ユズ (柚子)

学名: Citrus junos
科名: ミカン科

花言葉

  • 健康美
  • 汚れなき人

特徴

花色:

説明

ユズは中国原産のミカン科の常緑小高木で、日本には飛鳥時代または奈良時代に伝わったといわれています。5〜6月頃に白い5弁の小さな花を咲かせ、秋に黄色い果実をつけます。古くから果汁を食酢として使用するなど調理用に利用され、現在でも日本料理において香りづけや薬味として重要な役割を果たしています。

豆知識

  • 日本では「桃栗三年柿八年、ユズの大馬鹿十八年」という言葉がある
  • ユズの種子から採れるオイルは高級化粧品の原料として使用される
  • 徳島県が日本最大の生産地で全国シェアの約50%を占める
  • 最近では欧米の高級レストランでYUZUとして注目されている

利用方法

観賞用
  • 庭木としての観賞
  • 盆栽として
  • 花の観賞
薬用
  • ビタミンC豊富で風邪予防
  • リモネンによるリラックス効果
  • 血行促進効果

注意: 皮膚に直接触れるとアレルギーを起こす場合がある

食用
  • 果皮
  • 果汁
その他
  • 香水や化粧品の原料
  • アロマテラピー
  • 入浴剤として

毒性

症状: 食用として安全だが、皮膚への直接接触でアレルギーを起こす場合がある

ハナズオウ (花蘇芳)

学名: Cercis chinensis
科名: マメ科

花言葉

  • 質素
  • 高貴
  • 目覚め

特徴

花色:

説明

ハナズオウは中国原産のマメ科の落葉高木で、4月から5月にかけて葉が開く前にすらりと伸びた枝に濃い赤紫色の小さな蝶形花をいっぱいに咲かせます。花の後にハート型の美しい葉を茂らせ、秋には黄色く紅葉します。高木でありながら枝が横に広がらないスリムな樹形のため、狭い庭でも栽培できるのが特徴です。

豆知識

  • 花の色が蘇芳(すおう)染めの色に似ていることから名前がついた
  • 葉より先に花が咲くため、花の美しさがより際立つ
  • ハート型の葉は愛の象徴として親しまれている
  • 同属のアメリカハナズオウは北米の代表的な春の花

利用方法

観賞用
  • 庭木として
  • 街路樹として
  • 盆栽として
薬用
  • 中国の伝統医学で樹皮や花が使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は専門知識が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 木材として利用可能
  • 染料として花を利用

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

シラン (紫蘭)

学名: Bletilla striata
科名: ラン科

花言葉

  • あなたを忘れない
  • 変わらぬ愛

特徴

花色:

説明

シランは日本、中国、朝鮮半島に自生するラン科の宿根草で、地生ランとして知られています。5月から6月にかけて草丈30〜50cmの花茎の先に紫紅色の美しいラン科特有の花を数個つけます。ラン科植物としては例外的に暑さ寒さに強く丈夫で、普通の土でも育てることができるため、ガーデニング初心者にも人気があります。

豆知識

  • ラン科植物としては例外的に栽培が容易
  • 球根から採れる粘液は古くから和紙作りに使用された
  • 白花品種のハクラン(白蘭)も存在する
  • 野生個体は環境破壊により減少傾向にある

利用方法

観賞用
  • 庭植えとして
  • 茶花として
  • 切り花として
薬用
  • 中国の伝統医学で球根が止血剤として使用されていた

注意: 薬用としての使用は専門知識が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 球根から採れる粘液は和紙の糊として利用
  • 伝統工芸の材料

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

オダマキ (苧環)

学名: Aquilegia vulgaris
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 勝利への決意
  • 必ず手に入れる
  • 愚か

特徴

花色:

説明

オダマキはヨーロッパ原産のキンポウゲ科の多年草で、独特なシルエットの花をうつむくようにして咲かせます。花の後ろには距と呼ばれる突起があり、これが花の特徴的な形を作っています。花色は紫、青、白、ピンク、黄色など多彩で、花持ちは3〜5日ほどですが、多年草なので翌年も花を咲かせ、長いと20年以上咲き続けます。

豆知識

  • 花の形が鳩に似ていることから英名のColumbine(鳩)がついた
  • 和名の由来は麻糸を巻いた道具「苧環」に花の形が似ているため
  • 種子は自然にこぼれて翌年新しい株ができる
  • 高地に自生する種類ほど花が美しいとされる

利用方法

観賞用
  • 花壇での群植
  • 切り花として
  • ロックガーデン
薬用
  • ヨーロッパの民間療法で使用されていたが毒性があるため現在は推奨されない

注意: 毒性があるため薬用使用は避けるべき

食用

食用には適さない

その他
  • ドライフラワーとして利用可能
  • 園芸教育の教材

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に種子

症状: 摂取により胃腸障害、心臓への影響、皮膚炎などを引き起こす可能性がある