八十八夜

国・地域: 日本

立春を起算日(1日目)として88日目(立春の87日後の日)にあたる雑節のひとつ。5月2日が八十八夜となるのは、平年のうち立春が2月4日となる年(年を4で割った余りが2もしくは3となる年)である。

立春から88日目にあたる雑節で、お茶摘みの最適な時期として知られています。農作業や新茶の準備を始める風習があります。
八十八夜は平安時代に中国から伝わったとされる雑節の一つで、立春を起算日(1日目)として88日目にあたります。農事暦の指標として古くから用いられ、とくにお茶摘みの最適な時期とされています。関東地方で「夏も近づく八十八夜」の歌にも詠まれ、新茶の風物詩となりました。新茶を飲むと長寿や魔除けの効能があるとも言われてきました。気候が安定し、温暖になるこの時期は農作業が本格化し、田植えなども始まります。現代でも茶園や地域行事で八十八夜を祝うイベントが行われています。毎年立春の日付により変動するため、平年では5月2日となります。
八十八夜 日本 立春 雑節 平年 2月4日

緑茶の日(平年のみ。閏年は5月1日。)

国・地域: 日本

日本茶業中央会が制定。八十八夜にちなむものであるが、八十八夜は年によって日が変わるので、平年は5月2日、閏年は5月1日に固定して実施している。

日本茶業中央会が八十八夜にちなみ制定した緑茶の記念日で、平年は5月2日にあたります。
緑茶の日は日本茶業中央会が新茶の季節に合わせて普及促進を目的に制定した記念日です。本来は八十八夜にちなみますが、日付が変動するため平年は5月2日、閏年は5月1日に固定されています。八十八夜の新茶を味わいながら緑茶の健康効果や文化的価値を再認識する機会とされています。各地の茶園や販売店では試飲会やキャンペーンが行われ、緑茶を使ったイベントが盛り上がります。緑茶の消費拡大や若い世代への関心喚起にもつながっており、近年ではSNSでの発信も活発です。毎年新茶の香りと彩りが楽しめる季節の風物詩です。
緑茶 日本 5月1日 日本茶業中央会 5月1日

第3代国王誕生日・教師の日

国・地域: ブータン

ブータンの第3代国王で「近代ブータンの父」と呼ばれるジグミ・ドルジ・ワンチュクの誕生日。

ブータン第3代国王ジグミ・ドルジ・ワンチュクの誕生日を祝う国の祝日で、同時に教師の日としても知られています。
毎年5月2日は「第3代国王誕生日」として、ブータンの近代化を進めたジグミ・ドルジ・ワンチュクの生誕を祝う祝日です。ワンチュク国王は「近代ブータンの父」と呼ばれ、法制度や教育制度の基礎を築いた功績が評価されています。併せて「教師の日」として教育者への感謝を示す日にも定められています。全国の学校では式典が行われ、教育者に花束や記念品が贈られます。人々は公務を休み、王室行事や祝賀会に参加し、伝統舞踊や音楽が披露されます。ブータンの国民幸福度にも象徴的な意味を持ち、国家と教育への思いを新たにする機会となっています。
教師の日 ブータン ブータン ジグミ・ドルジ・ワンチュク

教師の日

国・地域: イラン

イランの聖職者・教育者であるモルテザ・モタハーリが1979年に亡くなった日。

イランの教育者・聖職者モルテザ・モタハーリの命日を記念し、教師の日として制定されています。
毎年5月2日は、1979年にモルテザ・モタハーリが暗殺された命日であることからイランで教師の日とされています。モタハーリはイスラム思想の普及と教育改革に尽力した著名な思想家で、教育者としても高い評価を得ていました。教育現場では彼の哲学や著作が紹介され、教員研修会や記念講演が行われます。学校や大学ではモタハーリを偲ぶセミナーが開催され、教育の重要性を再確認する場となっています。文化施設では関連書籍の展示や書評会が開かれ、広く国民に教育の意義を訴えます。イラン国内の教育関係者が集い、教師の役割と社会貢献を称える日です。
イラン モルテザ・モタハーリ 英語版

交通広告の日

国・地域: 日本

「こう(5)つう(2)」(交通)の語呂合せで関東交通広告協議会が1993年に制定。

「こう(5)つう(2)」の語呂合わせで関東交通広告協議会が制定した記念日です。
交通広告の日は1993年に関東交通広告協議会が「こう(5)つう(2)」の語呂合わせで制定しました。主に電車やバス、駅構内などの交通広告の意義や役割を広く知ってもらうことが目的です。交通広告業界ではセミナーや展示会、見学会などのイベントが開催されます。広告主やクリエイター、学生を対象に業界動向や最新技術の紹介が行われ、新たな広告表現を考える場となっています。利用者には広告の面白さや情報ツールとしての価値を再認識してもらう機会でもあります。都市空間に彩りを添える交通広告の魅力を発信する日です。
交通広告 日本 1993年

郵便貯金の日(郵便貯金創業記念日)

国・地域: 日本

1875年のこの日に郵便貯金の業務が開始されたことを記念して、郵政省が1950年に制定。

1875年のこの日に郵便貯金の業務が開始されたことを記念する日です。
郵便貯金の日は1950年に郵政省が制定し、1875年5月2日に郵便貯金事業が始まったことを記念しています。郵便貯金は全国の郵便局を通じて広く庶民の貯蓄手段を提供し、資金循環や地域経済の発展に寄与しました。創業当初は小口貯金が中心で、近代日本の金融インフラとして重要な役割を果たしました。現在でもゆうちょ銀行の前身として親しまれ、安心・安全な金融サービスを提供しています。記念日には郵便局でキャンペーンや展示が行われ、郵便貯金の歴史や仕組みを紹介します。郵便貯金制度の歩みと社会への貢献を振り返る機会です。
日本 1875年 郵便貯金 郵政省 1950年

歯科医師記念日

国・地域: 日本

1906年のこの日に歯科医師法が施行されたことを記念して日本歯科医師会が1957年に制定。

1906年に歯科医師法が施行されたことを記念する、日本歯科医師会制定の記念日です。
歯科医師記念日は、1906年5月2日に歯科医師法が施行されたことを受けて1957年に日本歯科医師会が制定しました。歯科医師法は歯科医療の専門性と責任を明確にし、国民の口腔保健向上に大きく貢献しました。毎年この日には口腔衛生の啓発活動や無料歯科相談会が全国で開催されます。学校や地域での歯科検診、歯磨き指導など、子どもから高齢者まで幅広い世代に向けた取り組みが行われています。歯科医療の重要性や予防歯科の普及を図る機会として知られています。
歯科医師 日本 1906年 歯科医師法 日本歯科医師会 1957年

えんぴつ記念日

国・地域: 日本

1887年のこの日、眞崎仁六が東京の新宿に「眞崎鉛筆製造所(後の三菱鉛筆)」を創立したことに由来。

1887年に眞崎仁六が眞崎鉛筆製造所を創立したことに由来する記念日です。
えんぴつ記念日は1887年5月2日に眞崎仁六が東京・新宿に眞崎鉛筆製造所を設立したことに由来します。後に三菱鉛筆として発展し、日本の筆記具産業をけん引してきました。創業当初は品質の高い黒鉛を使用した鉛筆を製造し、国内外で高い評価を得ました。この日は鉛筆の歴史やものづくりの大切さを振り返る機会とされています。文房具店やメーカーでは鉛筆に関する展示やワークショップが開催され、小学生向けの鉛筆デザインコンテストなども行われます。子どもから大人まで身近な筆記具の魅力を再発見できる日です。
日本 1887年 三菱鉛筆