カーネーション

学名: Dianthus caryophyllus
科名: ナデシコ科

花言葉

  • 純愛
  • 私の愛は生きています
  • 感謝

特徴

花色:

説明

カーネーションは地中海沿岸原産のナデシコ科の多年草で、世界中で母の日の花として親しまれています。語幹のcarnは「肉」を表し、carnationはイタリア語で「肌色(淡紅色)」の意味があります。花は香りが良く、フリル状の花弁が特徴的で、赤、白、ピンク、黄色など多彩な色があります。切り花としての日持ちが良く、贈り物として最適な花です。

豆知識

  • 1907年にアメリカで母の日が始まった際に白いカーネーションが使われた
  • 赤いカーネーションは「存命の母への感謝」、白は「亡くなった母への愛」を表す
  • 世界で最も多く生産されている切り花の一つ
  • スペインの国花でもあり、その国民的な愛着は深い

利用方法

観賞用
  • 切り花として
  • ブーケとして
  • 花壇での観賞
薬用
  • ヨーロッパの民間療法で使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用
その他
  • 香水の原料
  • ポプリの材料
  • 結婚式の装飾

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 茎の白い部分

症状: 花は食用可能だが、茎の白い部分は苦く、大量摂取により軽度の胃腸障害を起こす可能性がある

マツバギク (松葉菊)

学名: Lampranthus spectabilis
科名: ハマミズナ科

花言葉

  • ゆったりとした気分

特徴

花色:

説明

マツバギクは南アフリカ原産のハマミズナ科の多肉植物で、茎葉が地を這うように広がり、初夏にキク状の花をびっしりとつけます。花色は赤、ピンク、黄色、紫、白と豊富で、花弁には金属のような独特の光沢があります。葉は松の葉に似て細く肉厚で、乾燥に非常に強いため、海岸沿いや乾燥地帯のグランドカバーとして重宝されています。

豆知識

  • 花は太陽の光がある時だけ開く性質がある
  • 塩分に強いため海岸沿いでもよく育つ
  • 水を蓄える能力が高く、数週間水やりなしでも生存できる
  • 花弁の金属光沢は細胞内の結晶によるもの

利用方法

観賞用
  • グランドカバーとして
  • ロックガーデン
  • 海岸沿いの緑化
薬用
  • 南アフリカの民間療法で使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 土壌流出防止
  • 屋上緑化
  • 乾燥地帯の緑化

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

シャクナゲ (石楠花)

学名: Rhododendron ponticum
科名: ツツジ科

花言葉

  • 威厳
  • 荘厳

特徴

花色:

説明

シャクナゲは世界の温帯から亜寒帯の高山地帯に自生するツツジ科の常緑低木で、「花木の女王」と称される美しい花を咲かせます。5月から6月にかけて枝先に豪華な花房をつけ、花色は白、ピンク、赤、紫、黄色など多彩です。葉は厚く光沢があり、常緑性で冬でも美しい緑を保ちます。日本では高山植物として親しまれ、各地の植物園で見ることができます。

豆知識

  • 世界最大の花房をつける種類は直径30cmにもなる
  • 古代ギリシャの兵士がシャクナゲの蜜で中毒した記録がある
  • ネパールの国花で、同国の25ルピー紙幣に描かれている
  • イギリスには19世紀に大量に持ち込まれ、現在は野生化している

利用方法

観賞用
  • 庭園での観賞
  • 植物園での展示
  • 高山植物園
薬用
  • 中国の伝統医学で使用されていたが毒性があるため現在は推奨されない

注意: 毒性があるため薬用使用は絶対に避けるべき

食用

絶対に食用しない

その他
  • 木材として利用
  • 高山地帯の環境保全

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に葉と蜜

症状: グラヤノトキシンにより嘔吐、下痢、心拍数低下、血圧低下などを引き起こし、重症の場合は昏睡状態になる

ハナショウブ (花菖蒲)

学名: Iris ensata var. ensata
科名: アヤメ科

花言葉

  • 情熱
  • 優雅

特徴

花色:

説明

ハナショウブは江戸時代に野生のノハナショウブを品種改良して生み出された日本の代表的な園芸植物です。6月の梅雨時期に美しい花を咲かせ、花の色は白、桃、紫、青、黄など多数あり、絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると5,000種類あるといわれています。花弁の付け根は黄色で、アヤメやカキツバタとの識別点となります。

豆知識

  • 江戸時代には300以上の品種が作出され、現在は5000種類を超える
  • アヤメ、カキツバタとの違いは花弁の付け根の色で見分けられる
  • 明治天皇が愛好し、皇室との縁も深い花
  • 花菖蒲の名所として堀切菖蒲園や水元公園が有名

利用方法

観賞用
  • 花菖蒲園での観賞
  • 切り花として
  • 日本庭園の装飾
薬用
  • 根茎に止血・消炎作用があるとされるが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は専門知識が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 染料として利用可能
  • 伝統工芸の材料

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

スイレン (睡蓮)

学名: Nymphaea alba
科名: スイレン科

花言葉

  • 優しさ
  • 清純

特徴

花色:

説明

スイレンは世界各地の温帯から熱帯の池や沼に自生するスイレン科の水生植物で、水面に浮かぶ円形の葉と美しい花で知られています。花は朝に開いて夕方に閉じる性質があり、これが「睡蓮」の名前の由来となっています。黄色のスイレンは温帯性で、白、ピンク、青など様々な色の品種があります。古代エジプトでは神聖な花として崇められ、仏教では清浄の象徴とされています。

豆知識

  • モネの「睡蓮」シリーズは250点以上の作品からなる
  • 古代エジプトでは青いスイレンが特に神聖視された
  • 花は3-4日間咲き続け、その後水中に沈む
  • 夜咲きのスイレンも存在し、夜の女王と呼ばれる

利用方法

観賞用
  • 庭園の池での観賞
  • 水槽での栽培
  • 切り花として
薬用
  • 古代エジプトや中国の伝統医学で使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は専門知識が必要

食用
  • 種子
  • 根茎(一部の種)
その他
  • 水質浄化
  • 観賞魚の隠れ場所
  • 絵画のモチーフ

毒性

症状: 一般的に毒性はないが、種によっては注意が必要