1947年

トール・ヘイエルダールらがインカ文明がイースター島に伝播したとする仮説を証明するため、大型筏「コンティキ号」でペルーのカヤオ港を出港。

探検家トール・ヘイエルダールらが手作り筏「コンティキ号」で太平洋横断航海を開始し、文明伝播仮説の検証に挑んだ。
1947年4月28日、ノルウェーの探検家トール・ヘイエルダール率いるチームがペルーのカヤオ港を出港。 彼らはインカ文明がイースター島まで海路で伝播した可能性を実証するため、伝統的な技術を用いて巨大な木製筏を建造した。 「コンティキ号」は約4トンの木材とヤシのロープで組まれ、航海は約101日間に及んだ。 同年8月7日にイースター島近郊に到達し、海洋航海の可能性を示した。 この壮大な実験航海は、考古学や人類学の視点から大きな注目を集めた。
1947年 トール・ヘイエルダール インカ文明 イースター島 コンティキ号 ペルー カヤオ
1977年

特許手続上の微生物の寄託の国際承認に関するブダペスト条約調印。

微生物の特許手続に関するブダペスト条約が調印され、国際的な承認制度が始まった。
1977年4月28日、ブダペスト条約(正式名称:特許手続上の微生物の寄託の国際承認に関する条約)が調印されました。 この条約は、微生物を特許明細書に記載する際の実物提供方法を標準化する国際的な仕組みを定めています。 加盟国は指定機関に微生物を寄託することで、特許手続の透明性と信頼性を確保。 条約の締結により、バイオテクノロジーの発展とともに増加する特許申請に対応する枠組みが整備されました。 日本を含む多くの国が後に批准し、研究者や企業間の微生物資源の共有が円滑化しました。
1977年 特許手続上の微生物の寄託の国際承認に関するブダペスト条約
2001年

史上初の自費による宇宙旅行者であるデニス・チトーが乗ったソユーズTM 32が打ち上げ。

2001年4月28日、デニス・チトーが世界初の民間宇宙旅行者としてソユーズTM-32で打ち上げられました。
アメリカの実業家デニス・チトーは、ロシアの宇宙船ソユーズTM-32に搭乗し、自ら費用を負担して国際宇宙ステーション(ISS)に向かいました。 このミッションは史上初の商業宇宙旅行として注目を集め、政府機関に依存しない民間人の宇宙飛行時代の幕開けとなりました。 チトーは約8日間を宇宙で過ごし、科学実験や地球観測を行いました。 彼の挑戦は後続の民間宇宙旅行プログラムに大きな影響を与え、現在の宇宙旅行ビジネスの礎となりました。 民間人が宇宙へアクセスする可能性を世界に示した歴史的な一歩です。
2001年 デニス・チトー ソユーズTM-32
2008年

日本で、全国初の緊急地震速報が発表される(未明に沖縄県宮古島近海で発生した地震。実際の最大震度は4)。

2008年4月28日、全国初の緊急地震速報が発表されました。
2008年4月28日未明、沖縄県宮古島近海で発生した地震(実際の最大震度4)に対し、気象庁が日本で初めて全国向けの緊急地震速報を発表しました。 緊急地震速報は地震発生直後の初期微動P波を検知して震度情報を推定し、迅速に警報を発信する仕組みです。 この発表によりテレビ・ラジオ・携帯電話でアラートが流れ、防災意識の向上につながりました。 その後、システムは全国に整備され、現在では地震時に欠かせない情報源となっています。 日本の防災技術の進歩を象徴する歴史的な一歩です。
2008年 緊急地震速報 沖縄県 宮古島