04月30日の誕生日 - 政治家・指導者

1310年

カジミェシュ3世

(1310 - 1370)

ポーランド王

ポーランド王として1343年から在位し、法典編纂や行政改革を推進した「賢明王」と呼ばれる君主。

1343年からポーランド王として在位し、法典編纂や行政改革を通じて中央集権化を進めました。1364年にクラクフ大学（現ヤギェウォ大学）を創設し、学術の振興に寄与しました。律令制を改定して行政機構を整備し、国内の秩序強化を図りました。領土拡大にも成功し、強大な国家基盤を築きました。その治世から「賢明王（ドブシュィ）」と称され、後世に高く評価されています。

1310年カジミェシュ3世ポーランド王 1370年

1553年

ルイーズ・ド・ロレーヌ＝ヴォーデモン

(1553 - 1601)

フランス王妃

フランス王アンリ3世の王妃として知られ、敬虔で慎ましい生活を貫いた王妃。

ロレーヌ公家の出身で、1575年にアンリ3世と結婚してフランス王妃となりました。宮廷では華美を避けて信仰深く慎ましい生活を送りました。1589年に夫アンリ3世が暗殺されると、一貫して喪に服し、黒い服をまとい続けました。その後はシュノンソー城に隠棲し、慈善事業や祈祷に専念しました。1601年に没し、その信仰と献身的な生き方は後世にも語り継がれています。

1553年ルイーズ・ド・ロレーヌ＝ヴォーデモンフランス王妃 1601年

1662年

メアリー2世

(1662 - 1694)

イングランド女王

イングランド女王としてウィリアム3世と共同統治を行った君主。

1662年にイングランド王ジェームズ2世の王女として生まれました。1689年の名誉革命で父王を追放し、夫ウィリアム3世と共同で即位しました。新たに議会主権を承認し、立憲君主制の基礎を築きました。聖公会の地位を強化し、宗教寛容と政治安定を推進しました。1694年に急逝しましたが、その短い在位期間はイングランド史に大きな影響を残しました。

1662年メアリー2世イングランド 1694年

1769年

初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリー

(1769 - 1852)

軍人、政治家

軍人政治家

ナポレオン戦争で活躍し、後にイギリス首相となった傑出した軍人・政治家。

1769年にアイルランドのダブリンで生まれました。ナポレオン戦争中のワーテルローの戦い（1815年）で連合軍を指揮し、決定的な勝利を収めました。戦功により初代ウェリントン公爵に叙せられました。1828年と1834年にイギリス首相を務め、保守党の指導者として政治にも影響を与えました。「ナポレオンの撃退者」としてヨーロッパ史に名を刻みました。1852年に没しました。

1769年ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリー軍人政治家 1852年

1803年

アルブレヒト・フォン・ローン

(1803 - 1879)

軍人、政治家

軍人政治家

プロイセン王国の軍人・政治家として軍制改革を推進した人物。

1803年にプロイセン王国の貴族家庭に生まれました。19世紀中葉の軍務で要職を歴任しました。1859年に戦争大臣に就任し、徴兵制度や補給体制の近代化を推進しました。普仏戦争では整備された後方支援が迅速な軍の展開に寄与しました。1873年に退官後も軍事理論の執筆を続け、ドイツ軍制の基礎を築きました。

1803年アルブレヒト・フォン・ローン 1879年

文化元年3月27日

牧野節成

(1810 - 1861)

田辺藩主

江戸時代末期の田辺藩主として領政を担当した大名。

1810年（文化元年3月27日）に生まれ、成長後に田辺藩主を襲封しました。領内の財政再建や藩士教育に努め、藩政運営を担当しました。幕末の動乱期には治安維持と領民保護に尽力しました。藩主としての詳細な記録は限られていますが、地域の統治者として活動しました。1861年に没し、後継者に藩政を引き継ぎました。

1810年文化 3月27日牧野節成田辺藩 1861年

1825年

第3代エクセター侯爵ウィリアム・セシル

(1825 - 1895)

