メーデー
国・地域:
世界
毎年5月1日に労働者の団結と権利を讃える国際的な記念日です。
19世紀後半、アメリカ・シカゴで労働時間短縮を求めるデモから起源を持つ。
1889年にパリで開催された第二インターナショナル大会で5月1日が国際労働者の日と宣言された。
世界各地でデモ行進や集会が行われ、労働条件の改善や平和を訴える日となっている。
日本では1952年からメーデー大会が開催され、労働組合などが参加している。
現在では多様なテーマで働く人々の連帯を示す機会となっている。
メーデー
世界
八十八夜
国・地域:
日本
立春を起算日(1日目)として88日目(立春の87日後の日)にあたる雑節のひとつ。5月1日が八十八夜となるのは、2021年以降では閏年および平年のうち立春が2月3日となる年(年を4で割った余りが1となる年)である。
立春から数えて88日目にあたる、農作業や茶摘みの目安とされる伝統的な雑節です。
立春を1日目として数えて88日目にあたる雑節の一つ。
茶摘みの適期とされ、「八十八夜の別れ霜」による霜害回避の目安とされる。
江戸時代から俳句や民謡の題材として詠まれてきた。
農作業の指標として米作や茶摘みで重要視され、健康祈願の行事も行われる。
毎年日付が変動するため、5月1日になるのは特定年に限られる。
茶農家やお茶好きにとって特別な日として親しまれている。
八十八夜
日本
立春
雑節
閏年
平年
2月3日
緑茶の日
国・地域:
日本
日本茶業中央会が制定。八十八夜にちなむものであるが、八十八夜は年によって日が変わるので、平年は5月2日、閏年は5月1日に固定して実施している。
日本茶の普及と魅力発信を目的に制定された、緑茶を楽しむための記念日です。
日本茶業中央会が日本茶の普及と魅力発信を目的に制定。
八十八夜にちなみつつも、毎年5月2日(平年)または5月1日(閏年)に実施。
新茶のシーズンを祝い、若芽の瑞々しさを楽しむ日とされる。
茶道やカフェ、茶園で試飲会やイベントが開催される。
緑茶をテーマにした講演会やワークショップも全国で行われる。
健康飲料としての緑茶の効能紹介やレシピ提案など多彩な企画が特徴。
緑茶
日本
日本茶業中央会
5月2日
憲法記念日
国・地域:
マーシャル諸島
1979年のこの日に、アメリカによる信託統治下のマーシャル諸島で憲法を制定し、自治政府が発足したことを記念。
マーシャル諸島で憲法制定と自治政府発足を祝う国民の祝日です。
1979年5月1日にマーシャル諸島で憲法を制定し、自治政府が発足したことを祝う。
第二次世界大戦後の信託統治時代を経て独立への一歩となった歴史的節目。
憲法改正や国のアイデンティティを議論する機会として位置付けられている。
首都マジュロで式典や政府主催の記念行事が開催される。
教育機関や市民団体によるシンポジウムも行われ、法の支配や民主主義が語られる。
憲法記念日
マーシャル諸島
1979年
アメリカによる信託統治
すずらんの日
日頃お世話になっている人へスズランの花を贈る日。フランスを中心にすずらんの日と呼ばれている。
5月1日にすずらんを贈り幸福や感謝を伝える、フランス発祥の習慣です。
フランス発祥で、5月1日にすずらんを贈り合い幸福や感謝を伝える風習。
花言葉は「幸福の再来」「純粋」で、贈ると幸運が訪れるとされる。
宮廷文化が広まり、現在は家族や友人、大切な人に贈る習慣になっている。
パリをはじめ各地で露店やマーケットが立ち並び、花市の風情を楽しめる。
ガーデニング愛好家や花好きの間でも特別なイベントが行われる。
スズラン
フランス
日本赤十字社創立記念日
国・地域:
日本
1877年のこの日、佐野常民らが西南戦争の負傷者の救護のため、日本赤十字社の前身である博愛社を設立した。
1877年に博愛社を設立した日を記念し、日本赤十字社の創立を祝う記念日です。
1877年5月1日に佐野常民らが博愛社を設立し、日本赤十字社の前身が誕生。
西南戦争の負傷者救護を目的とする日本初の民間救護組織として重要な役割を果たした。
1887年に国際赤十字に加盟し、国内外で救護・災害支援活動を展開。
各地の支部で記念式典や献血運動、救護活動の歴史紹介が行われる。
今日まで医療、福祉、災害支援など幅広い分野で社会貢献を続けている。
日本
1877年
佐野常民
西南戦争
日本赤十字社
扇の日
国・地域:
日本
京都扇子団扇商工協同組合が1990年に制定。平安王朝の時代、5月1日(旧暦4月1日)は宮中で「給扇の儀」が執り行われる日だった。『源氏物語』では、愛し合う男女が互いの扇を贈り合い、将来を約束する文化が描かている。日付は「こ(5)い(1)」(恋)の語呂合せで5月1日を記念日とした。
古来の扇文化を楽しむ日として、伝統工芸の扇を祝う記念日です。
1990年に京都扇子団扇商工協同組合が制定した日本の伝統工芸を祝う日。
平安時代の宮中行事「給扇の儀」が5月1日に行われたことに由来する。
『源氏物語』にも登場するように、扇は恋文や贈答文化の象徴となっている。
全国の扇子工房や展示会で実演・体験イベントが催され、扇の美しさを堪能できる。
インテリアやファッションアイテムとしての扇の魅力も再評価されている。
日本
1990年
4月1日
源氏物語
水俣病啓発の日
国・地域:
日本
1956年のこの日に、熊本県水俣市の保健所へ市内のチッソ附属病院から「原因不明の奇病」の報告があり、これが水俣病が広く知られるきっかけとなった。50年目の2006年に記念日が制定された。
水俣病発見を契機に公害・環境問題への理解を深めるための啓発日です。
1956年5月1日に熊本県水俣市で原因不明の奇病が報告され、水俣病が世間に知られるきっかけとなった。
2006年に50周年を機に被害の実態や公害問題への理解を深めるために制定。
水俣病被害者や地域住民の証言集会や写真展が全国で開催される。
環境保護と企業責任を考えるシンポジウムやワークショップが行われる。
学校教育や学術フォーラムで公害史の教材として取り上げられる。
被害の教訓から持続可能な社会づくりの意識を高める日と位置付けられている。
日本
1956年
熊本県
水俣市
チッソ
水俣病
2006年