1967年

ソビエト連邦の有人宇宙船「ソユーズ1号」が打ち上げ。打上げ直後に機体に異常が発生し、翌日大気圏再突入が行われるが、パラシュートが開かず地面に激突。搭乗者のウラジーミル・コマロフが亡くなった。

1967年4月23日、ソビエト連邦が有人宇宙船ソユーズ1号を打ち上げましたが、帰還時にパラシュートが展開せず、搭乗者ウラジーミル・コマロフが死亡しました。
ソユーズ1号はソ連初の多人搭乗を目指した有人宇宙船計画の一環として打ち上げられました。 搭乗員にはベテラン宇宙飛行士のウラジーミル・コマロフが選ばれ、4月23日に打ち上げられました。 しかし機体構造の不具合により、ミッション中に通信障害や回路トラブルが発生しました。 翌日の大気圏再突入時、主パラシュートが展開せず、コマロフは着地時の衝撃で命を落としました。 この事故は人類初の宇宙飛行士犠牲例となり、以後の宇宙船設計や安全管理の見直しが図られました。
1967年 ソビエト連邦 ソユーズ1号 ウラジーミル・コマロフ
2009年

地球で10秒間のガンマ線バーストを観測。

2009年4月23日、地上や宇宙望遠鏡で約10秒にわたるガンマ線バーストを観測した日です。
2009年4月23日、NASAのSwift衛星などが約10秒続くガンマ線バースト(GRB)を観測しました。GRBは宇宙で最もエネルギーの高い爆発現象とされ、超新星爆発や中性子星合体が起源と考えられます。この観測は高エネルギー天文学の研究に貢献し、観測データはGRBの発生メカニズム解明に役立ちました。当時のデータ解析により、光学望遠鏡による追観測や赤方偏移測定が進められました。
2009年 ガンマ線バースト