04月29日の命日 | calendar.web-standard.org

保元2年3月19日

藤原基衡

(1105 - 1157)

奥州藤原氏第2代当主

平安時代末期の奥州藤原氏第2代当主。東北地方の統治を担い、仏教文化の発展に寄与した人物。

藤原基衡（1105年-保元2年3月19日［1157年4月29日］）は平安時代末期の奥州藤原氏第2代当主。父の藤原清衡の死後に家督を継承し、奥州地方の政治と経済の安定に尽力した。彼の治世下で寺院建築や仏教文化がさらに発展し、中尊寺金色堂などの造営が進められた。武力だけでなく文化振興にも力を入れ、地域の繁栄に貢献した。没後もその統治は後継者たちに引き継がれ、奥州藤原氏の最盛期を築く基盤となった。

1157年保元 3月19日藤原基衡奥州藤原氏 1105年

延宝2年3月24日

松平光通

(1636 - 1674)

第2代福井藩主

江戸時代前期の大名で、第2代福井藩主。藩政安定や財政改革に努めた人物。

松平光通（1636年-延宝2年3月24日［1674年4月29日］）は江戸時代前期の大名であり、福井藩の第2代藩主。父である初代藩主松平忠直の跡を継いで家督を相続し、藩政の安定と財政の立て直しに取り組んだ。領内の検地や法令整備を通じて支配体制の強化を図り、家臣団の統制や農業振興にも力を注いだ。文化面では学問や工芸の奨励を行い、藩校の設立などを支援した。短命ではあったが、福井藩の基盤づくりに大きく貢献した。

1674年延宝 3月24日松平光通福井藩主 1636年

1676年

ミヒール・デ・ロイテル

(1607 - 1676)

オランダ海軍の提督

17世紀のオランダ海軍提督。三度の英蘭戦争で活躍した戦術家。

ミヒール・デ・ロイテル（1607年-1676年4月29日）はオランダ共和国の海軍提督。第一から第三次英蘭戦争において数々の海戦を勝利に導き、特に四日間戦争やメドウェイ襲撃で名を馳せた。優れた戦術眼と指揮能力を兼ね備え、敵船隊を巧みに翻弄したことで知られる。戦後は王立海軍司令官として海軍組織の改革や近代化を推進し、オランダ海軍の国際的地位を高めた。彼の功績はオランダ黄金時代の海洋帝国としての礎を築いた。

1676年ミヒール・デ・ロイテルオランダ海軍提督 1607年

1712年

フアン・カバニーリェス

(1644 - 1712)

オルガニスト、作曲家

オルガニスト作曲家

バロック期のスペインを代表するオルガニスト・作曲家。

フアン・カバニーリェス（1644年-1712年4月29日）はスペイン・バロック時代の著名なオルガニスト兼作曲家。宮廷礼拝堂や教会のオルガニストとして長く活躍し、多くのトリエントやトントを作曲した。厳格な対位法と華麗な装飾音を融合させた独自の様式で、後世のスペイン鍵盤音楽に大きな影響を与えた。作品は主に宗教曲であり、数百に及ぶ自筆譜が現存している。近年は古楽復興の潮流の中で再評価が進み、録音・演奏が盛んに行われている。

1712年フアン・カバニーリェスオルガニスト作曲家 1644年

1754年

ジョヴァンニ・バッティスタ・ピアッツェッタ

(1682 - 1754)

画家

18世紀イタリアのロココ期を代表する画家。

ジョヴァンニ・バッティスタ・ピアッツェッタ（1682年-1754年4月29日）はイタリア・ロココ様式の画家。ヴェネツィアを拠点に宗教画や肖像画、風俗画など多岐にわたる作品を制作し、柔らかな色調と繊細な筆致が特徴とされる。特に陰影の対比を用いた劇的な演出や光の表現に優れ、ヴェネツィア派の伝統を継承しつつ独自の作風を確立した。彼の作品はヨーロッパ各地の宮廷や教会に所蔵され、後の世代にも大きな影響を与えた。晩年はローマやナポリでも活動し、イタリア中部から南部にかけての美術界に貢献した。

1754年ジョヴァンニ・バッティスタ・ピアッツェッタ画家 1682年

1768年

イェオリ・ブラント

(1694 - 1768)

化学者、鉱物学者

化学者鉱物学者

18世紀スウェーデンの化学者・鉱物学者。コバルトの発見で知られる。

イェオリ・ブラント（1694年-1768年4月29日）はスウェーデンの化学者かつ鉱物学者。コバルトを単体元素として初めて分離した研究で知られ、その性質を明らかにした。亜鉛や鉄に関する研究も行い、冶金学の発展に寄与した。ウプサラ大学で教鞭を執るとともに王室顧問として鉱山開発を支援し、スウェーデンの鉱業振興に貢献した。彼の業績は近代化学の基礎を築くうえで重要な役割を果たした。

