04月26日の命日 - 科学者・研究者

1815年

カールステン・ニーブール

(1733 - 1815)

数学者、地図学者、探検家

数学者地図学者探検家

デンマークアラビア探検隊の唯一の生還者として知られる数学者・探検家。

1733年にドイツのリューベックで生まれる。 1756年、デンマーク王フレゼリク5世の命でアラビア探検隊に参加。オスマン帝国からペルシャ、インドを巡る過酷な旅を成し遂げる。隊員の多くが病死する中、唯一帰還し詳細な地図と記録を持ち帰った。『デンマークアラビア探検記』は東洋学研究の基礎資料となった。 1815年に没し、その科学的成果は後世に大きな影響を与えた。

1815年カールステン・ニーブール 1733年

1835年

ヘンリー・ケーター

(1777 - 1835)

科学者

振り子の研究で知られるイギリスの物理学者。

1777年にイギリスで生まれる。振り子を用いた重力加速度測定の手法を確立し、ケーター振り子を開発。この装置は地球の形状や重力研究の精度向上に大きく貢献した。王立協会フェローとして多くの論文を発表し、学界で高い評価を受けた。 1835年4月26日に没し、その業績は現代物理学にも影響を与え続ける。

1835年ヘンリー・ケーター 1777年

1866年

ヘルマン・ゴルトシュミット

(1802 - 1866)

天文学者

ドイツ生まれでフランスを拠点に活動した天文学者。

1802年にドイツで生まれる。フランスに移住し、天文学の研究を進めた。 1840年代から小惑星探索を開始し、複数の小惑星を発見。天体観測だけでなく天体軌道計算にも貢献した。 1866年に没し、その業績は後世の天文学研究に影響を与えた。

1866年ヘルマン・ゴルトシュミット天文学者 1802年

1902年

ラザルス・フックス

(1833 - 1902)

数学者

ドイツの数学者。複素解析や微分方程式論で業績を残す。

1833年にドイツで生まれる。ベルリン大学で学び、数学教育者としても活躍した。フックス方程式やフックス群など、複素解析や微分方程式論に名を残す理論を発展させた。代数関数論や楕円関数論の研究にも貢献した。 1902年に没し、その業績は現在も数学界で参照されている。

1902年ラザルス・フックス 1833年

1920年

シュリニヴァーサ・ラマヌジャン

(1887 - 1920)

数学者

インド生まれの天才的数学者。独学で数論や無限級数の画期的発見を行った。

1887年にインド南部で生まれ、独自の手法で数論や無限級数の研究に打ち込んだ。 1914年にケンブリッジ大学に招かれ、G.H.ハーディと共同研究を行う。若くして数多くの定理や公式を発見し、ラマヌジャン関数や連分数などで知られる。 1920年に33歳で逝去したが、その直感に基づく数式は後世に大きな影響を与え続けている。現在でも“ラマヌジャンの魔術”とも称されるその業績は、数学界のロマンとされる。

1920年シュリニヴァーサ・ラマヌジャン数学者 1887年

1931年

ジョージ・ハーバード・ミード

(1863 - 1931)

社会学者

アメリカの哲学者・社会学者。行為論や対人関係の理論で象徴的相互作用主義を確立した。

1863年にマサチューセッツ州で生まれ、シカゴ大学で哲学と心理学を学ぶ。 “象徴的相互作用主義”を提唱し、自己や社会の生成過程を言語やコミュニケーションから解明。代表作『心と自己と社会』はミードの理論を体系化し、社会学や心理学への影響力は現在も絶大。教育者としても優れ、多くの学生に思想を伝えた。 1931年に逝去した後も、現代社会学の基礎理論として研究され続けている。

1931年ジョージ・ハーバード・ミード社会学者 1863年

1940年

カール・ボッシュ

(1874 - 1940)

化学者

ドイツの化学者・技術者。ハーバー・ボッシュ法を開発し、ノーベル化学賞を受賞した。

1874年にドイツで生まれ、窒素固定法の工業化に成功して化学肥料生産を変革。フリッツ・ハーバーと共同でハーバー・ボッシュ法を確立し、1931年にノーベル化学賞を受賞。 IGファルベン社の重役として化学工業の発展に寄与。高圧化学技術の先駆者として、現代の化学工学に多大な影響を与えた。 1940年に逝去するまで、産業化学の重要人物として知られた。

1940年カール・ボッシュ化学者 1874年

1951年

アーノルト・ゾンマーフェルト

(1868 - 1951)

物理学者

ドイツの理論物理学者。原子構造と量子論の発展に貢献した巨匠。

1868年にドイツで生まれ、ゲッチンゲン大学で数学と物理学を学ぶ。電子軌道や微細構造定数に関する研究で知られ、ソマーラーフ定数やソマーフェルトのモデルを提案。多くのノーベル賞受賞者を弟子に持ち、『理論物理学の名門教授』と称された。量子力学への移行期に理論的基盤を築き、現代物理学の礎を作った。 1951年に逝去し、その業績は今なお物理学教育で語り継がれている。

アーノルト・ゾンマーフェルト物理学者 1868年

1991年

真鍋大覚

(1923 - 1991)

航空工学者、暦法家

航空工学者暦法家

日本の航空工学者・暦法研究家。航空機技術と暦研究の両分野で活動した。

真鍋大覚 1923年

1997年

ハワード・シモンズ・ジュニア

(1929 - 1997)

化学者

アメリカの化学者。1929年生まれ。

ハワード・シモンズ・ジュニア 1929年

2005年

新保幸太郎

(1906 - 2005)

医学者、元札幌医科大学学長

医学者元札幌医科大学学長

日本の医学者。札幌医科大学学長を務めた。1906年生まれ。

新保幸太郎札幌医科大学 1906年

2005年

勝田有恒

(1931 - 2005)

法制史学者、一橋大学名誉教授

法制史学者一橋大学名誉教授

日本の法制史学者で、ヨーロッパ法制史の研究を専門とし、一橋大学で長年教鞭を執った。

1931年に生まれた勝田有恒は、東京大学法学部を卒業後、一橋大学法学部教授として教鞭を取りました。専門はヨーロッパ近世の法制史で、多数の論文や著書を通じて中世から近代までの法制度の変遷を解明。学際的視点を重視し、歴史学や社会学とも連携した研究を展開しました。学生指導にも熱心で、多くの研究者を育成。退官後も日本学術会議委員として学術振興に寄与し、2005年4月26日に逝去しました。

勝田有恒一橋大学 1931年