04月29日の誕生日 - 科学者・研究者

1854年

アンリ・ポアンカレ

(1854 - 1912)

数学者

トポロジーや相対性理論の基礎を築いたフランスの数学者・物理学者。

アンリ・ポアンカレ（1854-1912）はフランスの数学者・物理学者で、トポロジーの創始者として知られます。ポアンカレ予想や三体問題の研究を通じて非線形現象やカオス理論に先鞭をつけました。量子論や相対性理論の数学的基礎にも貢献し、解析関数論や微分方程式の分野で多くの業績を残しました。彼の深遠な洞察は20世紀の科学発展に大きな影響を与えました。

1854年アンリ・ポアンカレ数学者 1912年

万延元年3月7日

宮部金吾

(1860 - 1951)

植物学者

日本の植物学者。日本産植物の分類学を専門とし、多くの新種を命名した。

宮部金吾は、1860年に生まれ、日本の植物分類学の発展に大きな貢献をした。東京帝国大学で学び、ヨーロッパでの植物学研究を経て帰国後は教育と研究に携わった。新種植物の命名や標本収集を通じて、日本の植物相の解明を推進した。後進の育成にも力を入れ、多くの植物学者を輩出した。 1951年にその生涯を閉じたが、彼の業績は現在も植物学界で高く評価されている。

1860年万延 3月7日宮部金吾植物学者 1951年

1890年

湯浅八郎

(1890 - 1981)

生物学者

日本の生物学者。生理学や発生学の研究で知られる。

湯浅八郎は1890年に生まれ、生物の発生過程や生理機能に関する研究を行った。国内の大学や研究機関で活躍し、甲状腺ホルモンの生理学的役割の解明などに取り組んだ。彼の研究成果は現代生理学の基礎を築き、多くの学術論文として残された。また、多くの後進研究者を育成し、日本の生物学界の発展に寄与した。 1981年に亡くなるまで、生物学の基礎研究と教育に生涯を捧げた。

1890年湯浅八郎生物学者 1981年

1893年

ハロルド・ユーリー

(1893 - 1981)

物理化学者

アメリカの物理化学者。重水素の発見で1934年にノーベル化学賞を受賞し、宇宙化学や原子核化学の分野にも貢献した。

ハロルド・ユーリーはカリフォルニア大学バークレー校などで教鞭をとり、初めて重水素（デューテリウム）を単離したことで知られる。 1934年にノーベル化学賞を受賞し、その後の化学研究や地球科学、宇宙化学の発展に大きな影響を与えた。ミラー・ユーリー実験は生命起源研究の先駆的な業績とされ、地球初期大気の研究にも貢献した。戦時中には原子爆弾開発にも関与し、その後の平和利用を唱えた。晩年は多くの賞と栄誉を受け、日本の科学界とも交流があった。

1893年ハロルド・ユーリー 1981年

1895年

ウラジーミル・プロップ

(1895 - 1970)

昔話研究家

ロシアの昔話研究家。『民話の形態学』で物語構造の分析手法を確立した。

ウラジーミル・プロップはサンクトペテルブルク大学で学んだ後、民俗学と昔話研究に従事した。 1928年に発表した『民話の形態学』は、昔話の共通要素（プロット要素）を体系的に分類し、物語研究に革命をもたらした。各昔話を構成する31の要素（プロップ関数）を提示し、構造主義的アプローチの先駆となった。その手法は文学研究や文化人類学、比較文学など多くの学問分野に影響を与え、現在も引用され続けている。 1970年に没するまで研究を続け、ロシア民俗学の発展に大きく貢献した。

ウラジーミル・プロップ昔話 1970年

1908年

高原滋夫

(1908 - 1994)

医学者

1908年高原滋夫医学者 1994年

1922年

大橋薫

社会学者、明治学院大学名誉教授

社会学者明治学院大学名誉教授

1922年大橋薫明治学院大学

1922年

岩崎英二郎

(1922 - 2017)

ドイツ語学者

日本のドイツ語学者。大学でドイツ語教育や研究に従事した。

1922年に生まれ、戦後日本のドイツ語教育に貢献。大学教授として多くの学生を指導し、ドイツ文学や文化の研究で知られる。複数の翻訳書や専門書を執筆し、学術界で高い評価を得た。若手研究者の育成にも尽力し、日本ドイツ語学界の発展に寄与した。 2017年に惜しまれつつ逝去。

岩崎英二郎ドイツ語学者 2017年

1926年

ポール・バラン

(1926 - 2011)

計算機科学者

アメリカの計算機科学者。パケット交換方式の先駆者。

1926年に生まれたアメリカの電気技術者・計算機科学者。インターネットの基礎技術であるパケット交換方式を提唱。スタンフォード研究所（SRI）でARPANETの開発に貢献。通信ネットワークの分散構造概念を打ち立て、現代インターネットの礎を築いた。 2011年に逝去し、その業績は情報通信技術の発展に大きな影響を与え続けている。

1926年ポール・バラン計算機科学者 2011年

1927年

上田正昭

(1927 - 2016)

歴史学者

日本の歴史学者。日本史研究に多大な貢献をし、多くの後進を育成した。

上田正昭は日本の歴史学者。長年にわたり日本史全般を研究し、特に中世史に関する業績で知られる。多数の著書や論文を発表し、大学教授として後進の指導にもあたった。日本史の普及にも力を注ぎ、一般向けの歴史書も執筆した。研究者としての幅広い知見で学界に影響を与えた。 2016年に逝去するまで、日本史研究の第一人者として高い評価を受け続けた。

1927年上田正昭歴史学者 2016年

1929年

竹内昭夫

(1929 - 1996)

商法学者

日本の商法学者。企業法や商取引に関する研究で知られる。

竹内昭夫は商法学者として企業活動の法的基盤を研究した。多くの論文や著書を発表し、商法分野で高い評価を受けた。戦後の日本企業の発展を支える法制度の整備に貢献した。大学教授として後進の指導にも力を注いだ。 1996年に逝去するまで、商法研究の第一線で活躍した。

1929年竹内昭夫商法学者 1996年

1936年

蓮實重彦

フランス文学者

1936年4月29日生まれの日本のフランス文学者。大学教授として翻訳・研究を行い、文芸批評でも活躍。

1936年4月29日に生まれ、フランス文学の研究者としてキャリアをスタート。大学で教授を務め、文学作品の翻訳や批評で高い評価を得る。著作を通じてフランス文学の魅力を日本に紹介し、学術界に貢献。映画や芸術に関する批評活動でも知られ、幅広い分野で影響力を持つ。長年にわたり教鞭を取り、多くの後進を育てた教育者でもある。

1936年蓮實重彦フランス文学者