1768年イェオリ・ブラント化学者鉱物学者 1694年

1790年

シャルル＝ニコラ・コシャン

(1715 - 1790)

版画家

フランス王立アカデミーに所属した18世紀の版画家。宮廷文化や建築図を多く手がけた人物。

シャルル＝ニコラ・コシャン（1715年-1790年4月29日）はフランスの版画家およびエッチングの名手。ルイ15世やルイ16世の宮廷を題材にした多くの版画作品を制作し、建築図や風俗画の記録としても高く評価された。フランス王立美術アカデミーの会員として学術的な活動も行い、美術理論の執筆にも携わった。彼の精緻な彫刻技法とデッサン力は同時代の芸術家に影響を与え、版画芸術の発展に貢献した。作品は現在もヨーロッパ各地の美術館で所蔵されている。

1790年シャルル＝ニコラ・コシャン 1715年

1793年

ジョン・ミッチェル

(1724 - 1793)

天文学者

18世紀イギリスの自然哲学者・天文学者。地質学や統計学でも先駆的研究を行った。

ジョン・ミッチェル（1724年-1793年4月29日）はイギリスの自然哲学者であり、天文学、地質学、統計学に先駆的な貢献をした。二重星の研究を通じて恒星間距離の測定法を提案し、ブラックホールの存在を初めて理論的に予見した人物としても知られる。地震学の基礎を築く地殻の構造論や鉱物学的研究にも取り組み、幅広い分野で業績を残した。教区牧師としての職務を果たしつつ学問を追求し、多くの学術書を執筆した。彼の革新的なアイデアは後世の科学発展に大きな影響を与えた。

1793年ジョン・ミッチェル天文学者 1724年

1803年

トーマス・ジョーンズ

(1742 - 1803)

画家

18世紀英国の風景画家。イタリア留学で多くの素描を残した。

トーマス・ジョーンズ（1742年-1803年4月29日）はイギリス・ウェールズ出身の画家で、風景画を得意とした。1770年代にイタリアへ留学し、ローマやナポリなどで多くの素描と油彩画を制作した。自然光と大気の効果を繊細に描写し、写実性と詩情を兼ね備えた作風で知られる。帰国後は風景画だけでなく肖像画や歴史画にも取り組み、英国美術界に影響を与えた。作品は現在、英国の美術館や個人所蔵に所蔵されている。

1803年トーマス・ジョーンズ 1742年

1805年

ローレンツ・パシュ

(1733 - 1805)

画家

18世紀スウェーデンの肖像画家。王室や貴族の宮廷画家を務めた。

ローレンツ・パシュ（1733年-1805年4月29日）はスウェーデンの肖像画家で、王室および貴族の宮廷画家を務めた。パリやロンドンで絵画技術を学び、ヨーロッパ各地の宮廷で活躍した。巧みな色彩感覚と繊細なタッチで被写体の人物像に生き生きとした表情を与え、その作品は王侯貴族から高い評価を受けた。パシュ家は芸術一家としても知られ、彼自身も弟妹と共にスウェーデン美術の発展に寄与した。教え子を多く育成し、スウェーデン絵画の近代化に影響を与えた。

1805年ローレンツ・パシュ 1733年

1840年

ピエール＝ジャン・ロビケ

(1780 - 1840)

化学者

19世紀のフランスの化学者。有機化合物の研究で知られる。

1780年にフランスで生まれた化学者。パリ大学で学び、有機化学や天然物化学の研究に従事した。アルカロイドの分離や構造解明を進め、科学界に大きく貢献した。 1832年にはコデインの発見に関わり、その業績は医学にも影響を与えた。 1840年に没し、化学史に名を残した。

1840年ピエール＝ジャン・ロビケ 1780年

嘉永2年4月7日

徳川慶臧

(1836 - 1849)

第13代尾張藩主

江戸時代末期の尾張藩主。幼くして藩主となり、早世した。

1836年に尾張徳川家の一員として生まれた。 1846年に第13代尾張藩主を継承したが、当時まだ子供だった。藩政には直接関与できず、家臣らによって支えられた。 1849年にわずか13歳で病死し、短い生涯を閉じた。その若き在位は幕末の動乱期にあった。

1849年嘉永 4月7日徳川慶臧尾張藩主 1836年