1914年

大阪電気軌道上本町 奈良間(現・近鉄奈良線)が開業。生駒トンネルで生駒山地を貫く。

大阪電気軌道の上本町–奈良間が開業し、生駒トンネルで山地を貫通しました。 近鉄奈良線の前身として都市交通を刷新します。
1914年4月30日、大阪電気軌道が上本町から奈良までの路線を開通させました。 途中の生駒山地を貫く生駒トンネルは当時日本最長級の鉄道トンネルでした。 この路線により大阪と奈良の往来が飛躍的に改善され、観光客や通勤客の利便性が向上します。 路線の完成は沿線地域の発展を促し、住宅地や商工業の拡大を後押ししました。 建設には当時の技術と多くの労力が費やされ、土木技術の発展にも寄与しました。 現在の近鉄奈良線として、関西地域の重要な鉄道路線の一つとなっています。
1914年 大阪電気軌道 上本町 奈良 近鉄奈良線 生駒トンネル
1947年

アメリカ・コロラド川のボールダーダムが大統領ハーバート・フーヴァーにちなんでフーバーダムに改称。

米国のコロラド川にあるボールダーダムがフーバーダムに改称されました。
当初「ボールダーダム」と呼ばれていたダムは1928年に完成し、コロラド川の水力発電や潅漑に貢献しました。 1947年4月30日、初代大統領ハーバート・フーヴァーを讃えて名称が「フーバーダム」に改められました。 フーヴァー大統領は第一次世界大戦後のヨーロッパ復興支援などでも知られる工学者出身の大統領でした。 改称後もフーバーダムは米国南西部の主要な水資源管理施設として重要な役割を果たし続けています。 その巨大なコンクリート構造物は観光名所としても人気を集めています。
コロラド川 ハーバート・フーヴァー フーバーダム
1989年

JR北海道の名寄本線と天北線がこの日限りで廃止。

北海道の名寄本線と天北線が廃止され、地域の鉄道ネットワークが縮小しました。
1989年4月30日、JR北海道が名寄本線と天北線の全線を廃止。 利用者減少と運営コストの増大を受けて、地方鉄道の維持が困難となったため。 これにより宗谷本線経由の振替輸送が開始され、地域住民の利便性維持策が講じられました。 廃線跡はサイクリングロードや緑道に転用され、観光資源として再生。 地方交通政策や過疎地の鉄道網維持の課題を浮き彫りにした出来事です。
1989年 名寄本線 天北線