04月24日の命日 - 芸術家・音楽家

1803年

アデライド・ラビーユ＝ギアール

(1749 - 1803)

画家

18世紀フランスで活躍した女性画家。肖像画を得意とした。

1749年にパリで生まれたアデライド・ラビーユ＝ギアールは、女性として初めてフランス王立絵画彫刻アカデミー（Académie royale de peinture et de sculpture）の会員に選出されました。肖像画や歴史画を中心に制作し、ロココから新古典主義への過渡期を代表する作家とされています。作品には繊細な筆致と優雅な表現が特徴で、当時の上流社会から高く評価を受けました。フランス革命期には制作活動が制限されたものの、教育者としても後進の育成に努めました。1803年に没し、その功績は女性画家の先駆けとして称えられています。

1803年アデライド・ラビーユ＝ギアール画家 1749年

1824年

オーギュスト＝マリー・トーネー

(1768 - 1824)

彫刻家

18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍したフランスの彫刻家。

1768年に生まれたオーギュスト＝マリー・トーネーは、新古典主義の影響を受けた彫刻家です。人物像や神話を題材としたレリーフ、ブロンズ像などを手がけ、優美で緻密な造形表現を追求しました。パリや主要都市の公共施設における記念碑制作に携わり、当時の美術界で注目を浴びました。1824年に没するまで精力的に作品を制作し、その後の彫刻家に影響を与えました。史料に乏しいため詳細は不明な点も多いものの、その作風は高く評価されています。

1824年オーギュスト＝マリー・トーネー 1768年

1846年

ジローラモ・クレシェンティーニ

(1762 - 1846)

ソプラノ・カストラート歌手、音楽教師

ソプラノ・カストラート歌手音楽教師

18世紀イタリアのソプラノ・カストラート歌手。演奏と教育で活躍。

1762年にイタリアで生まれたジローラモ・クレシェンティーニは、カストラート歌手としてヨーロッパ各地で活躍しました。豊かな高音と表現力豊かな歌唱で宮廷やオペラ劇場を魅了し、当代随一の声楽家と称されました。現役引退後は音楽教師として若手歌手の指導にあたり、声楽教育の発展に貢献しました。1846年に没するまで、歌手および教育者として長年にわたり音楽界に影響を与えました。その足跡は当時のオペラ史研究において重要視されています。

1846年ジローラモ・クレシェンティーニカストラート 1762年

1874年

オクターヴ・タサエール

(1800 - 1874)

画家、版画家

画家版画家

19世紀フランスの画家・版画家。

1800年にパリで生まれたオクターヴ・タサエールは、絵画と版画の両分野で制作活動を行いました。風景画や肖像画を中心に作品を発表し、その繊細な筆致と独自の色彩感覚が評価されました。リトグラフや銅版画を手がけた版画家としても知られ、多くのシリーズ作品を制作しました。後年は故郷で画塾を開き、弟子の育成にも尽力しました。1874年に没し、その活動は19世紀フランス美術界の多様性を示す一例とされています。

1874年オクターヴ・タサエール 1800年

1901年

リチャード・ブラントン

(1841 - 1901)

建築家

イギリス出身の建築家。 19世紀後半にヴィクトリア朝建築に携わった。

リチャード・ブラントンは1841年に生まれ、1901年に没したイギリスの建築家である。主にヴィクトリア朝時代の公共建築や邸宅設計に携わり、装飾性豊かな意匠を特徴とした。レンガと石灰岩を用いた外装デザインで知られ、細部にわたる装飾を得意とした。都市の都市美化プロジェクトにも参加し、都市計画の初期段階から設計に関与した。その作品は英国各地に現存し、当時の建築美学を今に伝えている。 19世紀建築史における重要人物の一人とされる。

1901年リチャード・ブラントン建築家 1841年

1919年

カミーユ・エルランジェ

(1863 - 1919)

