1848年

ラヴィ・ヴァルマ

(1848 - 1906)

画家

画家
インド神話や叙事詩を西洋技法で描いた、近代インド美術の先駆者的画家。
ラージャ・ラヴィ・ヴァルマ(1848-1906)はインドの宮廷画家で、油彩に西洋写実技法を取り入れて神話や叙事詩を描きました。代表作『シャクンタラー』などは印刷技術と結びつき、民衆に広く普及しました。彼の作風はインド美術に新たな潮流を生み出し、民族主義的美術運動にも影響を与えました。多彩な題材と繊細な表現で知られ、インド近代美術の基礎を築きました。
1848年 ラヴィ・ヴァルマ 画家 1906年
1857年

フランティシェク・オンドジーチェク

(1857 - 1922)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト 作曲家
チェコ出身の名ヴァイオリニスト・作曲家で、ドヴォルザークの協奏曲初演を担った音楽家。
フランティシェク・オンドジーチェク(1857-1922)はチェコのヴァイオリニスト兼作曲家です。パリ音楽院で学び、ヨーゼフ・ヨアヒムに師事しました。ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を初演し、作品の普及に大きく貢献しました。またヨーロッパ各地で演奏会を開き、優雅な技術と温かな音色で高い評価を得ました。作曲家としても小品や協奏曲を残し、民族的要素を取り入れた作品を多数発表しました。
1857年 フランティシェク・オンドジーチェク ヴァイオリニスト 作曲家 1922年
1872年

アイヴィン・アルネス

(1872 - 1932)

作曲家、オルガニスト

作曲家 オルガニスト
ノルウェーの作曲家・オルガニスト。教会音楽を中心に活動した。
アイヴィン・アルネスは1872年に生まれ、オルガニストとしての技術と作曲力を兼ね備えた。 教会付属のオルガン奏者として長年務め、多くの宗教音楽作品を作曲した。 作品には前奏曲やコラール前奏曲などがあり、北欧らしい繊細な旋律が特徴である。 演奏活動の傍ら、後進の育成にも注力し、多くのオルガニストを指導した。 1932年にその生涯を閉じたが、彼の作品は今も演奏され続けている。
1872年 アイヴィン・アルネス オルガニスト 1932年
1882年

オーギュスト・エルバン

(1882 - 1960)

画家

画家
フランスの画家。抽象美術の先駆者の一人。
オーギュスト・エルバンは1882年に生まれ、王立美術学校で学んだ後、パリを拠点に活動した。 初期はキュビスムの影響を受け、その後幾何学的な抽象作品を追求した。 1931年に『Abstraction-Création』協会の創設メンバーとなり、抽象美術の普及に努めた。 色彩理論にも深い関心を示し、限定された色調による作品群を発表した。 1960年に没し、彼の作品は現代美術に大きな影響を与え続けている。
1882年 オーギュスト・エルバン 画家 1960年
1895年

マルコム・サージェント

(1895 - 1967)

指揮者

指揮者
イギリスの指揮者。BBCプロムスの音楽監督を務め、多彩なレパートリーと巧みな演出で知られた。
マルコム・サージェントはチェロを学んだ後、指揮者としてキャリアを開始し、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団やBBC交響楽団の指揮台に立った。 特にBBCプロムスの音楽監督(1947年から晩年まで)として国民的人気を博し、“プロムスの顔”として親しまれた。 ワルツや軽音楽の名演も多く、軽快で洗練されたスタイルが特色であった。 多くの録音を残し、第二次世界大戦後の英国音楽界の発展に寄与した。 1967年に没するまで、幅広い音楽ファンから愛され続けた。
1895年 マルコム・サージェント 指揮者 1967年
1899年

城戸武男

(1899 - 1980)

建築家

建築家
日本の建築家。昭和期を中心に活動し、公共施設や住宅の設計を手がけた。
1899年 城戸武男 1980年
1899年

デューク・エリントン

(1899 - 1974)

