デルフィニウム (大飛燕草)

学名: Delphinium elatum
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 陽気
  • 清明

特徴

花色:

説明

デルフィニウムはヨーロッパ原産のキンポウゲ科の多年草で、野生種をもとに八重咲きの改良種が誕生したのは17世紀のことです。つぼみの形がイルカ(ドルフィン)に似ていることから名付けられました。夏に1〜2メートルの高い花茎を立て、青、紫、白、ピンクなどの花を穂状につけます。特に青色の品種が美しく、イギリス式庭園では欠かせない花として親しまれています。

豆知識

  • つぼみの形がイルカに似ていることから「Delphinium(デルフィン=イルカ)」と名付けられた
  • イギリスのコテージガーデンでは必須の植物とされている
  • 花の青色は他の植物では珍しく、庭園設計で重要な色彩要素
  • 高さ3メートルを超える巨大品種も存在する

利用方法

観賞用
  • 花壇の後景として
  • 切り花として
  • イングリッシュガーデン
薬用
  • 古代ギリシャで薬用利用されていたが毒性があるため現在は推奨されない

注意: 毒性があるため薬用使用は絶対に避けるべき

食用

絶対に食用しない

その他
  • 青色染料として歴史的に利用
  • 昆虫駆除剤として使用された歴史

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に種子と若葉

症状: アルカロイドにより嘔吐、下痢、筋肉麻痺、呼吸困難などを引き起こし、重症の場合は死に至る

ヤグルマギク (矢車菊)

学名: Centaurea cyanus
科名: キク科

花言葉

  • デリカシー
  • 繊細
  • 優美
  • 教育

特徴

花色:

説明

ヤグルマギクはヨーロッパ原産のキク科の一年草で、人類と関係の長い花として知られています。ツタンカーメンの棺から発見されており、3300年前には生育していたようです。4月から6月に開花し、特に美しい青色の花で有名ですが、ピンク、白、紫などの色もあります。矢車のような特徴的な花形から日本では矢車菊と名付けられました。

豆知識

  • ツタンカーメンの棺から発見された最古の栽培花の一つ
  • 第一次世界大戦では戦死者を悼む花として使用された
  • ドイツでは「カイザーブルー」と呼ばれる特別な青色として親しまれている
  • 中世ヨーロッパでは恋人の忠誠を確かめる花として使用された

利用方法

観賞用
  • 花壇での観賞
  • 切り花として
  • ワイルドフラワーガーデン
薬用
  • ヨーロッパの民間療法で眼精疲労や炎症に使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は専門知識が必要

食用
その他
  • 青色染料として利用
  • ドライフラワーとして
  • 蝶や蜂の蜜源植物

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

ペチュニア (衝羽根朝顔)

学名: Petunia × hybrida
科名: ナス科

花言葉

  • あなたと一緒なら心がやわらぐ
  • 心のやすらぎ

特徴

花色:

説明

ペチュニアは南米原産のナス科の一年草で、和名をツクバネアサガオといいます。19世紀にヨーロッパに持ち込まれて以来、品種改良が重ねられ、現在では数千の園芸品種が存在します。5月から10月まで長期間咲き続け、花色は赤、ピンク、白、紫、黄色など非常に豊富です。ラッパ状の花を次々と咲かせ、夏の花壇には欠かせない植物として世界中で愛されています。

豆知識

  • 名前は南米の先住民の言葉「ペトゥン(タバコ)」に由来する
  • 19世紀にヨーロッパで爆発的に人気となり、品種改良が進んだ
  • 現在では一重、八重、フリル咲き、巨大輪など多様な品種がある
  • 夜香性の品種は夕方から朝にかけて強い香りを放つ

利用方法

観賞用
  • 花壇での観賞
  • ハンギングバスケット
  • コンテナガーデン
薬用
  • 南米の民間療法で使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 蝶や蜂の蜜源植物
  • 夜香性品種は香料として利用可能

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: ナス科植物特有のアルカロイドを含み、大量摂取により軽度の胃腸障害を起こす可能性があるが、通常の観賞用途では問題ない