シバザクラ (芝桜)

学名: Phlox subulata
科名: ハナシノブ科

花言葉

  • 合意

特徴

花色:

説明

シバザクラは北アメリカ原産のハナシノブ科の多年草で、匍匐性の性質を持ち地面を這うように広がります。4月から5月にかけて約1ヶ月間、桜の花に似た5弁の小さな花をびっしりと咲かせます。日本の風土によく合うため、各地に美しい名所が存在し、春の風物詩として親しまれています。

豆知識

  • 日本最大の芝桜の名所は埼玉県秩父市の羊山公園で、約17万5千株が植えられている
  • 花言葉の「合意」は、多くの花が一斉に咲く様子から生まれた
  • 別名のハナツメクサは、花が爪のように小さいことに由来する
  • アメリカでは母の日のシンボルフラワーの一つとして親しまれている

利用方法

観賞用
  • 庭園の地被植物として
  • ロックガーデンの装飾
  • 斜面の緑化と美化
薬用
  • 伝統的な薬用利用の記録は少ない

注意: 特に注意すべき薬用効果は報告されていない

食用

食用には適さない

その他
  • 蜜源植物として蝶や蜂を引き寄せる
  • 土壌流出防止効果

毒性

症状: 毒性は報告されていない

シャクヤク (芍薬)

学名: Paeonia lactiflora
科名: ボタン科

花言葉

  • はにかみ

特徴

花色:

説明

シャクヤクは中国原産のボタン科の多年草で、昔から美人の代名詞として親しまれています。5月頃に開花し、大輪で華やかな花を咲かせます。昼は華やかに咲き、夕方に花を閉じる性質があり、これが「はにかみ」という花言葉の由来となっています。薬用植物としても重要で、根は生薬として利用されています。

豆知識

  • 日本に伝来したのは奈良時代で、当初は薬草として栽培された
  • 花の重さで茎が折れることがあるため「恥じらい」の花言葉が生まれた
  • 世界には約30種類の原種があり、数千の園芸品種が存在する
  • 中国では「花相」という花の占いで使用されることがある

利用方法

観賞用
  • 切り花として
  • 庭園の装飾花
  • 鉢植えとして
薬用
  • 鎮痛・抗炎症作用
  • 筋肉の緊張緩和
  • 止血・消炎効果

注意: 医師の指導のもとで適切に使用すること

食用

食用には適さない

その他
  • 香水の原料
  • 化粧品の成分

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位:

症状: 大量摂取により胃腸障害を起こす可能性があるが、通常の観賞用途では問題ない

ムシトリナデシコ (虫捕撫子)

学名: Silene armeria
科名: ナデシコ科

花言葉

  • 未練
  • 哀しみ

特徴

花色:

説明

ムシトリナデシコはヨーロッパ原産のナデシコ科の越年草で、茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分があり、ここに小虫が付着して捕らえられることから名付けられました。ただし、食虫植物ではなく、花の蜜を盗むアリを防ぐためのものと考えられています。5月から6月にかけて紅色の5弁の花を多数咲かせます。

豆知識

  • 食虫植物ではないが、捕獲した虫を消化吸収することはない
  • 茶色い粘着部分は花を守るためのアリ対策と考えられている
  • 江戸時代の日本には多くの園芸植物とともに持ち込まれた
  • 現在は日本全国で普通に見られる帰化植物となっている

利用方法

観賞用
  • 花壇の装飾
  • 切り花として
  • 野草園での観賞
薬用
  • 伝統的な薬用利用の記録は少ない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 虫の観察用として教育目的で使用
  • 自然学習の教材

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

フクシア

学名: Fuchsia × hybrida
科名: アカバナ科

花言葉

  • つつましい愛
  • 信じる愛
  • 上品な趣味

特徴

花色:

説明

フクシアは南米原産のアカバナ科の低木で、花の美しさから鉢植えなどでよく栽培されています。下向きに咲く上品な花姿から「貴婦人のイヤリング」と呼ばれ、花びらのように見える部分は実は萼で、中央のふっくらした部分が花の本体です。涼しくて湿り気のある環境を好み、一重咲きから八重咲きまで多様な品種があります。

豆知識

  • ドイツの植物学者レオンハルト・フックスにちなんで命名された
  • ビクトリア朝時代のイギリスで大ブームとなった
  • 現在約3000種類の園芸品種が存在する
  • ハチドリとの共進化で発達した花の形状を持つ

利用方法

観賞用
  • 鉢植えとして
  • ハンギングバスケット
  • 温室での観賞
薬用
  • 一部の種で民間療法での使用例があるが一般的ではない

注意: 薬用としての使用は専門知識が必要

食用
  • 一部の種の果実
その他
  • ハチドリの蜜源植物
  • 園芸品種改良の研究材料

毒性

症状: 一般的に毒性はないとされる