1952年
霧ヶ峰式鷹7型グライダー「日本電建号」が公開飛行を行う。戦後航空再開後初となる、日本製航空機・日本人飛行士による飛行。
戦後初となる日本製グライダー「日本電建号」の公開飛行が行われました。
霧ヶ峰式鷹7型グライダー「日本電建号」が1952年5月11日に公開飛行を実施しました。
この飛行は戦後初めて日本製航空機と日本人飛行士による公式な飛行再開を象徴しています。
開発を手がけた霧ヶ峰航空技術研究所は、戦中の航空技術を民間航空へと継承・発展させました。
飛行には有資格のパイロットが搭乗し、安全性と性能をアピールしました。
以後、日本国内の航空技術復興とグライダー愛好者の活動に大きな刺激を与えました。
1952年
霧ヶ峰式鷹7型
1983年
IRAS・荒貴・オルコック彗星が地球から約466万kmのところを通過。
IRAS・荒貴・オルコック彗星が地球に最接近しました。
1983年5月11日、IRAS・荒貴・オルコック彗星(1983年彗星)が地球から約466万kmまで接近しました。
この彗星はIRAS(赤外線天文衛星)によって発見され、地上観測でも確認が行われました。
晴天時には肉眼や双眼鏡で観察可能となり、多くのアマチュア天文家や研究者の注目を集めました。
彗星核や尾の観測を通じて、彗星物質の成分分析や彗星活動のメカニズム解明に貢献しました。
その後の彗星研究や宇宙探査ミッションの設計にも影響を与えた重要な観測機会でした。
1983年
IRAS・荒貴・オルコック彗星
1984年
地球が火星と日面間を通過する。
地球が火星と太陽の間を通過する珍しい天文現象。観測条件が合えば肉眼で確認できる。
地球が火星と太陽の間を通過する現象で、惑星の位置関係により数年に一度しか観測できません。この配置は地球と火星が同時に太陽を挟む配置になるために起こります。1984年5月11日の通過は世界各地で望遠鏡を使った観測が行われ、天文ファンの注目を集めました。この現象を安全に観察するには専用の太陽フィルターが必要で、十分な注意が求められます。また、日面通過の記録は惑星の運動研究や軌道計算の精度向上にも寄与しました。
1984年
地球が火星と日面間を通過
1987年
スタンフォード大学医科大学院のブルース・ライツが史上初の心肺移植手術を行う。
スタンフォード大学医科大学院のブルース・ライツが史上初の心肺同時移植手術を成功させた。移植医療の新たな一歩となる画期的な成果。
1987年5月11日、スタンフォード大学医科大学院の外科医ブルース・ライツは患者の心臓と肺を同時に移植する手術を史上初めて成功させました。この手術は従来の心臓移植より難易度が高く、多臓器移植の可能性を切り拓く挑戦でした。術後の経過観察では免疫抑制療法の管理や合併症対策が重要視され、以後の移植技術の発展に大きく寄与しました。この成果は多臓器移植領域の研究を加速させ、複数臓器同時移植の標準化を促す契機となりました。また、移植医療の倫理的課題や患者選定基準の検討も進むきっかけとなりました。
1987年
スタンフォード大学医科大学院
英語版
ブルース・ライツ
英語版
1997年
IBMのコンピューター・ディープ・ブルーが史上はじめてチェス世界チャンピオンのガルリ・カスパロフを破る。
IBMのスーパーコンピューター・ディープ・ブルーが初めてチェス世界王者に勝利。人工知能の歴史的一歩。
1997年5月11日、IBMが開発したチェス専用スーパーコンピューター「ディープ・ブルー」が現役世界チャンピオンのガルリ・カスパロフを6局マッチで破りました。この勝利は人工知能が高度な戦略ゲームで人間のトッププレイヤーを上回る初の事例となりました。ディープ・ブルーは巨大な演算能力と高度な探索アルゴリズムを組み合わせ、局面解析能力で革新的な成果を示しました。この成果により、AI研究はゲーム以外の分野への応用を加速させ、エキスパートシステムや機械学習技術の発展に大きな影響を与えました。また、この対局は人間と機械の可能性を問い直す契機となり、一般社会のAIへの関心を大いに喚起しました。
1997年
IBM
ディープ・ブルー
チェス
ガルリ・カスパロフ