1877年
イキケ地震: Mw 8.7、死者2,400人
1877年5月10日、チリ北部でマグニチュード8.7のイキケ地震が発生し、約2,400人が犠牲となりました。
震源は太平洋沿岸のイキケ沖とされ、強い揺れと大規模な津波が沿岸部を襲いました。イキケ市街を中心に多くの建物や港湾施設が倒壊し、漁村も壊滅的な被害を受けました。津波は数メートルの高さに達し、内陸部にも洪水被害をもたらしました。地震後の救援は地理的条件や通信手段の未発達から困難を極め、被災者支援は隣国からの援助も含め遅れました。この災害はチリにおける地震学研究と防災対策の重要性を浮き彫りにし、後の建築基準や避難計画の見直しにつながりました。
1877年
イキケ地震
Mw