弘和3年/永徳3年3月27日

懐良親王

(1329 - 1383)

皇族

皇族
鎌倉時代後期から南北朝時代にかけて活躍した皇族。
1329年に生まれ、第96代後醍醐天皇の皇子として皇族に列した。南北朝時代に南朝方の有力な軍事指導者として九州を拠点に活動。多くの合戦を指揮し、南朝の勢力回復に尽力した。争乱の時代において忠誠心と勇猛さで知られ、後世の軍記物にも登場する。永徳3年(1383年)に没し、その存在は南朝方の象徴の一つとなった。
1383年 弘和 永徳 3月27日 懐良親王 皇族 1329年
文明13年4月2日

一条兼良

(1402 - 1481)

公卿、歌人

公卿 歌人
室町時代の公卿であり和歌をよく詠んだ歌人。
1402年に生まれ、室町幕府の公卿として政治に参与した。一方で和歌を深く愛し、その技巧と情趣あふれる詠歌で知られる。代表的な著作に日記文学や歌論書があり、後世の和歌史に大きな影響を与えた。学問と芸術の双方に造詣が深く、文化人としても高く評価された。文明13年(1481年)に没し、その豊かな詩的才能は今なお語り継がれている。
1481年 文明 4月2日 一条兼良 公卿 歌人 1402年
1544年

トーマス・オードリー

イングランドの大法官

イングランドの大法官
16世紀イングランド王国の大法官を務めた法曹官。
生年は不詳だが、16世紀のイングランド王国で大法官(Lord Chief Justice)を務めた。法学に造詣が深く、王室や貴族の訴訟を統括した。司法行政の中枢で働くことで、当時の法律制度の整備に寄与したと伝えられる。政治家としても活動し、王室の信任を得た。1544年に没し、その職務経験は後の法曹史にも影響を与えた。
1544年 トーマス・オードリー 英語版 大法官
天文17年3月22日

朝倉孝景

(1493 - 1548)

戦国時代の大名

戦国時代の大名
戦国時代の大名・朝倉氏当主として越前で勢力を誇った武将。
1493年に生まれ、戦国時代に越前国を拠点として活動した朝倉氏の大名。当初は家中の内紛を収め、領国の統治を安定させた。戦略的な合戦を指揮し、周辺勢力との抗争にも関与した。領民経済や城郭整備にも力を注ぎ、領国発展に寄与した。天文17年(1548年)に没し、その統治は後世に影響を残した。
1548年 天文 3月22日 朝倉孝景 大名 戦国大名 1493年
正保2年4月5日

前田光高

(1615 - 1645)

加賀藩第4代藩主

加賀藩第4代藩主
江戸時代初期の加賀藩第4代藩主として藩政改革に取り組んだ大名。
1615年に生まれ、第3代藩主前田利常の長男として家督を継承した。藩政改革や検地・治水事業を推進し、加賀藩の財政基盤を強化した。学問や文化の振興にも意欲的で、藩校の整備を支援した。短い治世ながらも領国発展に寄与し、正保2年(1645年)に没した。
1645年 正保 4月5日 前田光高 加賀藩 1615年
1655年

ウスタシュ・ル・シュウール(Eustache Le Sueur)

(1617 - 1655)

画家

画家
フランス・バロック期の画家。
1617年に生まれ、17世紀フランスで活躍した画家。ローマ留学でイタリア絵画の影響を受け、宗教画や寓意画を多く手がけた。王立絵画彫刻アカデミーの創設メンバーの一人として、フランス美術界の発展に寄与。代表作には宗教的主題の大作があり、1655年に没した。その繊細な筆致は後世の画家に影響を与えた。
1655年 ウスタシュ・ル・シュウール Eustache Le Sueur 1617年
1701年

丹羽光重

(1622 - 1701)

