ナスタチウム (金蓮花)

学名: Tropaeolum majus
科名: ノウゼンハレン科

花言葉

  • 勝利
  • 愛国心
  • 困難に打ち克つ

特徴

花色:

説明

ナスタチウムは南米原産のノウゼンハレン科の一年草で、和名をキンレンカといいます。燃えさかる緋・黄・橙色の花をつけ、ハーブの一種として知られています。日本には江戸時代に観賞用として渡来しましたが、欧米では古くから食べる薬として利用されてきました。花、葉、蕾、種子すべてが食用になり、ピリッとした辛みとクレソンのような風味があります。

豆知識

  • 16世紀にスペイン人によってヨーロッパに持ち込まれた
  • 花の形が僧侶の帽子に似ているため「カプチン」とも呼ばれた
  • 種子は未熟なうちはケーパーの代用品として使用できる
  • アブラムシを寄せ付けないためコンパニオンプランツとして重宝される

利用方法

観賞用
  • 花壇での観賞
  • グランドカバーとして
  • 垂れ下がり性品種はハンギングバスケット
薬用
  • ビタミンC豊富で風邪予防
  • 抗菌・抗炎症作用
  • 利尿作用

注意: 大量摂取は胃腸に負担をかける可能性がある

食用
  • 種子
その他
  • コンパニオンプランツとして害虫忌避
  • 天然染料として利用可能

毒性

症状: 食用として安全だが、大量摂取は胃腸障害を起こす可能性がある

リビングストンデージー

学名: Dorotheanthus bellidiformis
科名: ハマミズナ科

花言葉

  • 気前よく与える

特徴

花色:

説明

リビングストンデージーは南アフリカ原産のハマミズナ科の一年草で、春にピンク、紫、白、黄色などのデイジーに似た花を重なり合うようにびっしりと咲かせます。花弁には金属のような独特の光沢があり、太陽の光を受けてキラキラと輝きます。日当たりが悪いと花がよく咲かないため、庭植えでも鉢植えでも、まず日照を確保することがポイントです。

豆知識

  • 探検家デビッド・リビングストンにちなんで命名された
  • 花は太陽が当たっている時だけ開く性質がある
  • 花弁の金属光沢は細胞内の結晶によるもの
  • 南アフリカではナマクアランドの春の名物として有名

利用方法

観賞用
  • 花壇の縁取り
  • ロックガーデン
  • グランドカバーとして
薬用
  • 南アフリカの民間療法で使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 乾燥地帯の緑化
  • 塩害地域の植栽

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

エゴノキ (エゴノ木)

学名: Styrax japonica
科名: エゴノキ科

花言葉

  • 壮大

特徴

花色:

説明

エゴノキは日本、中国、朝鮮半島に自生するエゴノキ科の落葉高木で、5月から6月にかけて白い鈴状の美しい花を枝いっぱいに下向きに咲かせます。花には上品な香りがあり、山野で自然に見られる美しい樹木として親しまれています。秋には卵形の果実をつけ、この果実にはサポニンという成分が含まれており、昔は石鹸として利用されていました。

豆知識

  • 名前の由来は果実を口に含むと「えごい(えぐい)」味がすることから
  • 果実に含まれるサポニンで昔は洗濯をしていた
  • 木材は緻密で彫刻材として利用される
  • 花言葉の「壮大」は満開時の美しい花の様子から

利用方法

観賞用
  • 庭木として
  • 公園樹として
  • 茶花として
薬用
  • 民間療法で樹皮が使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は専門知識が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 木材として利用
  • 果実から石鹸の代用品
  • 数珠の材料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 果実

症状: 果実には有毒成分が含まれており、食べると胃腸障害を起こす可能性がある

ボタン (牡丹)

学名: Paeonia suffruticosa
科名: ボタン科

花言葉

  • 富貴
  • 高貴
  • 恥じらい

特徴

花色:

説明

ボタンは中国原産のボタン科の落葉低木で、「花の王」と称される豪華な大輪の花を4月から5月にかけて咲かせます。シャクヤクとは異なり木本植物で、茎は木質化して冬でも地上部が残ります。花は直径15〜20cmにもなる非常に大きなもので、色は白、ピンク、赤、紫、黄色など多彩です。中国では富貴と高貴さの象徴として古くから愛され、日本でも平安時代から栽培されています。

豆知識

  • 中国では「花王」「花神」として崇められている
  • 日本には平安時代に僧侶によって伝えられた
  • 園芸品種は世界で数千種類存在する
  • 一度植えると数十年間花を楽しめる長寿な植物

利用方法

観賞用
  • 庭園の主役として
  • 切り花として
  • 盆栽として
薬用
  • 中国の伝統医学で根皮が使用されるが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は専門知識が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 絵画の題材として
  • 工芸品のモチーフ
  • 香水の原料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位:

症状: 根に含まれる成分により大量摂取すると胃腸障害を起こす可能性があるが、通常の観賞用途では問題ない