05月12日の命日 - 芸術家・音楽家

1759年

ランベール・シギスベルト・アダム

(1700 - 1759)

彫刻家

フランスのバロック彫刻家。王宮装飾などで躍動感ある作品を残した。

1700年に生まれ、ローマで修行を積んだ。ルイ15世の宮廷彫刻家として活躍し、宮殿や教会の装飾を手がけた。神話や宗教を題材にし、繊細な表現と迫力あるポーズが特徴。アダム家の一員として弟とともに芸術家一族の繁栄を築いた。 1759年5月12日に死去。

1759年ランベール・シギスベルト・アダムフランス語版 1700年

1774年

ジュゼッペ・アントニオ・ルッチ

(1709 - 1774)

画家

18世紀イタリアの画家。トスカーナで宗教画や肖像画を制作した。

1709年にトスカーナ地方で生まれた。フィレンツェで修業し、バロック様式の技法を習得。聖母子像や聖人の肖像画を多数手掛け、教会祭壇画にも携わった。深い色彩と柔らかな筆致で知られ、地域の美術界に貢献。 1774年5月12日に死去。

1774年ジュゼッペ・アントニオ・ルッチ英語版 1709年

1833年

フィリップ＝オーギュスト・エヌカン

(1762 - 1833)

画家

18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍したフランスの画家。風景画や肖像画など多彩な作品を残した。

1762年にフランスで生まれ、パリを拠点に活動した。時代の主流であったロココ様式から初期ロマン主義の影響を受けた画風が特徴。サロンや展覧会に作品を出品し、美術界で高い評価を得た。風景画や肖像画を中心に、繊細な筆遣いと光の表現に優れた。 1833年に没するまで、豊富な作品群を後世に残した。

1833年フィリップ＝オーギュスト・エヌカン英語版 1762年

1860年

チャールズ・バリー

(1795 - 1860)

建築家

イギリスの建築家。ロンドンの新国会議事堂を設計。

1795年にイングランドで生まれ、古典主義建築を学ぶ。大規模な官公庁建築を手がけ、特にロンドンのウェストミンスター宮殿再建で名声を得た。ゴシックリバイバル様式を取り入れた設計は建築史に大きな影響を与えた。多くの教会や公共建築、都市計画に関わり、英国建築界の中心人物となった。晩年まで設計活動を続け、1860年にその功績を称えられながら逝去。

チャールズ・バリー英語版 1795年

1871年

ダニエル＝フランソワ＝エスプリ・オベール

(1782 - 1871)

作曲家

フランスの作曲家。19世紀オペラを代表する巨匠。

1782年にパリ近郊で生まれ、音楽教育を受ける。オペラ・コミックの分野で多くの作品を発表し、軽快な旋律と劇性が魅力。代表作『ムエット・ド・ポルティチ』はベルギー革命の契機とも評される。ルイ＝フィリップ王の宮廷楽長を務め、オペラ界の重要人物となった。ロマン派作曲家たちとの交流を通じてフランス音楽の発展に貢献。 1871年に逝去し、多彩なオペラ作品を後世に残した。

1871年ダニエル＝フランソワ＝エスプリ・オベール作曲家 1782年

1884年

ベドルジハ・スメタナ

(1824 - 1884)

作曲家

チェコの作曲家。『わが祖国』など国民楽派の代表作で知られる。

ベドルジハ・スメタナは1824年にボヘミア地方で生まれたチェコの作曲家です。チェコ民族の歴史や自然を題材とした国民楽派の音楽を樹立しました。交響詩『わが祖国』や歌劇『売られた花嫁』などの代表作を残しています。その音楽は深い郷愁と力強さを併せ持ち、チェコの文化的自立に寄与しました。晩年には聴力を失いながらも作曲を続け、音楽史に不朽の足跡を残しました。 1884年5月12日に没し、現在もチェコ音楽の象徴として称えられています。

ベドルジハ・スメタナ 1824年

1885年

フェルディナント・ヒラー

(1811 - 1885)

