1926年
リチャード・バードが航空機により初めて北極点上空に到達。
1926年、リチャード・バードが航空機を使用して初めて北極点上空に到達した歴史的な飛行偉業。
探検と航空技術の進歩を象徴する出来事。
1926年5月9日、アメリカの海軍軍人・探検家リチャード・E・バードは航空機を用いて北極点上空への飛行を敢行し、世界で初めて北極点を上空から通過したと報告した。
この飛行には厳しい寒冷やホワイトアウトの危険が伴ったが、バード達は高度な気象観測と航法技術を駆使して成功を収めた。
彼の北極飛行は新聞やラジオで世界中を駆け巡り、航空探検の可能性を示した。
この偉業は後の北極探査のみならず、極地における航空ルート開発の礎となった。
バードはこの功績で国際的な名声を得、探検家としての地位を確立した。
1926年
リチャード・バード
北極点
1948年
北海道礼文島で金環食(皆既日食)を観測。
1948年5月9日、北海道礼文島で金環食(太陽がリング状に見える現象)が観測されました。
金環食とは、月が太陽の中心部を覆い、周囲だけが輝く稀有な天文現象です。1948年5月9日、礼文島では好天に恵まれ、多くの研究者や天文ファンが集まりリング状の太陽が鮮明に観測されました。観測記録や写真は当時のニュースを賑わせ、本現象を通じて国内で天体観測への関心が高まりました。各地で観測会や講演会が開催されるなど、天文ブームの一端を担いました。この観測は後の天文学研究にも影響を与えました。
北海道
礼文島
金環食
皆既日食
1965年
ソ連の月探査機「ルナ5号」が打ち上げ。
1965年5月9日、ソ連の月探査機ルナ5号が打ち上げられました。
1965年5月9日、ソ連の月探査機ルナ5号がヴォストークロケットで打ち上げられました。本機は月面軟着陸を目指して設計され、月周回軌道投入後に着陸用エンジンを作動させる計画でした。しかしエンジンの誤作動により軟着陸に失敗し、月面へ衝突しました。完全な成功とはなりませんでしたが、軌道制御技術や深宇宙通信の運用データを取得しました。本計画の技術は後続のルナ計画に活かされ、ソ連の月探査プログラムの進展に貢献しました。
1965年
ソ連
ルナ5号
1983年
ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が、ガリレオ・ガリレイに対する宗教裁判の誤りを認める。
1983年5月9日にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がガリレオ・ガリレイに対する宗教裁判の誤りを認めた。
1633年、ガリレオ・ガリレイは地動説を唱えたことでローマ教皇庁の宗教裁判にかけられた。
約350年後の1983年5月9日、ヨハネ・パウロ2世はその裁判処分に誤りがあったことを公式に認めた。
この声明は科学と宗教の対立を和らげる重要な一歩とされ、近代科学の尊重を示す象徴的な出来事となった。
教会と科学界の関係改善に向けた動きの契機となった点で歴史的意義が大きい。
1983年
ヨハネ・パウロ2世
ガリレオ・ガリレイ
2003年
宇宙科学研究所が工学実験探査機「はやぶさ」 (MUSES C) を打ち上げ。
2003年5月9日に宇宙科学研究所が探査機「はやぶさ」を打ち上げた。
宇宙科学研究所は2003年5月9日、M-Vロケットで小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)を打ち上げた。
はやぶさは世界初の小惑星サンプルリターンを目指すミッションで、長期間の宇宙航行とエンジン再点火など先進技術を多数搭載していた。
その後、2005年に小惑星イトカワへ到達し微粒子採取を成功させ、2010年に地球帰還を果たした。
日本の宇宙探査技術の飛躍的進歩を象徴する画期的なプロジェクトである。
2003年
宇宙科学研究所
はやぶさ
2009年
2009年新型インフルエンザの世界的流行: カナダから帰国した大阪府の高校生2人と教諭1人が国内初の新型インフルエンザに感染していたことが明らかになる。
2009年5月9日、大阪府で国内初となる新型インフルエンザ感染者が確認されました。カナダから帰国した高校生2人と教諭1人が陽性と判明し、感染拡大への懸念が高まりました。
2009年に北米で発生した新型インフルエンザ(H1N1)は世界的な流行が懸念されていました。
日本では5月9日、カナダから帰国した大阪府の高校生2人と教諭1人が国内初の感染者として確認されました。
保健所が迅速に検査を行い、陽性と判明した患者は速やかに隔離・治療を受けました。
政府は空港での水際対策を強化し、国内の医療機関や学校への情報共有と予防策の徹底を図りました。
この事例を契機に全国での監視体制が強化され、その後のパンデミック対策にも大きな影響を与えました。
2009年
2009年新型インフルエンザの世界的流行
カナダ
大阪府
新型インフルエンザ