04月28日の命日 - 科学者・研究者

1772年

ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセ

(1737 - 1772)

デンマーク王クリスチャン7世の侍医・事実上の摂政

デンマーク王の侍医として権勢を振るい、啓蒙的改革を推進した。 1737年生まれ、1772年没。

1737年に生まれ、医学を学んだ。クリスチャン7世の侍医として1770年代初頭に宮廷に仕えた。王の信頼を得て実質的に摂政の立場で国家運営に関与した。司法・財政・教育などで啓蒙思想を反映した改革を試みた。保守勢力の反発を招き、1772年に失脚し処刑された。

1772年ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセデンマーク王クリスチャン7世 1737年

安永3年3月18日

建部綾足

(1719 - 1774)

俳人、国学者、画家

俳人国学者画家

江戸時代中期の俳人・国学者・画家。 1719年生まれ、1774年没。

1719年に生まれ、俳句や国学研究、絵画制作に取り組んだ。蕉風の影響を受けた俳人として自然や日常を詠み上げた。国学者として古典研究に力を注ぎ、和歌や儀礼の解釈に貢献した。画家として和風画や風俗画を手掛け、多才ぶりを示した。安永3年（1774年）3月18日に没し、後世に幅広い業績を残した。

1774年安永 3月18日建部綾足俳人国学者画家 1719年

1858年

ヨハネス・ペーター・ミュラー

(1801 - 1858)

生理学者、解剖学者、医師

生理学者解剖学者医師

ドイツの生理学者・解剖学者・医師。近代生理学の基礎を築いた学者。

1801年にドイツで生まれ、生理学と解剖学の研究で名を馳せた。『比較生理学』などの著作で生物機能の統一的理解を提唱した。神経系や感覚器官の研究において重要な成果を挙げた。教授としてベルリン大学で教鞭をとり、多くの弟子を輩出した。 1858年に没し、近代生理学の基礎を築いた功績は高く評価されている。

1858年ヨハネス・ペーター・ミュラー 1801年

1896年

ハインリヒ・フォン・トライチュケ

(1834 - 1896)

歴史家

ドイツの歴史家。国家主義的歴史観で知られた学者。

1834年にドイツで生まれ、歴史家として活動した。ケーニヒスベルク大学教授として、政治史を中心に講義を行った。ドイツ統一を熱心に支持し、『ドイツ史概説』などの著作で広く読まれた。国家主義的な歴史観とともに、時に批判を呼ぶ論調も見られた。 1896年に没したが、その影響力はドイツ史学に大きな足跡を残した。

1896年ハインリヒ・フォン・トライチュケ歴史家 1834年

1903年

ウィラード・ギブズ

(1839 - 1903)

数学者、物理学者

数学者物理学者

アメリカの数学者・物理学者。熱力学理論の基礎を築いた先駆者。

1839年にアメリカで生まれ、数学と物理学の両分野で功績を残した。化学熱力学の基礎を築き、『化学熱力学の基礎』にはギブズ自由エネルギーの概念が示された。統計力学や相平衡の理論も発展させ、現代の物理化学に大きな影響を与えた。またベクトル解析の理論整備にも貢献し、数学者としての評価も高い。プリンストン大学で研究と教育に携わり、1903年にその生涯を閉じた。

ウィラード・ギブズ数学者物理学者 1839年

1932年

浅越金次郎

(1866 - 1932)

数学者、教育者

数学者教育者

日本の数学者・教育者。数学教育の普及と教科書作成に尽力した。

浅越金次郎は日本の数学者であり教育者です。学生時代から数学の研究に親しみ、数論や幾何学の分野で業績を残しました。教育者として中等・高等教育機関で教鞭を執り、多くの教科書を執筆しました。その教え方は分かりやすいと評され、数学教育の発展に大きく貢献しました。教師の研修や教育制度の改革にも関与し、後進の指導にも力を注ぎました。数学教育の基礎を築いた功績は今日でも高く評価されています。

1932年浅越金次郎教育者 1866年

1946年

ルイ・バシュリエ

(1870 - 1946)

