05月12日

1948年5月12日、作家の太宰治は遺作ともされる長編小説『人間失格』を完成させて脱稿しました。 本作は自己嫌悪と孤独感に苛まれる主人公の心の軌跡を綴った作品で、日本文学史における名作とされています。 太宰自身の自伝的要素が強く反映され、精神的苦悩をリアルに描写しています。 発表後は多くの読者に衝撃を与え、多数の研究や映画化、舞台化が行われるなど幅広い影響を及ぼしました。 太宰治の死後に刊行され、その文学的完成度の高さが改めて評価されました。

2000年5月12日、ロンドンの旧バンクサイド発電所を改装した現代美術館テート・モダンが開館した。 設計はスイスのヘルツォーク&ド・ムーロンが担当し、特徴的なタービンホールが話題を呼んだ。 開館当初から国内外の現代美術作品を網羅し、幅広い展覧会を開催した。 以来、年間数百万人が訪れる世界有数の現代美術館となっている。 開館式は女王エリザベス2世とダイアナ妃も出席し、世界的な注目を集めた。