白河藩第2代藩主、二本松藩第4代藩主

白河藩第2代藩主 二本松藩第4代藩主
江戸時代初期の大名、白河藩・二本松藩主を務めた。
1622年に生まれ、江戸時代初期の大名として白河藩第2代藩主に就任。その後二本松藩へ移封され、第4代藩主として領地経営を担った。藩政では土木事業や治水に取り組み、領民生活の安定を図った。幕府との関係調整にも長け、その忠誠心と統治手腕が評価された。1701年に没し、長期間にわたり家中をまとめた功績が知られる。
1701年 丹羽光重 白河藩 二本松藩 1622年
1755年

ジャン=バティスト・ウードリー

(1686 - 1755)

画家

画家
フランス・バロック期の画家。
1686年に生まれ、18世紀初頭にフランスで活躍した画家。肖像画や宗教画を中心に制作し、貴族や教会からの依頼を受けた。流麗な筆致と柔らかな色彩が特徴で、バロック美術の一翼を担った。1755年に没し、その作品はヨーロッパ各地の美術館に所蔵され高く評価される。
1755年 ジャン=バティスト・ウードリー 1686年
1792年

ジョン・モンタギュー

(1718 - 1792)

貴族、政治家、元海軍大臣

貴族 政治家 元海軍大臣
イギリスの貴族・政治家、海軍大臣を務めた。
1718年に生まれ、第4代サンドイッチ伯爵として貴族院議員を務めた。1763年から1766年、1771年から1782年にかけて海軍大臣(First Lord of the Admiralty)を歴任し、海軍制度の改革に取り組んだ。王室や議会との調整役としても活躍し、政治的影響力を行使した。1792年に没し、その名は料理名としても知られるサンドイッチに由来する。
1792年 ジョン・モンタギュー 1718年
1795年

ジャン=ジャック・バルテルミ

(1716 - 1795)

考古学者、貨幣学者、作家

考古学者 貨幣学者 作家
フランスの考古学者・貨幣学者、作家。
1716年に生まれ、古代ローマやギリシャの遺物研究を通じて考古学の発展に貢献した。特に貨幣学に精通し、多くのコインを収集・分析して研究報告を発表した。さらに旅行記や学術書を執筆し、18世紀の学術界で広く知られた。1795年に没し、その体系的な研究は後の考古学・貨幣学の基礎を築いたと評価される。
1795年 ジャン=ジャック・バルテルミ 1716年
文化3年3月12日

小野川喜三郎

(1758 - 1806)

第5代横綱

第5代横綱
江戸時代中期の有力な力士で、1758年生まれ。 1789年に第5代横綱に昇進し、相撲史に名を残しました。
小野川喜三郎(1758-1806)は江戸時代中期の著名な力士で、第5代横綱として活躍しました。 出羽国(現在の山形県)出身で、若くして土俵に上がりその力量を認められました。 1789年(寛政元年)に第5代横綱に昇進し、強さと技巧を兼ね備えた相撲で人気を博しました。 当時の記録には豪快な立ち合いと安定した四つ相撲で対戦相手を圧倒したと伝えられています。 相撲協会の前身である江戸相撲の発展に大きく寄与し、後進の指導にも力を注ぎました。 その功績により、今日でも歴代横綱の一人として讃えられています。
1806年 文化 3月12日 小野川喜三郎 横綱 1758年
文政10年4月5日

高田屋嘉兵衛

(1769 - 1827)

廻船業者

廻船業者
蝦夷地交易で名を馳せた江戸時代後期の廻船業者。 地域を越えた物流網を築き、異国との交流でも活躍しました。
高田屋嘉兵衛(1769-1827)は摂津国(現在の兵庫県)出身の廻船業者です。 若くして商才を発揮し、北前船を用いて蝦夷地(現在の北海道)や樺太、さらにロシア沿海州との交易を行いました。 1821年にはイギリス捕鯨船「エミリー号」の遭難を救助し、その人道的行為が国際的に注目されました。 その業績により「北海の恩人」と称され、異文化交流の先駆者として評価されています。 多くの実業家や商人に影響を与え、北海道開拓期の産業基盤形成にも貢献しました。
1827年 文政 4月5日 高田屋嘉兵衛 1769年