貴族、政治家

貴族政治家

イギリス保守党の貴族政治家。第3代エクセター侯爵を継承し、地方行政などに携わった。

第3代エクセター侯爵ウィリアム・セシルは1825年に生まれたイギリスの貴族で、保守党に属する政治家。爵位を継承後、北アメリカ植民地問題や国内の農業改革を巡る議論に参加。下院議員としても活動し、地方自治の強化を支持した。さらに鉄道整備や教育振興にも関心を示し、複数の委員会に所属。 1895年に没するまで、イギリス政治の一翼を担った人物として知られる。

1825年第3代エクセター侯爵ウィリアム・セシル貴族 1895年

1834年

ジョン・ラボック

(1834 - 1913)

銀行家、政治家、生物学者、考古学者

銀行家政治家生物学者考古学者

イギリスの銀行家、政治家、博物学者として知られ、古代遺跡や生物学の研究を行った。

ジョン・ラボックは1834年生まれのイギリス人で、銀行家としてビクトリア朝の金融界で活躍。政治家としても下院議員を務め、鉄道規制法や自然保護運動を推進した。生物学者や考古学者として遺跡発掘や動植物分類の研究を手掛け、『先史時代』という概念を広めた。鳥類保護法や銀行休日法の成立にも関与し、社会改革にも貢献。 1913年に没し、多方面での功績から『近代進化学の父』とも称されることがある。

1834年ジョン・ラボック銀行家政治家生物学者考古学者 1913年

嘉永4年3月29日

米津政敏

(1851 - 1895)

長瀞藩主

江戸時代末期から明治時代の大名。長瀞藩主として藩政を担当した。

米津政敏は1851年に生まれ、長瀞藩主として領地を統治した。幕末の動乱期に藩内改革を試み、財政再建や治安維持に尽力した。明治維新後の廃藩置県で大名の立場を返上し、華族として東京へ移り住んだとされる。地域の教育や社会事業に関わった記録も残り、郷土史の研究対象となっている。 1895年に没した。

1851年嘉永 3月29日米津政敏長瀞藩 1895年

嘉永2年4月8日

黒田直養

(1851 - 1919)

久留里藩主

江戸時代末期から明治時代の大名。久留里藩主として藩政を担った。

黒田直養は1851年に生まれ、久留里藩主として領民の統治を行った。幕末期の混乱の中で藩政改革に取り組み、財政や治安の維持に努めた。明治維新後の廃藩置県で藩主の地位を失い、華族として東京へ移住したと伝えられる。郷土博物館などにゆかりの資料が残り、地域史研究で注目される。 1919年に没した。

1851年嘉永 4月8日黒田直養久留里藩 1919年

1893年

ヨアヒム・フォン・リッベントロップ

(1893 - 1946)

ナチス・ドイツ外務相

ナチス・ドイツの外交官・外務大臣。ヒトラー政権下で対ソ戦争を推進した。

1893年4月30日生まれ。第一次世界大戦後に外交官としてキャリアを開始し、ナチ党に入党後は政界でも頭角を現した。 1938年に外務大臣に就任し、ミュンヘン会談や独ソ不可侵条約の締結など重要な外交交渉を指揮した。第二次世界大戦中は枢軸国との同盟関係強化に尽力したが、戦後ニュルンベルク裁判で戦争犯罪を問われ、1946年に絞首刑に処された。その生涯はナチ政権の外交戦略を象徴するものとなった。

1893年ヨアヒム・フォン・リッベントロップナチス・ドイツ 1946年

1900年

野呂栄太郎

(1900 - 1934)

経済学者、日本共産党指導者

経済学者日本共産党指導者

日本共産党の指導者であり、経済学者として労働運動に理論的支柱を提供した。

1900年4月30日生まれ。東京帝国大学で経済学を学び、マルクス経済学を日本に紹介した。 1922年に日本共産党に加入後、党の機関誌で経済分析記事を執筆し、理論家として活躍した。資本主義批判を基に労働者の権利擁護を訴え、党内外で影響力を拡大した。 1934年の治安維持法弾圧で逮捕され、その後獄中で客死した。若くして没したが、戦後の左翼経済学発展に繋がる思想的遺産を残した。

1900年野呂栄太郎経済学者日本共産党 1934年