1777年

シャルル・ド・ブロス

(1709 - 1777)

思想家、民族学者

思想家 民族学者
フランスの思想家・民族学者。比較宗教や神話に関する研究を通じて、「民族学」という概念を提唱した。
シャルル・ド・ブロスは1709年に生まれ、パリ王立高等師範学校で学んだ。彼は古代史や東洋思想に造詣が深く、著書『南方航海記』などで異文化理解の重要性を説いた。1765年に『思想史概論』を刊行し、比較宗教研究を体系化した。彼の著作には「民族学(ethnology)」という用語が初めて登場し、人類学研究の基礎を築いた。王立ポンパドゥール図書館の蔵書管理官も務め、学術界に多大な影響を与えた。1777年に死去したが、その功績は後世の人類学・民族学研究に受け継がれている。
1777年 シャルル・ド・ブロス 1709年
2019年

ジャン・バニエ

(1928 - 2019)

キリスト教哲学者、ラルシュ共同体設立者

キリスト教哲学者 ラルシュ共同体設立者
ジャン・バニエはカナダ出身のキリスト教哲学者です。 1964年にラルシュ共同体を設立し、障がい者支援の新たなモデルを確立しました。
ジャン・バニエは1928年にカナダで生まれました。 ケンブリッジ大学で哲学と神学を学び、信仰にもとづく共同体運営に関心を持ちました。 1964年、フランスのトルヴィルで障がい者支援を目的としたラルシュ共同体を設立。 共同体では利用者と支援者が共に生活し、相互の尊厳を重視するモデルを構築しました。 世界各地にラルシュを広げ、障がい者の社会参加と共生の理念を発信しました。 哲学や宗教をテーマとした多くの著作を発表し、国際的に影響力を持ちました。 2019年5月7日に逝去しました。
2019年 ジャン・バニエ キリスト教哲学者 ラルシュ共同体 1928年