04月26日の誕生日 - 作家・文学者

1564年

ウィリアム・シェイクスピア

(1564 - 1616)

劇作家、詩人

劇作家詩人

英国の劇作家・詩人。人間の本質を描く名作を数多く残した。

1564年、ストラトフォード＝アポン＝エイヴォンに生まれる。『ハムレット』『ロミオとジュリエット』『マクベス』など多数の戯曲を執筆。人間ドラマを深く掘り下げ、異なるジャンルで作品を展開。約154篇のソネットや詩も残し、英語表現に大きな影響を与えた。 1616年に没し、文学史に不朽の名声を刻む。

1564年ウィリアム・シェイクスピア劇作家詩人 1616年

1885年

飯田蛇笏

(1885 - 1962)

俳人

日本の俳人。自然や日常を詠んだ素朴な作風で広く親しまれました。

飯田蛇笏は1885年に東京で生まれ、幼名を飯田貞新といいます。『ホトトギス』派の俳人として活躍し、自然や四季折々の風物を繊細な感性で詠むことで知られました。斎藤茂吉らと親交を結び、伝統と革新を融合した作品を多数発表。1962年に逝去するまで、約2000句を詠み残し、日本俳句界に大きな足跡を残しました。現代俳句の基盤を築いた一人として高く評価されています。

1885年飯田蛇笏俳人 1962年

1898年

ビセンテ・アレイクサンドレ

(1898 - 1984)

詩人

スペイン・アンダルシア地方出身の詩人。人間の内面を深く探求した詩作で知られ、1977年にノーベル文学賞を受賞した。

1898年にスペイン・セビリアで生まれる。 1920年代から詩作を開始し、「1927年世代」の詩人として活躍。人間の内面や愛、孤独をテーマにした象徴主義的な詩風を確立。代表作に『夜の朝顔』『幽明』など。 1977年にスペイン人として初のノーベル文学賞を受賞。晩年まで創作を続け、1984年に没した。

ビセンテ・アレイクサンドレ詩人 1984年

1903年

ニーヴン・ブッシュ

(1903 - 1991)

小説家、映画脚本家

小説家映画脚本家

アメリカの小説家・脚本家。ハリウッド黄金期にリアリズムを基調とした人間ドラマを描いた。

1903年にカリフォルニアで生まれる。小説家として『デュエル・イン・ザ・サン』などの作品を発表し、人気を博す。脚本家としても多数の映画に携わり、情感豊かな人間描写を得意とした。ハリウッドの第一線で活躍し、戦後アメリカ文学と映画界に影響を与えた。 1991年に没するまで創作を続けた。

1903年ニーヴン・ブッシュ 1991年

1907年

山本健吉

(1907 - 1988)

文芸評論家

日本の文芸評論家・翻訳家。フランス文学研究の第一人者として知られる。

1907年に新潟県で生まれる。フランス文学を中心に文芸批評を展開し、多くの評論集を刊行。ボードレールやプーシキンの翻訳でも著名で、日本における翻訳文学の発展に寄与した。早稲田大学教授として後進の指導にもあたった。 1988年に逝去するまで文芸界の発展に尽力した。

1907年山本健吉文芸評論家 1988年

1912年

A・E・ヴァン・ヴォークト

(1912 - 2000)

SF作家

カナダ生まれのSF作家。黄金時代SFを代表する一人。

1912年カナダ生まれ。 1939年に『スラン』を発表し、一躍人気作家に。『ノル＝Aの世界』など、論理的で奇想天外な世界観を描いた。多くの短編と長編を執筆し、パルプマガジンの黄金時代を支えた。同時代のSF作家たちに影響を与え、ジャンルの発展に寄与。 2000年に没し、そのストーリーテリングは現在も愛読されている。

1912年 A・E・ヴァン・ヴォークト SF作家 2000年

1914年

バーナード・マラマッド

(1914 - 1986)

小説家

アメリカの小説家。ユダヤ系アメリカ文学を代表する作家。

1914年にニューヨークで生まれる。 1950年代から短編と長編を発表し、その深い人間洞察で高評価。代表作『ザ・フィクサー』でピューリッツァー賞を受賞。『ナチュラル』など映画化もされた作品を数多く生む。道徳と救済をテーマにした作風は多くの読者に影響を与えた。 1986年に逝去し、その文学は今も読み継がれている。

1914年バーナード・マラマッド小説家 1986年

1916年

瀬田貞二

(1916 - 1979)

児童文学作家、評論家、翻訳家

児童文学作家評論家翻訳家

日本の児童文学研究の第一人者。多くの名作を翻訳・紹介した。

1916年、東京に生まれる。東京大学文学部在学中から児童文学に関心を持ち、研究と執筆を開始。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』など、数多くの海外児童文学を日本語に翻訳。評論家として子どもの視点を重視した新しい文学観を提唱。また、『日本児童文学大系』の編纂に携わり、日本の児童文学史を体系化。 1979年に逝去し、その功績は今も教育現場で生かされている。

1916年瀬田貞二児童文学作家翻訳家 1979年

1925年

胡桃沢耕史

(1925 - 1994)

小説家

日本の小説家。人間の内面を丁寧に描写した作品で知られる。

1925年に生まれ、戦後日本文学の一翼を担った。日常の何気ない瞬間から深い人間ドラマを掘り下げる作風が特徴。代表作は人間関係の機微を抒情的に描いた短編を中心とする。文壇でも高い評価を受け、文学賞の候補となることもあった。 1994年に逝去したが、その作品は今も読み継がれている。

1925年胡桃沢耕史 1994年

1930年

加藤秀俊

(1930 - 2023)

評論家

日本の評論家。社会や文化、文学分野を中心に鋭い批評を行った。

加藤秀俊は戦後日本の評論家として活躍し、新聞・雑誌への寄稿を通じて社会や文化についての洞察を発表した。文芸評論や社会評論を幅広く手がけ、その鋭い視点と分かりやすい表現で読者に支持された。著書やエッセイ集も複数刊行し、評論界において存在感を示した。後進の育成にも関わり、多くの評論家を輩出するきっかけを作った。 2023年に惜しまれつつ逝去した。

1930年加藤秀俊 2023年

1937年

高橋伸樹

(1937 - 2010)

漫画家、絵本作家、民話研究者

漫画家絵本作家民話研究者

日本の漫画家・絵本作家。民話研究者としても活躍した。

高橋伸樹は日本の漫画家、絵本作家として幅広い作品を手掛けた。民話研究にも取り組み、日本各地の伝承を絵本や漫画で紹介した。子ども向けの温かみある画風とストーリーテリングが特徴。多くの読者に親しまれ、作品は教育現場でも活用された。 2010年に逝去するまで創作活動を続けた。

高橋伸樹 2010年

1949年

佐川一政

(1949 - 2022)

エッセイスト、カニバリスト

エッセイストカニバリスト

エッセイストとして作品を発表する一方、1987年の事件で逮捕され、その体験を随筆に記した特異な作家。

1949年4月26日生まれ。大学在学中からエッセイや紀行文を執筆し、独自の視点で日常を切り取る文才を見せた。しかし1987年に恋人を殺害し遺体の一部を食した事件で逮捕・起訴される。獄中での生活や事件の動機をつづった自伝的随筆が物議を醸し、賛否両論を巻き起こした。 2007年に保釈後も執筆活動を続け、社会の暗部に切り込む作風で注目された。 2022年に死去し、その波乱に満ちた生涯は今なお議論を呼んでいる。

佐川一政エッセイストカニバリスト 2022年