数学者

フランスの数学者。確率論と金融数学の先駆者。

ルイ・バシュリエ（1870年–1946年）はフランスの数学者であり、確率論の理論的基礎を築いた。 1900年に発表した博士論文『投機の理論的研究』では、ブラウン運動の概念を株価モデルに応用し、金融工学の先駆けとなった。この業績は後にブラック＝ショールズ方程式など、オプション評価モデルの理論的土台として評価された。パリ大学で教鞭を執り、多くの学生を指導しつつ研究を続けた。著作には確率過程や統計学に関する論文があり、現代数学や経済学にも大きな影響を与えた。彼の研究は後世の金融市場分析ツールやリスク管理手法の発展に貢献している。

1946年ルイ・バシュリエ 1870年

1960年

アントン・パンネクーク

(1873 - 1960)

天文学者

オランダの天文学者・マルクス主義理論家。星雲や天体観測の研究でも知られる。

アントン・パンネクーク（1873年–1960年）はオランダの天文学者であり、社会主義理論家としても活動した。天文学では星雲の分類や天体写真測光に関する研究を行い、銀河系の構造解明に貢献した。一方、マルクス主義の立場から「評議会共産主義」を提唱し、労働者の自治による社会運動を主張した。第一次世界大戦後に各地で社会運動に参加し、その政治理論は後の新左翼運動にも影響を与えた。学術と政治の両面で精力的に活動し、幅広い分野において後進に大きな示唆を残した。その業績は天文学と社会思想双方の学際的な研究成果として評価されている。

1960年アントン・パンネクーク天文学者 1873年

1983年

バルト・ボーク

(1906 - 1983)

天文学者

オランダ生まれでアメリカで活躍した天文学者。Bok球と呼ばれる星間塵の暗黒領域を発見した先駆者。

1906年にオランダで生まれ、アムステルダム大学を卒業後、ハーバード大学天文台の助手となる。Bok球と呼ばれるコンパクトな星間塵の暗黒領域を研究し、1957年からはアリゾナ大学天文台長として多くの研究者を育成。宇宙の星形成過程解明に貢献した。1983年4月28日逝去。

1983年バルト・ボーク 1906年

1995年

吉田賢抗

(1900 - 1995)

漢文学者

日本の漢文学者。中国古典文学の研究と教育に生涯を捧げた学者。

吉田賢抗（1900年-1995年）は京都府出身の漢文学者です。東京大学で中国古典文学を学んだ後、漢詩や漢文の研究に専念しました。数多くの翻訳や注釈書を執筆し、日本における漢文学研究の基礎を築きました。京都大学をはじめ複数の大学で教授を務め、後進の育成にも力を注ぎました。その業績は国内外で評価され、戦後の学術界に大きな影響を残しました。

1995年吉田賢抗 1900年

1998年

浜田陽太郎

(1925 - 1998)

教育学者、第13代・14代立教大学総長

教育学者第13代・14代立教大学総長

日本の教育学者。立教大学総長として教育改革と国際交流を推進した。

浜田陽太郎（1925年-1998年）は東京都出身の教育学者です。立教大学で教育心理学を中心に研究を進め、多数の学術論文を発表しました。 1980年代から90年代にかけて第13代・第14代総長を務め、カリキュラム改革を実施しました。学生主体の学びを重視し、多様な学際プログラムや海外研修を導入しました。国内外の教育機関との連携強化にも努め、日本の高等教育の国際化に貢献しました。

浜田陽太郎立教大学 1925年

1999年

奥田東

(1905 - 1999)

農学者、第17代京都大学総長

農学者第17代京都大学総長

日本の農学者。京都大学総長として研究環境整備と産学連携を推進した。

奥田東（1905年-1999年）は愛知県出身の農学者です。東京帝国大学で農学を学び、植物生理学の研究に従事しました。 1960年代に京都大学の教授に就任し、その後第17代総長を務めました。総長として研究施設の整備や産学連携を強化し、大学の国際的地位向上に寄与しました。多くの留学生を受け入れ、日本の農学研究の国際化に貢献しました。

1999年奥田東京都大学総長 1905年