04月26日の誕生日 - 科学者・研究者

1774年

レオポルト・フォン・ブーフ

(1774 - 1853)

地質学者、古生物学者

地質学者古生物学者

ドイツの地質学者・古生物学者。地層学の発展に寄与し、火山研究でも知られる。

1774年、ベルリン近郊に生まれる。地層の分類や火山活動の研究を行い、古生物学にも貢献。 1812年のアイスランド探検で火山観測を実施。ヨーロッパ各地の地質調査を指導し、『地質図』を作成。 1853年に没し、地質学の父の一人と称される。

1774年レオポルト・フォン・ブーフ地質学者古生物学者 1853年

1785年

ジョン・ジェームズ・オーデュボン

(1785 - 1851)

画家

アメリカの画家・博物学者。『The Birds of America』で知られる。

1785年に当時のサン＝ドマング（現ハイチ）で生まれる。幼少期にアメリカへ移住し、自然観察と写生を始める。多彩な鳥類を精緻に描いた大型図譜『The Birds of America』は世界的な傑作とされる。自身で鳥の観察と標本採集を行い、その記録は学術的にも高い評価を受けた。出版事業を展開しながら資金難を乗り越え、フィラデルフィアで研究・制作を続けた。 1851年に亡くなった後も、その業績は現代の自然保護運動にも影響を与え続けている。

1785年ジョン・ジェームズ・オーデュボン画家 1851年

1829年

テオドール・ビルロート

(1829 - 1894)

初めて胃癌切除手術に成功した医師

オーストリア出身の外科医。初の胃癌切除手術に成功。

1829年に当時のオーストリア帝国内で生まれる。ウィーン大学で医学を学び、外科手術技術を研鑽した。 1881年に世界初の胃癌切除手術を成功させ、癌治療に革新をもたらす。手術解剖学と外科教育の発展に寄与し、多くの門下を育成。『ビルロートの三原則』は現代外科の基礎理論とされる。 1894年にウィーンで生涯を閉じ、その業績は現在の胃癌治療にも影響を与えている。

1829年テオドール・ビルロート胃癌医師 1894年

元治元年3月21日

三浦謹之助

(1864 - 1950)

医学者、東京帝国大学名誉教授

医学者東京帝国大学名誉教授

日本の医学者、東京帝国大学名誉教授。

1864年に生まれ、医学を志す。東京帝国大学医学部で教育と研究に従事した。外科・内科の領域で先駆的な研究成果を挙げる。多数の学術論文を発表し、医学教育の発展に貢献。後進の育成に力を注ぎ、大学運営にも携わった。 1950年に没し、その功績は日本の医学界に受け継がれている。

1864年元治 3月21日三浦謹之助医学者東京帝国大学 1950年

1879年

オーエン・リチャードソン

(1879 - 1959)

物理学者

イギリスの物理学者。熱電子放出の理論で1928年にノーベル物理学賞を受賞しました。

オーエン・リチャードソンは1879年にウルヴァーハンプトンで生まれました。ケンブリッジ大学で物理学を学び、熱電子放出の現象を理論化。彼の解析は『リチャードソン則』として知られ、真空管や電子工学の発展に大きく貢献しました。1928年にノーベル物理学賞を受賞し、その功績は現代の半導体技術の基礎ともなりました。研究者としてだけでなく教育者としても後進を育成し、1959年にその生涯を閉じました。

1879年オーエン・リチャードソン物理学者 1959年

1885年

成瀬清（無極）

(1885 - 1958)

ドイツ文学者、評論家

ドイツ文学者評論家

ドイツ文学研究の先駆者で、批評と翻訳を通じて西洋文学の紹介に貢献しました。

成瀬清（無極）は1885年に東京で生まれ、のちにドイツへ留学して文献学と文学研究を深めました。帰国後は東京帝国大学で教授を務め、ゲーテやシラーを中心にしたドイツ古典文学の講義と研究を展開。翻訳書や評論を通じて日本における西洋文学受容の道を開きました。学生の教育にも力を注ぎ、多くの文学研究者を育成。1958年に没するまで、日本の比較文学・異文化研究に大きな影響を残しました。

成瀬清ドイツ文学者評論家 1958年

1900年

チャールズ・リヒター

(1900 - 1985)

地震学者

アメリカの地震学者。リヒター・スケールを考案し、地震学の基礎を築いた。

1900年にカリフォルニア州で生まれる。カリフォルニア工科大学で物理学を学び、地震学の研究を開始。 1935年にベノ・グーテンベルクと共に地震の規模を測定するリヒター・スケールを発表。地震計の改良や震源解析に貢献し、地震防災研究を推進。 1985年に没するまで地震観測と学術活動に尽力した。

チャールズ・リヒター地震学者 1985年

1902年

エリザベート・ハインペル

(1902 - 1972)

教育学者

1902年エリザベート・ハインペル教育学者 1972年

1922年

佐伯彰一

(1922 - 2016)

アメリカ文学者、文芸評論家

アメリカ文学者文芸評論家

日本のアメリカ文学研究者・文芸評論家。日米文学交流に貢献した。

1922年に生まれ、アメリカ文学を専門に研究を行った。翻訳や評論を通じて日本の読者に海外文学の魅力を紹介。大学で後進の指導にも尽力し、多くの研究者を育成した。評論家としても活躍し、文芸誌などで精緻な分析を発表。 2016年にその生涯を閉じ、研究業績は今も評価され続けている。

1922年佐伯彰一アメリカ文学者 2016年

1929年

鈴木道彦

(1929 - 2024)

フランス文学者、獨協大学名誉教授

フランス文学者獨協大学名誉教授

フランス文学の研究者。獨協大学名誉教授として教育に尽力した。

1929年に生まれ、フランス文学を専門に研究を開始。パリ留学経験を生かして原典研究を深め、多数の学術論文を発表。国内外の学会で講演を行い、日仏文学交流に貢献。教育者として長年にわたり後進を指導し、文学研究者を多数輩出。 2024年に逝去したが、その功績は学界に広く記憶されている。

1929年鈴木道彦獨協大学 2024年

1929年

吉井清一郎

(1929 - 2012)

経済学者、北海学園大学名誉教授

経済学者北海学園大学名誉教授

経済学者。北海学園大学名誉教授として研究と教育に貢献した。

1929年に生まれ、マーケット経済や地域経済の分析を専門とした。地域振興策や産業政策に関する研究で知られ、行政とも連携し成果を社会に還元。学生教育にも力を注ぎ、多くの経済学研究者やビジネスパーソンを育成。学会活動にも積極的に参加し、学術論文や著作を多数発表。 2012年に逝去したが、その研究と指導は今も多くの分野で活かされている。

吉井清一郎北海学園大学 2012年

1932年

マイケル・スミス

(1932 - 2000)

生化学者

カナダの生化学者。形質転換技術の開発でノーベル化学賞を受賞。

マイケル・スミス（1932-2000）は、イギリス生まれでカナダに移住した生化学者。 DNAの相同組換えを利用した部位特異的変異導入法（サイトディレクテッド・ミューテーシス）を開発し、 1993年にノーベル化学賞を受賞した。この技術はタンパク質工学や医薬品開発に革新をもたらし、バイオテクノロジー分野の基盤となった。世界中の研究者に影響を与え、生涯を通じて教育・研究を続けた。 2000年に67歳で逝去。その業績は現在も生命科学研究に活用されている。

マイケル・スミス生化学者 2000年