ムラサキハナナ (紫花菜)

学名: Hesperis matronalis
科名: アブラナ科

花言葉

  • 恵まれた未来
  • 知恵の泉
  • 聡明

特徴

花色:

説明

ムラサキハナナは、ヨーロッパ原産のアブラナ科の二年草で、1935年ごろに日本に渡来しました。春になると土手や線路脇、河川敷などを美しい紫色で彩ります。4枚の花弁を持つ十字花で、夕方になると甘い香りを放ちます。ハナダイコンとも呼ばれますが、正式にはムラサキハナナが正しい名称です。現在は日本全国に帰化植物として広く分布しています。

豆知識

  • 夕方になると香りが強くなるため「Dame's Violet(夕方の貴婦人)」と呼ばれる
  • アブラナ科のため花の構造は菜の花と同じ十字花
  • 種子は長距離飛散し、河川や鉄道沿いに分布を拡大する
  • 中世ヨーロッパでは「聖母の薬草」として修道院で栽培された

利用方法

観賞用
  • 野生化した群生地での自然観賞
  • 切り花として短期間楽しむ
  • ワイルドフラワーガーデンの構成要素
薬用
  • 中世ヨーロッパで咳止めや解熱に使用された
  • 現在は薬用利用されていない

注意: 現代医学での効果は未確認のため、観賞目的での利用を推奨します

食用
  • 若葉
その他
  • 蝶や蜂の蜜源植物として重要
  • 土壌保全効果があるとされる
  • 自然教育の教材として利用

毒性

症状: 一般的に無毒で若葉は食用可能ですが、採取場所の環境に注意が必要です

モッコウバラ (木香薔薇)

学名: Rosa banksiae
科名: バラ科

花言葉

  • 幼いころの幸せな時間
  • 初恋
  • 純潔

特徴

花色: 黄色

説明

モッコウバラは、中国原産のバラ科のつる性低木で、江戸時代中期に日本に渡来しました。4-5月に直径2-3cmの小さな花を房状にたくさん咲かせます。つる性で黄花種と白花種があり、棘がないため扱いやすく、つるは10m以上に伸びてフェンスやアーチに絡ませて楽しまれます。病気に強く育てやすいバラとして人気があります。

豆知識

  • イギリスの植物学者ジョゼフ・バンクスの妻にちなんで「Lady Banks' Rose」と名付けられた
  • 世界最大のバラとしてギネス記録に登録されている個体がアメリカにある
  • 一重咲きの白花種と八重咲きの黄花種が主な園芸品種
  • 中国では1000年以上前から栽培されている歴史ある花

利用方法

観賞用
  • フェンスやアーチでのつる仕立て
  • 壁面緑化用のクライミングローズ
  • グラウンドカバーとしての利用
薬用
  • 中国伝統医学で花を「木香花」として気血調和に使用
  • 民間療法で消炎作用があるとされる

注意: 現代医学での効果は未確認のため、観賞目的での利用を推奨します

食用
  • 花弁
  • 若葉
その他
  • ローズウォーターの製造
  • ポプリやドライフラワーの材料
  • 天然染料として花弁を使用

毒性

症状: 一般的に無毒で、花弁は食用可能ですが、園芸品種は無農薬のものを選んでください