シャクヤク (芍薬)

学名: Paeonia lactiflora
科名: ボタン科

花言葉

  • 恥じらい

特徴

花色:

説明

シャクヤクは中国原産のボタン科の多年草で、昔から美人の代名詞として親しまれています。5月頃に大輪で華やかな花を咲かせ、昼は美しく開花し夕方に花を閉じる性質があります。この恥じらうような花の動きから「恥じらい」という花言葉が生まれました。日本には古く中国から薬用植物として伝来し、現在は観賞用としても広く栽培されています。

豆知識

  • 日本に伝来したのは奈良時代で、当初は薬草として栽培された
  • 花の重さで茎が折れることがあるため「恥じらい」の花言葉が生まれた
  • 世界には約30種類の原種があり、数千の園芸品種が存在する
  • 中国では「花相」という花の占いで使用されることがある

利用方法

観賞用
  • 切り花として
  • 庭園の装飾花
  • 鉢植えとして
薬用
  • 鎮痛・抗炎症作用
  • 筋肉の緊張緩和
  • 止血・消炎効果

注意: 医師の指導のもとで適切に使用すること

食用

食用には適さない

その他
  • 香水の原料
  • 化粧品の成分

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位:

症状: 大量摂取により胃腸障害を起こす可能性があるが、通常の観賞用途では問題ない

フリチラリア・インペリアリス (瓔珞百合)

学名: Fritillaria imperialis
科名: ユリ科

花言葉

  • 天上の愛
  • 威厳
  • 王の威厳

特徴

花色:

説明

フリチラリア・インペリアリスは西アジア原産のユリ科の球根植物で、別名をヨウラクユリやオウカンユリとも呼びます。春から初夏にかけて1メートル以上の高い茎の先端に、黄色やオレンジの釣鐘形の花を下向きに6〜10輪咲かせ、その上に緑の葉を王冠のように茂らせます。この堂々とした姿から「天上の愛」や「威厳」という花言葉がつけられました。

豆知識

  • オランダのチューリップバブル時代には高値で取引された
  • 球根には独特の臭いがあり「狐の臭い」と呼ばれることがある
  • ヨーロッパでは「王冠をかぶった王子」という愛称で親しまれている
  • 花の下の空洞には甘い蜜が溜まることで知られている

利用方法

観賞用
  • 春の庭園での群植
  • 切り花として
  • 球根ガーデンのアクセント
薬用
  • 伝統的にペルシャ医学で使用されていたが現在は一般的でない

注意: 現代での薬用利用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 香りが独特で香料としての利用例もある
  • 球根園芸の教材として使用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根

症状: 球根を大量摂取すると胃腸障害を起こす可能性があるが、通常の園芸利用では問題ない

ストケシア (瑠璃菊)

学名: Stokesia laevis
科名: キク科

花言葉

  • 清楚
  • 追憶
  • たくましさ

特徴

花色:

説明

ストケシアは北アメリカ南東部原産のキク科の多年草で、和名をルリギクといいます。ストケシア属で唯一の植物で、6月から9月にかけて長期間、外側は平たく中心部は細い花びらが重なり合った美しい花を咲かせます。花色は青紫、薄紫、白、ピンクなど多彩で、丈夫で手もかからず毎年花を楽しめることから園芸植物として人気があります。

豆知識

  • 植物学者ジョナサン・ストークスにちなんで命名された
  • ストケシア属で唯一の種という珍しい植物
  • 種小名のlaeviseは「平滑な」という意味
  • アメリカでは「青いコーンフラワー」と呼ばれることもある

利用方法

観賞用
  • 花壇での群植
  • 切り花として
  • ナチュラルガーデン
薬用
  • アメリカ先住民による伝統的な薬用利用があったが現在は一般的でない

注意: 現代での薬用利用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 蝶や蜂の蜜源植物
  • ドライフラワーとしても利用可能

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

スターチス

学名: Limonium sinuatum
科名: イソマツ科

花言葉

  • 変わらぬ心
  • 永遠

特徴

花色:

説明

スターチスは地中海沿岸原産のイソマツ科の一年草で、正式にはリモニウムと呼ばれます。色鮮やかな花(実際は萼)が長期間色褪せないため、生花だけでなくドライフラワーとしても非常に人気があります。紫、ピンク、白、黄色など多彩な色があり、花持ちが良いことから「永遠」「変わらぬ心」という花言葉がつけられました。

豆知識

  • 花に見える部分は実は萼で、本当の花は中央の小さな白い部分
  • ドライフラワーにしても色が褪せにくい特性がある
  • 塩分に強いため海岸近くでも栽培可能
  • 属名のリモニウムはギリシャ語の「草原」に由来する

利用方法

観賞用
  • 切り花として
  • ドライフラワー
  • 花壇での観賞
薬用
  • 地中海地域の民間療法で使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • クラフト材料として
  • ポプリの材料
  • 装飾用ドライフラワー

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない