05月03日の命日 - 科学者・研究者

1779年

ジョン・ウィンスロップ

(1714 - 1779)

天文学者

18世紀の天文学者・数学者。植民地アメリカで科学教育に尽力。

ジョン・ウィンスロップ（1714–1779）はイギリス出身の天文学者・数学者です。ケンブリッジ大学で学んだ後、ハーバード大学などで教鞭を執り、科学教育の基礎を築きました。天体観測と理論研究の両面で功績を残し、ニュートン力学の普及にも寄与しました。植民地時代の科学コミュニティを支え、多くの弟子を育成しました。 1779年に没し、アメリカ初期の科学発展に貢献した人物として評価されています。

1779年ジョン・ウィンスロップ天文学者 1714年

1910年

ハワード・テイラー・リケッツ

(1871 - 1910)

病理学者、微生物学者

病理学者微生物学者

アメリカの病理学者・微生物学者。発熱性疾患の原因菌を発見した先駆者。

ハワード・テイラー・リケッツは1871年にアメリカで生まれ、病理学と微生物学を専門とした。彼はペスト菌やリケッチア属菌の研究を行い、特にリッケッツィア感染症（リッケッツィア熱）の原因菌を突き止めた。リケッツは実験動物を用いた研究手法で知られ、自身も感染しながら研究を続けた。その献身的な研究姿勢は、同僚や後進の科学者に大きな影響を与えた。 1910年にリッケッツィア熱により45歳の若さで亡くなったが、その業績は現代医学にも受け継がれている。

1910年ハワード・テイラー・リケッツ 1871年

1922年

ウィリアム・ロバート・ブルックス

(1844 - 1922)

天文学者

アメリカの天文学者。生涯で27個の彗星を発見し、「彗星王」と称される。

1844年にアメリカで生まれ、独学で天文学を学ぶ。観測所での研究に従事し、多数の彗星を発見。生涯で27個の彗星を発見し、夜空の探索に大きく貢献。天体観測や光学技術の改良を行い、研究成果を論文として発表。 1922年5月3日に逝去。

ウィリアム・ロバート・ブルックス天文学者 1844年

1923年

エルンスト・ハルトヴィッヒ

(1851 - 1923)

天文学者

ドイツの天文学者。星団や変光星の観測で知られる。

1851年にドイツで生まれ、天文学を専攻。タルトゥ大学天文台所長として星団観測を主導。変光星の研究や星団カタログの編纂で業績を残す。写真測光法を採用し、天体写真技術の発展に寄与。 1923年5月3日に逝去。

1923年エルンスト・ハルトヴィッヒ 1851年

1926年

クヌート・ヴィクセル

(1851 - 1926)

経済学者

スウェーデン出身の経済学者。累積過程理論を提唱し、近代金融理論に影響。

1851年にスウェーデンで生まれ、ウプサラ大学で経済学を学ぶ。利子率と物価の相互作用を示す累積過程理論を提唱。代表作『金利および物価』で金融政策の基礎を築く。ケインズなど後の経済学者にも影響を与えた。 1926年5月3日に逝去。

1926年クヌート・ヴィクセル経済学者 1851年

1936年

池田菊苗

(1864 - 1936)

化学者

東京帝国大学の化学者。うま味成分「グルタミン酸ナトリウム」を発見し、食品産業に革命をもたらした。

1864年に江戸で生まれた池田菊苗は、東京帝国大学で化学を学びました。 1908年、昆布のだしに含まれるうま味成分を単離し、グルタミン酸ナトリウムとして結晶化に成功しました。この発見により「うま味」という味覚概念が確立され、後にアジノモト社を設立してMSGの製造を開始しました。食品調理や味覚研究の分野に大きな影響を与え、現代の食文化にも欠かせない調味料となりました。生涯を通じて化学教育にも力を注ぎ、多くの後進を育てました。

池田菊苗化学者 1864年

1951年

エドガー・ルビン

(1886 - 1951)

心理学者

デンマークの心理学者。図形と背景の認知研究で知られ、「ルビンの壺」を提唱した。

1886年に生まれたエドガー・ルビンは、視覚認知における図形-地の分離理論を確立しました。彼の「ルビンの壺」は、見る者の注目によって形の認識が変化する知覚の二安定性を示す有名な図形です。ゲシュタルト心理学に影響を受けながら、対象認識や形状知覚の研究を深化させました。教育者としても後進の育成に尽力し、多くの論文を発表しました。彼の業績は現代の視覚科学やデザイン分野にも大きな示唆を与えています。

1951年エドガー・ルビン 1886年

1952年

ルイス・ワース

(1897 - 1952)

社会学者

アメリカの社会学者。都市社会学や少数集団研究の先駆者として知られる。

1897年にドイツで生まれ、第一次世界大戦後にアメリカに移住したルイス・ワースは、シカゴ学派に参加しました。彼は『Urbanism as a Way of Life』などの論考で都市化が社会構造に与える影響を分析し、都市社会学の基礎を築きました。また、少数集団の社会的地位や同化過程を研究し、民族研究の発展にも寄与しました。大学教授として教育に情熱を傾け、多くの社会学者を育成しました。彼の研究は現代の都市計画や多文化共生の議論にも影響を与え続けています。

1952年ルイス・ワース社会学者 1897年

1958年

米谷隆三

(1899 - 1958)

法学者

1958年米谷隆三法学者 1899年

1966年

小宮豊隆

(1884 - 1966)

独文学者、文芸評論家、演劇評論家、東北大学名誉教授

独文学者文芸評論家演劇評論家東北大学名誉教授

東北大学名誉教授で独文学者および文芸・演劇評論家。

1884年生まれ。ドイツ文学の研究に専念し、日本における独文学研究の草分け的存在となりました。東北大学で長年教鞭を執り、多くの学生を指導しました。文芸評論や演劇評論でも知られ、批評活動を通じて文学と演劇の橋渡し役を果たしました。1966年に没し、その学識と評論は後世に受け継がれています。

1966年小宮豊隆東北大学 1884年

1988年

レフ・ポントリャーギン

(1908 - 1988)

数学者

ソ連の数学者。

1908年10月3日、ロストフ・ナ・ドヌに生まれる。モスクワ大学で数学を学び、トポロジーや解析学に多大な貢献を果たす。ポントリャーギン双対性や最大原理などの理論は、制御理論や最適化理論において重要な役割を果たした。1955年にソビエト連邦科学アカデミーの会員に選出され、多くの賞を受賞する。1988年5月3日、モスクワで逝去した。

1988年レフ・ポントリャーギン数学者 1908年

2007年

ウォルター・シラー

(1923 - 2007)

宇宙飛行士、アポロ7号船長

宇宙飛行士アポロ7号船長

1923年生まれのアメリカの宇宙飛行士。アポロ7号船長を務めました。

ウォルター・M・シラー（1923-2007）は、アメリカ合衆国の宇宙飛行士です。マーキュリー、ジェミニ、アポロ計画に参加し、人類初の有人アポロ飛行となったアポロ7号で船長を務めました。 1968年のミッションでは地球周回を成功させ、宇宙飛行技術の発展に貢献しました。豊富な飛行経験とリーダーシップで宇宙開発史に名を残しました。退役後も講演活動などで宇宙探査への関心を高めました。

2007年ウォルター・シラーアポロ7号 1923年