展に寄与しました。 1842年にワルシャワで逝去し、その献身的な教育活動は今なお高く評価されています。

1756年ヴォイチェフ・アダルベルト・ジヴヌィ音楽家 1842年

1814年

アレクサンデル・レッセル

(1814 - 1884)

画家、美術批評家

画家美術批評家

19世紀の画家・美術批評家。

1814年に生まれたアレクサンデル・レッセルは、古典主義とロマン主義を融合させた風景画や肖像画で知られます。パリを拠点に活動し、サロン展への出品を通じて広く評価を受けました。同時に美術批評家としても活躍し、新進の芸術家を支援する評論を行いました。 1884年に没し、その多彩な活動はフランス美術界に影響を与えました。

1814年アレクサンデル・レッセル 1884年

1842年

アーサー・サリヴァン

(1842 - 1900)

作曲家

ギルバートとのオペレッタで名高いイギリスの作曲家。

1842年にロンドンで生まれたアーサー・サリヴァンは、W.S.ギルバートとのコンビで『ピナフォア号』や『ペンザンスの海賊』など数々のオペレッタを生み出しました。クラシック音楽と民衆的なリズムを融合させた作曲スタイルは広く支持を受け、コミックオペラの黄金時代を築きました。教会音楽や合唱曲にも秀で、多彩な作品を残しました。 1900年に没後も、演奏会や舞台でその音楽は愛され続けています。

1842年アーサー・サリヴァン作曲家 1900年

1866年

オトカル・ノヴァーチェク

(1866 - 1900)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト作曲家

チェコ出身のヴァイオリニスト・作曲家。ヨーロッパ各地で演奏活動を行い、教育者としても知られる。

1866年にチェコ（当時オーストリア＝ハンガリー帝国領）で生まれる。ウィーン音楽院でヴァイオリンと作曲を学び、優秀な成績で卒業。ヨーロッパ各地のオーケストラでコンサートマスターを務める。ロマン派の伝統を踏襲しつつ、チェコの民族音楽を取り入れた作品を作曲。教育者としても活動し、多くの後進にヴァイオリン技法を伝承。 1900年に急逝し、その音楽は短い生涯にもかかわらず評価された。

1866年オトカル・ノヴァーチェクヴァイオリニスト 1900年

1882年

ジョルジュ・ブラック

(1882 - 1963)

画家

フランス出身の画家・彫刻家。キュビスムの創始者の一人として知られ、20世紀美術に大きな影響を与えた。

1882年フランス、アルカション近郊生まれ。 1907年頃からパブロ・ピカソと共にキュビスムを開発し、美術史に新たな潮流をもたらす。第一次世界大戦中は戦争画家として従軍し、戦後は装飾芸術やガラス工芸にも挑戦。制作活動は半世紀に及び、生涯を通じて革新的な表現を追求。 1963年にパリで没し、その作品は世界中の美術館に所蔵されている。

1882年ジョルジュ・ブラック画家 1963年

1886年

池田蕉園

(1886 - 1917)

日本画家

日本画家。花鳥画を中心に繊細な描写で知られ、1917年まで精力的に制作を行った。

日本画の伝統技法を学びつつ独自の色彩感覚を確立。花鳥画を得意とし、細密な筆致で自然の美を表現。明治末から大正期にかけて展覧会で注目を集める。若くして没したが、残された作品はいまも高い評価を受ける。後進の画家にも影響を与え、日本画壇に名を刻んだ。

1886年池田蕉園日本画家 1917年

1886年

ジョゼフ・アクロン

(1886 - 1943)

作曲家、ヴァイオリニスト

作曲家ヴァイオリニスト

ロシア生まれの作曲家・ヴァイオリニスト。モダニズムとユダヤ民謡の要素を融合した作品で知られる。

1886年ロシア帝国（現リトアニア）生まれ。サンクトペテルブルク音楽院で学び、チャイコフスキーの影響を受ける。 1924年に米国へ移住し、演奏家として活動を続ける一方、作曲に専念。ユダヤ民族音楽の旋律と近代和声を融合させた室内楽や協奏曲を発表。 1943年ニューヨークで逝去、多くの録音や楽譜が後世に残された。

ジョゼフ・アクロン作曲家ヴァイオリニスト 1943年

1895年

芹沢銈介

(1895 - 1984)

染色工芸家

日本の染色工芸家。型染の技法を用いた斬新な意匠で知られています。

1895年に東京で生まれる。東京美術学校（現東京芸大）卒業後、染色工芸の研究に没頭。型染の技法を現代美術として昇華し、独自の色彩表現を確立。多数の個展を開催し、国内外で高い評価を受ける。 1956年に重要無形文化財保持者に認定、1977年に文化勲章を受章。 1984年に死去し、多くの作品が今も美術館に収蔵されています。

芹沢銈介染色 1984年

1912年

ギル・エヴァンス

(1912 - 1988)

ジャズ・ミュージシャン

カナダ生まれのジャズ編曲家・ピアニスト。マイルス・デイヴィスとの共演で革新的なサウンドを生み出しました。

1912年、カナダのセントキャサリンズ近郊で生まれる。ジャズ・ピアニストとしてキャリアをスタート。 1940年代後半、マイルス・デイヴィスと共に『Birth of the Cool』を制作。斬新な編成とハーモニーを駆使した革新的なアレンジで知られる。 1950年代以降は自身のビッグバンドを率い、多くのアルバムを発表。 1988年に亡くなるまで、モダンジャズ界に絶大な影響を残しました。

1912年ギル・エヴァンスジャズミュージシャン 1988年

1923年

レッド・ガーランド

(1923 - 1984)

ジャズピアニスト

アメリカのジャズピアニスト。マイルス・デイヴィス・クインテットでの演奏とブロック・コード奏法で知られる。

1923年にテキサスで生まれ、兵役後にニューヨークへ移りジャズシーンに参加。 1955年から1958年までマイルス・デイヴィス・クインテットのピアニストとして活躍し、『Workin'』や『Cookin'』でその名を馳せた。リーダーとしてもトリオ作品を多数録音し、卓越したブロック・コード奏法とリリカルな即興演奏で人気を集めた。 1960年代後半にはジャズクラブを中心に活動し、ヨーロッパツアーを通じて国際的な評価を確立。晩年まで演奏活動を続け、1984年に惜しまれつつこの世を去った。

1923年レッド・ガーランドジャズ 1984年

1927年

ハーバート・ロス

(1927 - 2001)

映画監督

アメリカの映画監督・振付師。多彩なジャンルの作品を手がけ、『フットルース』などで知られる。

1927年にアメリカで生まれ、ダンサーとしてキャリアをスタート。ブロードウェイの振付師として活躍後、映画監督に転身し1960年代から数多くの作品を手がけた。『オウルと子猫』『トッピング』『フットルース』など多様なジャンルでヒット作を連発。演出力とダンス経験を生かした演出で俳優から高い評価を受け、独特のビジュアルスタイルを築いた。 2001年に亡くなるまでエンターテインメント界に大きな影響を与え続けた。

1927年ハーバート・ロス 2001年

1933年

マーサ三宅

ジャズ歌手

日本のジャズ歌手。ソウルフルな歌声と豊かな表現力でステージを彩る存在。

1933年に生まれ、音楽への情熱を抱いて歌手の道へ。 1950年代から日本のジャズクラブで活動を開始し、その確かな歌唱力で注目を集めた。米国のジャズミュージシャンとの共演も果たし、国内外で評価を高めた。独自のアレンジと表現力豊かなボーカルでアルバム制作やライブツアーを行い、多くのファンを魅了。現在も精力的に演奏活動を続け、ジャズ界における長いキャリアを誇る。

1933年マーサ三宅ジャズ歌手