ジャズピアニスト

ジャズピアニスト
アメリカのジャズピアニスト、作曲家、ビッグバンド・リーダー。数多くの名曲を残し、ジャズ史に名を刻んだ。
デューク・エリントンは1920年代にバンドを結成し、「It Don't Mean a Thing」「Mood Indigo」「Take the 'A' Train」などの名曲を作曲した。 華やかで洗練された編曲とステージ演出で知られ、ジャズを芸術の領域へと高めた。 生涯にわたって活躍し、50枚以上のスタジオ・アルバムと無数のライブ録音を残した。 1946年にはアメリカ芸術文化勲章を受章し、1974年に死去するまで国際的に影響を与え続けた。 その功績は現在もジャズ教育や文化的遺産として受け継がれている。
デューク・エリントン ジャズ 1974年
1907年

フレッド・ジンネマン

(1907 - 1997)

映画監督

映画監督
オーストリア出身でアメリカを中心に活躍した映画監督。アカデミー賞監督賞を2度受賞するなど、黄金期のハリウッドを代表する名匠。
1907年、オーストリア=ハンガリー帝国ウィーンに生まれる 1930年代にアメリカへ移住し、映画制作の世界に身を投じる 『High Noon』(真昼の決闘、1952)などウェスタン作品で注目を集める 『From Here to Eternity』(地上より永遠に、1953)と『A Man for All Seasons』(1966)でアカデミー賞監督賞を受賞 人間ドラマを緻密に描く演出で知られ、ハリウッド黄金期を代表する監督の一人とされる 1997年、アメリカで逝去
フレッド・ジンネマン 映画監督 1997年
1907年

ティノ・ロッシ

(1907 - 1983)

シャンソン歌手

シャンソン歌手
フランス・コルシカ島出身のシャンソン歌手。クリスマスソング『Petit Papa Noël』で知られ、戦後の大衆音楽に大きな影響を与えた。
1907年、フランス領コルシカ島アジャクシオに生まれる 1930年代からシャンソン歌手として活動を開始、多くのヒット曲を生む 代表曲『Petit Papa Noël』はクリスマスソングの名定番となり、世界的に愛される 柔らかな歌声と温かな表現力で戦後の大衆音楽シーンを牽引 映画にも出演し、俳優としての顔も持つ 1983年に逝去
ティノ・ロッシ シャンソン 1983年
1920年

秋岡芳夫

(1920 - 1997)

工業デザイナー、著述家

工業デザイナー 著述家
日本の工業デザイナー、著述家。日用品から家具まで幅広いデザインを手掛け、理論と実践を著作で伝えた。
1920年に日本で生まれる 工業デザイナーとして日用品や家具、家電など幅広い製品デザインを手掛ける 1960年代以降はデザイン理論の研究・執筆に注力 著作を通じてモダンデザインの概念や手法を広める 多くのデザイナー育成にも尽力し、日本のデザイン教育に寄与 1997年に逝去
1920年 秋岡芳夫 工業デザイナー 著述家 1997年
1922年

トゥーツ・シールマンス

(1922 - 2016)

ハーモニカ奏者

ハーモニカ奏者
ベルギー出身のジャズハーモニカ奏者。
1922年にベルギーで生まれ、ハーモニカ奏者としてキャリアを開始。 その温かく表情豊かな音色で世界中のジャズファンを魅了した。 チャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィスらと共演し、数々の名演奏を残す。 映画音楽やテレビ番組のテーマ曲などにも参加し、多彩な活動を展開。 2016年に94歳で永眠し、ジャズ界に大きな足跡を残した。
トゥーツ・シールマンス ハーモニカ 2016年
1925年

イワオ・タカモト

(1925 - 2007)

アニメーター

アニメーター
アメリカで活躍したアニメーター・キャラクターデザイナー。
1925年にアメリカで生まれ、日本系アメリカ人のアニメーター。 ウォルト・ディズニー・スタジオやハンナ=バーベラで活躍。 「スクービー・ドゥー」をはじめとする数多くのキャラクターデザインを手掛けた。 柔らかな線と表現力豊かなデザインが特徴で、アニメ界に大きな影響を与えた。 2007年に逝去し、その業績は今も評価され続けている。
イワオ・タカモト アニメーター 2007年