元禄10年3月4日

賀茂真淵

(1697 - 1769)

国学者、歌人

国学者 歌人
江戸時代前期の国学者・歌人。古典復興と国学の先駆者として知られる。
1697年、京都に生まれる。 『万葉集』研究を通じて日本古典の価値を再評価。 私塾を開き、本居宣長ら優れた門人を育成。 和歌を詠み、自身も歌人として活躍。 1769年に没し、国学の基礎を築き後世に大きな影響を与えた。
1697年 元禄 3月4日 賀茂真淵 国学者 歌人 1769年
1774年

ジャン・イタール

(1774 - 1838)

医師、聾唖教育者

医師 聾唖教育者
18〜19世紀フランスの医師・聾唖教育の先駆者。聴覚障害者教育の基礎を築いた。
1774年、フランスに生まれる。 医師として医学を学び、聾唖教育の研究に取り組む。 1791年に聾唖児のための教育法を確立し専用学校を設立。 野生児ヴィクトルの教育にも携わり、教育学上の功績を残す。 1838年に没し、現代の聴覚障害教育に大きな影響を与えた。
1774年 ジャン・イタール 医師 聾唖 教育者 1838年
1798年

宇田川榕菴

(1798 - 1846)

蘭学者、医師、科学者

蘭学者 医師 科学者
江戸時代後期の蘭学者・医師。西洋化学の研究と普及に尽力した。
宇田川榕菴は江戸時代後期の蘭学者・医師。 江戸・大坂で西洋医学と化学を学び、ラボアジエの化学理論を日本に紹介した。 大坂に適塾を開き、多くの人材を育成した。 化学実験書『舎密開宗』を執筆し、国内の科学教育に大きく貢献した。 福沢諭吉ら後進の教育者に影響を与え、日本近代化の基礎づくりに寄与した。
1798年 宇田川榕菴 蘭学者 医師 科学者 1846年
1817年

ジャン・マリニャック

(1817 - 1894)

化学者

化学者
19世紀のスイスの化学者。原子量の精密測定で功績を残した。
ジャン・マリニャック(Jean Marignac)はスイスの化学者。 19世紀に活躍し、元素の原子量(原子質量)の正確な測定で知られる。 特にアルカリ土類金属や希土類元素に関する研究に取り組んだ。 精密分析と実験技術の向上に貢献し、化学分析学の発展に寄与した。 その業績は後の化学者による元素周期表の確立にも影響を及ぼした。
1817年 ジャン・マリニャック 化学者 1894年
1880年

ギデオン・サンドバック

(1880 - 1954)

電気技師、発明家

電気技師 発明家
スウェーデン生まれの電気技師・発明家。ジッパーの原型を開発し、現代のファスナー技術に大きな影響を与えた人物。
1880年にスウェーデンで生まれ、1900年代初頭にアメリカに移住して電気技師としてのキャリアを開始しました。 1913年にジッパーの改良版を開発し、『B字型機械ネジ型ファスナー』として特許を取得。これが現代のジッパーの基礎となりました。 彼の発明は衣料品や軍用品など多岐にわたる分野で採用され、標準的なファスナー技術を確立。 Universal Fastener社に勤務しながら研究を続け、1937年には『ジッパー』という名称を商標登録しました。 1954年にアメリカで没し、後にナショナル・インヴェンターズ・ホール・オブ・フェームに殿堂入りするなど発明家として高く評価されています。
1880年 ギデオン・サンドバック 電気 技師 発明家 1954年
1897年

ベンジャミン・ウォーフ

(1897 - 1941)

言語学者

言語学者
アメリカの言語学者。サピア=ウォーフ仮説で知られ、言語と認知の関係を探求した。
1897年にマサチューセッツ州で生まれ、化学技師として働く傍ら言語学に関心を抱きました。 エドワード・サピアに師事し、文化と言語の相互関係を研究。 彼の提唱した言語決定論や言語相対性原理は『サピア=ウォーフ仮説』として知られ、認知科学にも影響を与えました。 1941年に心臓麻痺で急逝しましたが、現代の言語学や心理学に大きな足跡を残しています。
1897年 ベンジャミン・ウォーフ 言語学者 1941年
1899年

オスカー・ザリスキ

(1899 - 1986)

数学者

数学者
ロシア生まれのアメリカの数学者。代数幾何学の基礎を築いた研究者。
1899年にロシアのロストフで生まれ、モスクワ大学やチューリッヒ大学で学問を修めました。 1930年代にアメリカへ移住し、ハーバード大学教授として代数幾何学の研究を展開。 『ザリスキ位相』の概念を導入し、代数多様体の理論を大きく発展させました。 数学の厳密さと幾何学的視点を融合したアプローチは後の研究にも影響を与えました。 1986年に没し、20世紀の代数幾何学を代表する学者として知られています。
1899年 オスカー・ザリスキ 数学者 1986年
1905年

小葉田淳

(1905 - 2001)

歴史学者

歴史学者
日本の歴史学者。
1905年 小葉田淳 歴史学者 2001年
1919年

ヴォルフガング・パノフスキー

(1919 - 2007)

物理学者

物理学者
ドイツ生まれの物理学者。
ヴォルフガング・パノフスキー(1919-2007)はドイツ生まれの物理学者で、アメリカ国籍を取得し加速器物理学の先駆者として知られます。スタンフォード線形加速器センター(SLAC)の初代所長を務め、粒子加速器の開発と実験物理学の発展に大きく貢献しました。量子電磁気学や高エネルギー物理の分野で指導的立場を占め、多くの研究者を育成しました。
1919年 ヴォルフガング・パノフスキー 物理学者 2007年
1933年

辛島昇

(1933 - 2015)

歴史学者

歴史学者
日本の歴史学者。日本史研究に生涯を捧げた。
1933年4月24日生まれ。大学卒業後に歴史学の研究と教育に携わった。日本の中世史を専門とし、多くの論文と著書を執筆して歴史学界に貢献した。学生や後進の指導にも力を注ぎ、晩年まで精力的に活動を続けた。2015年に逝去。
辛島昇 2015年
1942年

リチャード・N・ルボウ

国際政治学者

国際政治学者
国際政治学者。国家間の紛争と協力のメカニズムを心理学的視点から研究した。
1942年生まれ。キングス・カレッジ・ロンドンで学び、シカゴ大学で博士号を取得。 イェール大学やダートマス大学などで教鞭を執り、国際関係論に心理学的手法を導入。 主著『Between Peace and War』などで平和構築と紛争分析に重要な視点を提供。 リアリズム理論の発展に寄与し、国家行動の動機分析を専門とする。 学会発表や論文も多数あり、学術界で高い評価を得ている。
1942年 リチャード・N・ルボウ 国際政治学者
1947年

ロジャー・コーンバーグ

生化学者

生化学者
アメリカの生化学者。核内転写の構造解析でノーベル化学賞を受賞。
1947年4月24日生まれのアメリカの生化学者。核酸ポリメラーゼII複合体の3次元構造を解明し、真核生物の遺伝子発現メカニズムに大きな貢献を果たした。2006年にノーベル化学賞を受賞し、その革新的な研究は分子生物学の理解を進めた。スタンフォード大学医学部で教授を務め、多くの研究者を育成した。研究成果はRNAポリメラーゼの構造生物学の分野で標準的な指針となっている。
ロジャー・コーンバーグ 生化学者