端午の節句ほか漢字文化圏)

国・地域: 日本
古くから中国や日本をはじめとした漢字文化圏で行われる5月5日の節句。子供の健やかな成長を願う伝統行事です。
端午の節句は奈良時代から平安時代にかけて中国から伝わったとされ、菖蒲や尚武といった武の象徴が結びついています。日本では江戸時代に男子の成長を祝う節句として定着し、こいのぼりや五月人形を飾る風習が生まれました。柏餅や粽(ちまき)を食べるほか、菖蒲湯に入って無病息災を祈ります。地域によっては菖蒲の葉を軒に吊るすなど、邪気を払う習わしも伝わっています。現在は「こどもの日」として国民の祝日にも制定され、幅広く親しまれています。
端午 日本 漢字文化圏

桃太郎まつり

国・地域: 日本

愛知県犬山市で、「桃太郎のように健やかに」との願いを込めた「桃太郎まつり」が開催される。

犬山市で開催される「桃太郎まつり」。健やかな成長を願うお祭りです。
「桃太郎まつり」は愛知県犬山市で毎年5月5日に開催される地域のお祭りです。 桃太郎伝説の主人公になぞらえ、子どもや若者の健やかな成長を祈願します。 神社への参拝や伝統衣装の行列、武者行列などが行われ、古式ゆかしい雰囲気を楽しめます。 地元の特産品や屋台も立ち並び、家族連れや観光客で賑わいます。 歴史と伝統を感じながら、地域の絆を深める一日となっています。
日本 愛知県 犬山市

大楠祭

国・地域: 日本

静岡県熱海市の來宮神社(きのみやじんじゃ)で行われる例祭。御神木の大楠は国の天然記念物で、樹高約20m、幹周り約24m、推定樹齢2000年以上の全国第2位の巨樹(環境省の調査)。巫女舞の『大楠の舞』や笛伶会和太鼓演奏などが奉納され、境内では、池田社中の野点が催される。

來宮神社の御神木『大楠』を称える、静岡県熱海市の例祭です。
熱海市にある來宮神社で毎年5月5日に行われる例祭です。 祭神の象徴である御神木『大楠』は高さ約20m、幹回り約24m、推定樹齢2000年以上の国指定天然記念物です。 巫女舞『大楠の舞』や笛伶会による和太鼓演奏などが奉納されます。 境内では池田社中による野点が催され、参拝客に抹茶が振る舞われます。 大楠の生命力を感じながら、古来からの神秘的な雰囲気を楽しめる祭りです。
日本 静岡県 熱海市 環境省

流鏑馬祭

国・地域: 日本

静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社で行われる流鏑馬。建久4(1193年)、源頼朝が富士山麓で「富士の巻狩り」を行なった際、富士山本宮浅間大社に流鏑馬を奉納したことから始まったとされている。祭りは5月4日から6日にかけて行われ、本祭の5月5日には、境内桜の馬場で、鎌倉武士の装束を纏った騎馬により小笠原流流鏑馬式が行なわれる。

富士山本宮浅間大社で行われる、武士の流鏑馬を再現する祭礼です。
建久4年(1193年)、源頼朝が富士の巻狩りで浅間大社に流鏑馬を奉納したことに始まります。 毎年5月4日から6日にかけて開催され、5日が本祭です。 本祭では桜の馬場を舞台に、鎌倉武士装束の騎馬による小笠原流流鏑馬式が行われます。 矢が的に命中する瞬間の馬上射手の勇壮な姿に、多くの観光客が魅了されます。 春の富士山麓に響き渡る馬の蹄と弓の音色を間近で体験できます。
日本 静岡県 富士宮市 富士山本宮浅間大社 流鏑馬 1193年 源頼朝 5月4日 6日

武家奴振り

国・地域: 日本

滋賀県米原市の山津照神社(やまつてるじんじゃ)で行われる、おうみ三奴振りの一つ。神社境内の青木神社の祈祷札(天平泰平、武運長久、宮中安全)を京都御所へ献納していた当時の道中奴で、江戸時代から明治4年頃まで行なわれていたもの。戦後復活し、現在は毎年春の祭礼に奉納されている。

山津照神社に伝わる江戸時代からの武家奴振りが復活した伝統芸能です。
滋賀県米原市の山津照神社で、毎年春の祭礼に奉納されます。 江戸時代から明治4年頃まで、祈祷札を京都御所へ献納する道中で行われた奴振りが起源です。 天平泰平、武運長久、宮中安全を祈願する奉納行事として知られています。 戦後に復活し、現在は地域住民によって受け継がれています。 華やかな衣装と勇壮な舞で、古代から続く歴史を感じられます。
日本 滋賀県 米原市 山津照神社 京都御所