作曲家

ドイツの作曲家・指揮者。ロマン派音楽を牽引し、後進の育成にも尽力した。

フェルディナント・ヒラーは1811年にドイツで生まれた作曲家・指揮者・教育者です。若きメンデルスゾーンらと親交を結び、音楽界で活躍しました。オペラや管弦楽作品を多数作曲し、ロマン派音楽の発展に寄与しました。ケルン歌劇場の音楽監督を務め、新作の初演を手掛けました。教育者として後進の育成にも力を注ぎ、多くの弟子を育てました。 1885年5月12日に没しました。

フェルディナント・ヒラー 1811年

1927年

ルイーズ・カトリーヌ・ブレスラウ

(1856 - 1927)

画家

スイス出身の画家。パリで活躍し、繊細な色彩表現が魅力。

ルイーズ・カトリーヌ・ブレスラウは1856年にスイスで生まれ、パリを拠点に活動した画家です。リアリスムと印象派を融合させた繊細な画風が特徴です。肖像画や風景画で高い評価を受け、多くの依頼作品を手掛けました。女性画家としてナショナル・ギャラリーなどに作品を出展しました。 1927年5月12日に没し、後世の画家に影響を与えました。

1927年ルイーズ・カトリーヌ・ブレスラウ 1856年

1931年

ウジェーヌ・イザイ

(1858 - 1931)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト作曲家

ベルギーのヴァイオリニストで、作曲家としても知られています。

1858年にベルギーのリエージュで生まれ、幼少期から音楽的才能を示しました。その卓越した演奏技術と表現力で国際的な名声を獲得し、世界中の聴衆を魅了しました。作曲家としても多くの作品を手がけ、ヴァイオリン協奏曲や小品を残しました。教育者としても活動し、多くの弟子を育成して20世紀のヴァイオリン界に大きな影響を与えました。 1931年5月12日に逝去しましたが、彼の功績は現在も高く評価されています。

1931年ウジェーヌ・イザイヴァイオリニスト 1858年

1958年

高森龍夫

(1900 - 1958)

編集者、挿絵画家

編集者挿絵画家

日本の編集者・挿絵画家として書物の制作に携わりました。

1900年に生まれ、出版社の編集者として多くの書籍制作を手がけました。挿絵画家としても活動し、繊細で温かみのあるイラストを提供しました。児童書や文芸作品の装丁や挿絵を担当し、読者に親しまれました。編集と画家の両面から書物の魅力を高めることに貢献しました。 1958年5月12日に逝去し、その仕事は今も評価されています。

1958年高森龍夫編集者挿絵画家 1900年

1960年

セシル・アームストロング・ギブズ

(1889 - 1960)

作曲家

イギリスの作曲家で、歌曲や合唱曲などを手がけました。

1889年に生まれ、音楽教育を受けた後に作曲家として活動を開始しました。歌曲や合唱曲、オルガン曲など多彩なジャンルの作品を残しました。特に英国の伝統的な音楽様式を踏襲しつつ独自の詩情を表現しました。 20世紀前半のイギリス音楽界において存在感を示し、多くの演奏会で取り上げられました。 1960年5月12日に亡くなり、その作品は現在も演奏され続けています。

1960年セシル・アームストロング・ギブズ 1889年

1976年

ルドルフ・ケンペ

(1910 - 1976)

指揮者

ドイツ出身の世界的な指揮者。20世紀を代表する名演奏で知られ、繊細かつ正確なタクトを振り続けました。

1910年にドレスデンで生まれる。幼少期から音楽の才能を示し、ドレスデン音楽院で研鑽を積んだ。 1933年にドレスデン州立歌劇場のレペティトゥールに就任し、その後同劇場の首席指揮者を務めた。戦後はバンベルク交響楽団やロイヤル・オペラ・ハウスなど、欧米の主要オーケストラと客演を重ねた。ワーグナーやブラームスなどロマン派作品の名演で高い評価を得る一方、現代音楽も積極的に取り上げた。その明快な響きと構築的な演奏スタイルは、多くの録音を通じて後世に影響を与えた。 1976年5月12日、客演先からの帰国途上で急逝した。

1976年ルドルフ・ケンペ指揮者 1910年