オペラ作曲家

フランスのオペラ作曲家。後期ロマン派の作風で知られる。

カミーユ・エルランジェは1863年にフランスで生まれ、1919年に没した作曲家である。パリ音楽院で学び、多くのオペラ作品を手がけた。初期作品『Le Juif polonais』で注目を集め、その後もドラマティックな作風を追求した。代表作には『Le Juif polonais』や『L’Aube rouge』などがある。オーケストレーションの巧みさと豊かな旋律が高く評価された。当時のオペラ界に新たな風を吹き込み、多くの後進に影響を与えた。

1919年カミーユ・エルランジェ 1863年

1940年

ファンニ・ブラーテ

(1861 - 1940)

画家

スウェーデンの画家。家族や子どもの日常風景を描いた作品で知られる。

ファンニ・ブラーテは1861年にスウェーデンで生まれ、1940年に没した画家である。ロイヤル・スウェーデン・アカデミー・オブ・アーツで学び、精緻な構図を得意とした。家族や子ども、女性の日常を温かみのあるタッチで描いた。ローカルな風景画や肖像画も手がけ、多彩な作品を残した。複数の展覧会で受賞し、スウェーデン国内外で高く評価された。その作風は北欧絵画の伝統を受け継ぎながら、個性的な表現を特徴とする。

1940年ファンニ・ブラーテ画家 1861年

1966年

小穴隆一

(1894 - 1966)

画家

日本の画家。風景画を中心に独自の作風を確立。

1894年に東京で生まれる。洋画を学び、ヨーロッパ留学で得た技法を作品に取り入れた。特に風景画を得意とし、柔らかな色彩と光の表現が特徴。国内外で個展を開催し、多くの画壇関係者から高い評価を受けた。 1966年に没するまで制作を続け、日本の洋画界に影響を与えた。

小穴隆一画家 1894年

1967年

イダ・プレスティ

(1924 - 1967)

ギタリスト、作曲家

ギタリスト作曲家

フランスの女性クラシック・ギタリスト、作曲家。デュオ演奏で高い評価を受けた。

1924年パリ生まれ。幼い頃から音楽に親しみ、独学でギターを習得。20代で数々の演奏会に出演し、アレクサンドル・ラゴヤとギター・デュオを結成。デュオは世界各地で公演を行い、クラシックギター界に革新をもたらした。作曲家としても活動し、多くのオリジナル作品を発表。1967年、若くしてこの世を去ったが、その演奏と作品は後世にも影響を与え続けている。

1967年イダ・プレスティ 1924年

1970年

オーティス・スパンブルース・ピアニスト（* 1924年または1930年）

アメリカのブルース・ピアニスト。マディ・ウォーターズのバンドで活躍した。

生年には諸説（1924年または1930年）があるが、20世紀中頃のシカゴ・ブルースシーンで重要な役割を果たした。マディ・ウォーターズ・バンドのレギュラーメンバーとして多数のレコーディングに参加。ソロアルバムも発表し、その繊細かつ力強いピアノ演奏で高い評価を得た。1970年4月24日、ブルース界に惜しまれつつ生涯を閉じた。

1970年オーティス・スパンブルースピアニスト 1924年 1930年

1973年

巽聖歌

(1905 - 1973)

童謡作家

日本の童謡作家。子ども向けの歌詞を多く手がけた。

1905年生まれ。童謡の作詞・作曲を専門とし、学校教育やラジオ番組向けの作品を多数制作。明るく親しみやすいメロディと詩で子どもたちに愛され、出版された歌集は長く歌い継がれた。1973年にその生涯を終えたが、作品は今も児童音楽の定番となっている。

1973年巽聖歌童謡作家 1905年

1979年

小畑実

(1923 - 1979)

歌手

日本の歌手。昭和期にヒット曲を多数リリースした。

1923年生まれ。戦後の日本の音楽シーンで活躍し、ポップスや演歌など幅広いジャンルの楽曲を歌い上げた。レコードやラジオ番組を通じて人気を集め、多くのヒット曲を残した。1979年にこの世を去ったが、その歌声は今も多くのファンに愛されている。

1979年小畑実歌手 1923年