フロックス

学名: Phlox paniculata
科名: ハナシノブ科

花言葉

  • 温和
  • 合意
  • 協調

特徴

花色:

説明

フロックス・パニクラタは北アメリカ原産のハナシノブ科の多年草で、別名をクサキョウチクトウやオイランソウとも呼びます。6月から9月にかけて長期間開花し、直立した茎の先にピラミッド状の美しい花房をつけます。花の感じがキョウチクトウに似ていることから和名がつけられました。丈夫で育てやすく、夏の暑さにも負けない園芸植物として人気があります。

豆知識

  • 名前の語源はギリシャ語の「炎」を意味するphlogosから来ている
  • ビクトリア朝時代のイギリスで大変人気があった
  • 現在世界に約70種の原種と数千の園芸品種が存在する
  • 夜になると香りが強くなる性質がある

利用方法

観賞用
  • 花壇での群植
  • 切り花として
  • 混植ボーダーガーデン
薬用
  • アメリカ先住民による伝統的な薬用利用があったが現在は一般的でない

注意: 現代での薬用利用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 蝶や蜂の蜜源植物
  • 香りが強く香料の原料にも使用

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

アゲラタム

学名: Ageratum houstonianum
科名: キク科

花言葉

  • 深く信頼しています
  • 信頼
  • 安楽

特徴

花色:

説明

アゲラタムはメキシコ・中央アメリカ原産のキク科の一年草で、和名をカッコウアザミといいます。ふわふわとした質感の青や紫、白の小さな花を沢山咲かせ、花期が長く色褪せしにくいのが特徴です。コンパクトな株に密集して花をつけ、初夏から霜がおりるまで長期間楽しめます。丈夫で病害虫にも強いため、ガーデニング初心者にも人気の花です。

豆知識

  • 名前は「色褪せない」という意味のギリシャ語が語源
  • 19世紀にヨーロッパに導入されて以来園芸植物として人気
  • 花の形が子猫の足に似ていることから英名でPussy footと呼ばれる
  • 種子にタンポポのような冠毛があり風で散布される

利用方法

観賞用
  • 花壇の縁取り
  • 寄せ植え
  • コンテナガーデン
薬用
  • 中央アメリカの民間療法で使用されていたが現在は一般的でない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 蝶や蜂の蜜源植物
  • ドライフラワーとしても利用可能

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

タンポポ (蒲公英)

学名: Taraxacum officinale
科名: キク科

花言葉

  • 神託
  • 別離

特徴

花色:

説明

タンポポは世界中に広く分布するキク科の多年草で、春に黄色い花を咲かせ、花後には白い綿毛状の種子をつけます。根は深く地中に伸び、踏圧にも強いため、道端や芝生などあらゆる場所で見ることができます。日本には在来種と外来種があり、食用や薬用としても利用されてきた身近な野草です。

豆知識

  • 花を閉じる時間が正確で昔は時計代わりに使用された
  • 綿毛を吹いて占いをする習慣は世界共通
  • 根は地中深く2メートル以上伸びることがある
  • 一つの花に見えるが実際は多数の小花の集合体

利用方法

観賞用
  • 野草ガーデンでの観賞
  • 自然風景の演出
薬用
  • 利尿作用
  • 消化促進
  • 肝機能改善

注意: 妊娠中や特定の薬物服用時は使用を避ける

食用
  • 若葉
その他
  • 蜜源植物として重要
  • 土壌改良効果
  • コーヒーの代用品

毒性

症状: 食用として安全だが、ラテックスアレルギーの方は注意

スズラン (鈴蘭)

学名: Convallaria majalis
科名: キジカクシ科

花言葉

  • 幸福
  • 純粋
  • 純潔

特徴

花色:

説明

スズランは北半球の冷涼な地域に自生するキジカクシ科の多年草で、白い鈴のような花を下向きに咲かせます。4月から5月に開花し、優美で清楚な花姿から愛されていますが、全草に強い毒性があります。特にコンバラトキシンという成分は青酸カリの約15倍の毒性を持ち、花を活けた水を飲んでも中毒を起こす危険があります。

豆知識

  • フランスでは5月1日に愛する人にスズランを贈ると幸福になるという言い伝えがある
  • ドイツでは3歳の幼女がスズランの花瓶の水を飲んで死亡した事例がある
  • コンバラトキシンの致死量は体重1kgあたり0.3mg
  • 香水のディオール「ミュゲ」はスズランの香りを再現したもの

利用方法

観賞用
  • シェードガーデンでの観賞
  • 切り花として(取扱注意)
  • グランドカバーとして
薬用
  • 過去に心臓病の治療に使用されたが現在は危険すぎて使用されない

注意: 現在は薬用使用は絶対に避けるべき

食用

絶対に食用しない

その他
  • 香水の原料として利用
  • 伝統的な結婚式のブーケ素材

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に根と種子, 花を活けた水

症状: 嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺など。重症の場合は死に至る