すし切り祭り

国・地域: 日本

滋賀県守山市の下新川神社(しもにいかわじんじゃ)の例祭で行われる神事。祭神の豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が湖賊の平定に向かう折、ふなの塩漬けを焼いて献上したところ大変喜ばれたという故事が起源。神事は裃姿に脇差を差した当番の若者二人が古式に則りふなずしを調理していく。その他、国の無形文化財に選定されている「諫鼓(かんこ)の舞い」などが奉納される。

下新川神社の神前でふなずしを調理し奉納する古式神事です。
滋賀県守山市の下新川神社で毎年5月5日に行われる例祭神事です。 祭神の豊城入彦命が湖賊討伐の際、ふなの塩漬けを焼いて献上した故事に由来します。 裃姿の若者二人が古式に則ってふなずしを調理し、神前に供えます。 国の無形文化財『諫鼓の舞』が同時に奉納され、華やかな祭礼となります。 湖国の食文化と信仰が融合した、珍しい神事を間近で見ることができます。
日本 滋賀県 守山市 諫鼓

長刀振り

国・地域: 日本

滋賀県守山市の小津神社の例祭で奉納される踊りで、国の無形民俗文化財。奉納されるのは、手に持った長刀を振る「長刀振り」と、「田楽踊り」を総称して「長刀踊り」と呼んでいる。花笠を被った子どもや大神輿、子供神輿が赤野井の小津若宮神社まで往復する。

小津神社で奉納される長刀を振る舞う力強い舞踊です。
滋賀県守山市の小津神社で毎年行われる例祭で奉納されます。 手にした長刀を振る『長刀振り』と田楽踊りを合わせて『長刀踊り』と呼びます。 国の無形民俗文化財に指定されており、地域を代表する伝統行事です。 花笠を被った子供たちや大神輿、子供神輿が小津若宮神社まで行列を作ります。 勇壮な舞と神輿渡御が一体となり、祭りの高揚感を味わえます。
日本 滋賀県 守山市 小津神社

シンコ・デ・マヨ

国・地域: メキシコ

1862年のこの日のプエブラの会戦でメキシコ軍がフランス軍に勝利したことを記念。

プエブラの会戦におけるメキシコ軍の勝利を祝う歴史記念日です。
1862年5月5日、プエブラの会戦でメキシコ軍がフランス軍に勝利しました。 メキシコ国内では州によって祭日扱いとなり、地域の独立意識を象徴します。 伝統料理、音楽、ダンスなどを楽しむフェスティバルが開催されます。 アメリカ合衆国でもメキシコ系コミュニティを中心に盛大に祝われます。 メキシコの歴史と文化を世界に発信する絆の一日です。
シンコ・デ・マヨ メキシコ 1862年 プエブラの会戦

インド人到達の日

国・地域: ガイアナ

1838年のこの日に、奴隷制度廃止後の農園労働者としてインド人移民が初めてガイアナに来たことを記念。

1838年にインド人移民が初めてガイアナに到着した出来事を記念する日。
インド人到達の日は、奴隷制度廃止後に労働力を必要としたガイアナに、 最初のインド人契約労働者が到着した1838年5月5日を記念しています。 この制度は移民社会の形成に大きく寄与し、現在のガイアナ多文化社会の基盤となりました。 祝日にはインド系ガイアナ人コミュニティが伝統舞踊や音楽、料理のイベントを開催します。 移民の歴史を振り返り、その苦労と貢献を伝承する文化祭としての側面も持ちます。
インド人到達の日 英語版 ガイアナ 1838年

愛国者勝利の日

国・地域: エチオピア

1941年のこの日、イタリアの植民地(イタリア領東アフリカ)となっていたエチオピアで、エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世が首都に再入城したことを記念。この年の11月にエチオピア内の全イタリア軍が降伏した。

ハイレ・セラシエ1世の首都再入城を祝うエチオピアの記念日。
愛国者勝利の日は、1941年5月5日に皇帝ハイレ・セラシエ1世がイタリア占領から首都アディスアベバに凱旋したことを記念します。 イタリア領東アフリカからの解放を象徴するこの日は、エチオピアの独立と尊厳を再確認する日です。 祝いの行事として軍事パレードや国旗掲揚式が行われ、各地で記念式典が催されます。 学校や公共機関では歴史講演や展覧会が開催され、国民の愛国心を育む機会となっています。 植民地支配からの解放と国民統合の象徴として、世代を超えて大切にされる祝日です。
エチオピア 1941年 イタリア イタリア領東アフリカ ハイレ・セラシエ1世