1932年
東京市内4箇所にダイヤル式公衆電話を設置。
1932年4月29日、東京市内4箇所にダイヤル式公衆電話が初めて設置され、通話の利便性が向上しました。
これまで交換手を介して通話をつなぐ呼出式電話のみだった公衆電話に、ダイヤル式が導入されました。
東京市内の主要ポイント4箇所に設置され、利用者は番号を直接回転させて通話先を指定可能に。
通話開始までの時間短縮とプライバシー確保が図られ、通信インフラの近代化を象徴する出来事となりました。
同システムはその後全国に普及し、日本の電話網整備を大きく前進させました。
東京市
公衆電話
1932年
東京地下鉄道神田 三越前間が延伸開業(現東京メトロ銀座線)。
1932年4月29日、東京地下鉄道(現銀座線)の神田~三越前間が延伸開業し、中心市街地へのアクセスが向上しました。
東京地下鉄道は日本初の地下鉄路線として1927年に開業。
1932年4月29日、神田駅から三越前駅間の延伸区間が開業し、銀座方面への直通運行が可能に。
この延伸により、東京中心部の交通ネットワークが大幅に強化され、通勤・商業活動の効率が向上。
当時の都市計画や近代化政策の象徴的プロジェクトで、後の都市交通網整備にも影響を与えました。
延伸区間は軌道や駅設備にも最新技術が導入され、日本の鉄道技術の水準を示しました。
東京地下鉄道
東京メトロ銀座線
1987年
1984年から災害で休止の北陸鉄道金名線が廃止。
1987年4月29日、北陸鉄道金名線が廃止される。
・金名線は石川県内を走っていたローカル鉄道路線。
・1984年の豪雨災害で線路や橋梁に大きな被害を受け、一時休止となっていた。
・復旧費用の見通しが立たず、4月29日付で正式に廃止が決定。
・地域住民の足として利用されていたが、自動車交通の普及により利用者が減少していた。
・廃止後も廃線跡は遊歩道などに再利用され、一部は歴史を伝える記念施設となっている。
1987年
1984年
北陸鉄道金名線
1989年
JR北海道・標津線がこの日限りで廃止。
1989年4月29日、JR北海道標津線が廃止される。
・標津線は北海道標津町などを結ぶ路線として地域の物流と通勤通学に貢献。
・利用者減少と維持管理費の増大から1989年4月29日をもって廃止。
・沿線には観光資源もあったが、鉄道による集客は限られていた。
・廃線後はバス路線に転換され、地域交通の確保が図られた。
・廃線跡地は一部がサイクリングロードや緑道として活用され、観光資源となっている。
1989年
標津線
2006年
富山ライトレール富山港線開業。
2006年4月29日、富山ライトレールの富山港線が開業し、地域交通が充実した。
富山ライトレール富山港線は富山市中心部と富山港を結ぶ路線として整備されました。
2006年の開業により、路面電車を活用した新たな交通手段が提供されました。
沿線地域の観光振興や買い物アクセスの改善に寄与し、定着した交通インフラとなりました。
低床車両の導入により高齢者や車椅子利用者も利用しやすい設計となっています。
運行は民間企業が担い、地域連携による公共交通モデルとして注目を集めました。
開業後は沿線開発やイベント連携など地域活性化への取り組みが進められています。
2006年
富山ライトレール富山港線
2006年
生口島道路の開通に伴い、本州と四国とを結ぶ西瀬戸自動車道(しまなみ海道)が全通。
2006年4月29日、生口島道路開通に伴い、しまなみ海道が全通した。
しまなみ海道は本州・四国連絡橋の一部として、瀬戸内海を横断する自動車道・自転車道です。
2006年4月29日に生口島道路が開通し、全長約60kmの路線が全通しました。
橋梁群は新尾道大橋や生口橋など6橋で構成され、美しい海景を楽しめる観光ルートとなっています。
車両だけでなく徒歩やサイクリングでも渡ることができ、国内外のサイクリストに人気です。
地域間交流や物流効率の向上に貢献し、沿線の島々の経済活性化にも寄与しました。
現在も多目的な海上アクセス路として利用されています。
西瀬戸自動車道
2016年
京都鉄道博物館が開館。
京都市にJR西日本運営の大型鉄道博物館がオープンし、多彩な鉄道展示を開始しました。
2016年4月29日、京都市下京区の旧梅小路蒸気機関車館跡地に『京都鉄道博物館』が開館しました。
館内には約50両の実物車両が展示され、蒸気機関車から新幹線まで日本の鉄道史を一望できます。
運転シミュレータや車両整備工場の見学ゾーンも設置され、鉄道ファンのみならず家族連れにも人気を集めています。
博物館はJR西日本が運営し、鉄道技術の進歩や歴史を学習できる教育拠点としても期待されています。
開館初年度は100万人以上の来館者を記録し、地域観光の新たな目玉となりました。
2016年
京都鉄道博物館