04月25日

出来事 - 科学・技術

1953年

この日発行の『ネイチャー』誌にフランシス・クリックとジェームズ・ワトソンのDNAの二重らせん構造を発表する論文が掲載。

『ネイチャー』誌にDNAの二重らせん構造を示す論文が掲載され、生物学革命の幕が開いた。

1953年4月25日付けの『ネイチャー』誌に、フランシス・クリックとジェームズ・ワトソンがDNAの二重らせん構造を提案する論文を掲載した。この発見はロザリンド・フランクリンによるX線回折写真の解析に大きく依拠しており、分子生物学の基盤を築いた。 DNAの構造解明は遺伝情報の複製や転写の仕組み理解を可能にし、遺伝子工学やバイオテクノロジーの発展を促した。彼らは1962年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、以降の生命科学研究に計り知れない影響を与えた。

1953年ネイチャーフランシス・クリックジェームズ・ワトソン DNA

2007年

日本の小惑星探査機「はやぶさ」が、小惑星「イトカワ」から地球への帰還のための本格巡航運転を開始。

探査機「はやぶさ」がイトカワから地球帰還に向けた巡航運転を開始しました。

2007年4月25日、日本の小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星イトカワでのサンプル採取を終え、地球への帰還に向けた本格巡航運転を開始しました。はやぶさはイオンエンジンを用いた長距離航行を実現し、世界初の小惑星サンプルリターンを目指す革新的ミッションです。帰還船切り離しや大気圏再突入、サンプル回収の成功は、宇宙探査技術の大きな前進と評価されました。プロジェクトにはJAXA、大学、民間企業が連携し、日本の宇宙開発の新たな可能性を示しました。イトカワ表面物質の分析により、太陽系形成過程の解明に貢献した科学的成果も注目を浴びました。

2007年はやぶさイトカワ